今シーズンも国産マシンは優勝争いに絡めず低迷しているMotoGPですが、2027年からはレギュレーションが大幅に変わるようですね。
今や300馬力オーバーと言われているエンジンは排気量が1000ccから850ccに縮小され、最大ボア径は81mmから75mmになります。それでも15%減なので250馬力前後になるのでしょうか。
空力パーツは使用禁止にはなりませんでしたが、最大幅が50mm削減されたりノーズも50mm後方に移動となります。F1と同じく、追い抜きを現状より容易にするのが目的のようです。
そして最近のシーズンでは常識化してきた車高調整デバイスは一切禁止になるようです。スタート時の姿勢制御でウイリー防止や、コーナー脱出でのトラクション確保のためのデバイスですが、この禁止によって複雑化して操作が難しくなる方向への是正になるのでしょうか。
しかし車両重量は現在の157Kgから153Kgに軽減されますが、こちらは大差ないですね。排気量も縮小されデバイスも禁止されたらもっと軽量化されても良さそうです。
1983年のGP500マシンの最軽量はSuzukiのRGγでしたが車重は110Kgだったようです。ここまではいかなくとも、レーシングマシンなのですから車重も130Kg前後にすればライディングも比較的容易になってライダーの疲労も軽減されるのではないでしょうか。
ちょっと興味深いのは、条件を公平にするために、各セッションの終了時に、すべてのライダーのGPSデータがすべてのチームに公開されることになるそうです。パフォーマンスの低いチームやライダーにも進歩の機会を提供することができるようにするのが目的で、レースが接戦になるのが期待出来そうです。
これらのレギュレーションの変化で国産車勢が復活してもっと各メーカーが接戦になると楽しいですね。
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Posted at
2024/05/14 00:31:39