こちらの記事によると、与党税制調査会は排気量に応じて課税している自動車税の新たな基準づくりについて議論する中で、走行距離に応じた課税を検討しているそうです。ちょっと考えられない話ですね。
最近はダウンサイジングターボなどが主流を占めているので、機械的な排気量の区分なども意味を成さなくなっている状態なのに、それを考えずに走行距離等という基準にもならない観点から課税しようという意図が完全に不明です。
元々私は「排気量にするよりは発生トルクや二酸化炭素排出量に応じて自動車税を設定すべき」と思っていましたが、この考え方だと地方で長距離通勤している軽自動車を使っている人の方が、豪邸でフェラーリやロールスロイスを寝かせている人より自動車税を高く取られる可能性さえあります。
普段から過走行なので主張する訳でもありませんが、長距離走行だと保険料も高いですし、燃料を使えばそこからも税金は取られていますし、タイヤも減ります。これらが既に自分持ちの負担なのに、それに加えて走行距離の課税ってかなり不公平な気はします。
個人的な事情はともかく(爆)、本当に実施されたら流通業界、公的交通機関、タクシーなどへも課税するのでしょうか。走行距離の確定はどうするのでしょうか。長距離乗って課税前に車を売ってしまえばチャラでしょうか。いくらでも疑問は出てきますね。
「若者の車離れなどで自動車の保有者が減少する中」と言うのだったら、「距離乗ると沢山課税されるんなら車なんて買わない方がいいな」と思う人も増えるかもしれません。逆効果ですね。
政府・与党で検討中という事ですが、消費税増税に際しても訳の分からない還元を考えたり、本当にろくな事を考えない方達のようですね。
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くるま | 日記
Posted at
2018/11/28 12:27:41