長かったF1シーズンも(イタリアGPは中止のため)やっと22戦を終えましたが、終わってみればレッドブルホンダが21勝と圧倒的な強さでしたね。
16戦15勝という1988年シーズンのマクラーレンホンダの記録は破られないかと思いましたが、凄いです。勝率にすると21/22=0.954545…でほぼ95%で、さすがに今後は破られない記録だと思います。これを破るにはシーズン全勝しかなさそうです。
本当だったら昨シーズンのレッドブルの活躍から他チームも学習して差が縮まるかと思いましたが、逆に差が広がって、シーズン中盤までに他チームもほぼレッドブルのコピーのような車体デザインに揃ってしまったのが印象的ですね。
そうは言っても今シーズンはマックス・フェルスタッペン選手の強さが印象的でしたね。結局19勝を挙げて勝率でも19/22=0.864と圧勝でこの記録も破られそうにないです。表彰台にも21回上がっているので安定感もピカイチですね。今シーズンに全ラップを完走した唯一のドライバーだそうです。
レッドブルのマシンも速いのでしょうが、チームメイトのペレス選手も選手権ポイントで2位とはいえ大差が付いており、フェルスタッペン選手の速さが際立っています。メルセデスやフェラーリに乗ってもチャンピオンが取れるのではないでしょうか。この先何回チャンピオンが取れるか分かりませんが、シューマッハー選手やハミルトン選手と並んでもうレジェンドの域に達してますね。
普通だったら新レギュレーションから年数が経つと各チームの実力差は縮まってくるはずですが、今シーズンのレッドブルはずっと優位を保っていたため来シーズンのマシンの設計に早くから取り掛かれ、空力などのリソースも来年に向けて割ける部分が多い気もするので、意外と来年もレッドブルの優位は揺るがないかもしれませんね。まだまだフェルスタッペン選手の優勝回数は伸びそうですね。
それに比べると2輪のMotoGPではHONDAの低調具合は解消せず、とうとう6回のチャンピオンを獲得したマルク・マルケスが離脱してドゥカティ陣営に移籍という事態になりましたが、今まで在籍していたレプソル・ホンダチームへのリスペクトを忘れていないのは嬉しいですね。
最終戦でも彼は今までのベストのシーンに加えて「感謝」の文字が入ったヘルメットでレースを戦いました。HONDAからYAMAHAに移籍したヴァレンティーノ・ロッシ選手の場合は(その年にもチャンピオンを取っていたにも関わらず)喧嘩別れに近い状態だったのに比べると大分違いますね。新天地のドゥカティでも頑張って欲しいです。今までHONDAからドゥカティに移籍してチャンピオンを取った選手はいないので、初の快挙を達成して欲しいですね。
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F1レース | 日記
Posted at
2023/11/28 07:04:33