いつもバイクの点検やら、モディやらをお願いしている
バイク屋さんに面白い乗り物が置いてあったので(なんと、正規輸入代理店です)、勇気を振るって(笑)、乗せてもらいました。
この車、カナダのメーカーの「T-REX 14R」というカナダ製のマシンです。エンジンはカワサキのZZ-R 1400のものを丸ごと移植してあり、後輪1輪を駆動します。車重は500Kg弱で200psですから、結構速いです。
さすがにいきなり運転する勇気はないので、まずはお店の人に運転してもらって隣に…って、乗り込むのも一苦労です。ロールケージが張り巡らされたGTマシンに乗り込むような感じで足を滑り込ませますが、一旦座ってしまうと結構普通です。でも、シートの高さが半端でなく低いです!手を伸ばせば余裕で路面にタッチ出来ます。ドアも無いので簡単(爆)。
エンジンをかけるとアイドリングでは意外に静か…やはり、排気系はバイクのエンジンのものをそのまま使っているらしいので、ある意味拍子抜けです。周りで見物しているバイク仲間の人達も「普通だねぇ」って、格好が普通じゃないですが(爆)。
走りだすと意外に普通ですが(笑)、見える景色がかなり違います。助手席(って言うの?)側に乗ると、直ぐ右前にむき出しの前輪が。触って止められそうです…これが本当のハンドブレーキ(自爆)。流石に1400ccのエンジンは強力ですが、普段バイクや135i、ALPINA D3 Biturboに乗っている身としては普通の加速…でも、普通の方が乗ったら、かなり怖い加速かもしれません。8000回転くらいまでしか回っていませんが、バイクのエンジンは10000回転以上回るので、フルに回すと凄い加速かもしれません。0-100Km/h加速が4秒を切るので、余裕でM3より速い事になります。さすがにエンジンを回すと背後から轟音がするので迫力があります。
普段バイクで走っているワインディング(ラグナセカのようにアップダウンがあります)を走ってもらいましたが、結構横Gもかかりますが、まるでロールしないのと、前輪がしっかり動いてグリップするので、恐怖感はありません。
折り返し地点まで行ったところで運転交代…って、ポジションが全然合いません。バケットシートはリクライニングしかしないので、シートバックを目一杯立ててもらった何とか運転出来る感覚です。しかし、ハンドルが軽い!もちろんノンパワステですが、据え切りでも120iの電動パワステよりずっと軽く、走り出すと片手ハンドルでも何の問題もないくらいです。もちろんステアリングインフォメーションはしっかりしています。
アクセルは多分ベースのバイクの制御系をそのまま使ってあるのでしょうか、アクセルの踏み込みに対する反応がダイレクトで、以前試乗した911以上でバイク感覚です。しかし、ブレーキの踏力がえらい要るので、ここは要改善のような。多分、バイクと同様のノンサーボのブレーキで車重だけバイクの2倍なので、このようになるのでしょう。
知った道とはいえ、流石に横Gが凄くかかる程は飛ばせませんでしたが、運転に慣れると結構面白いかもしれません。しかし、後輪が1輪なので、グリップ限界がよく分からず、ちょっと不安はありました。もちろん、そこまで気にする程のコーナリングはしていないのですが。
運転が終わってから降りるのも一苦労でした。どうしてパイプが向きだしだったのかやっと分かりました。
新車でも結構なお値段なのでおいそれとは買えませんが、お店の人が「デモカーは立派な中古車ですので、お安くしときますよ〜」と悪魔の囁き…来年考えようっと…って、本気?
お暇な方は
フォトギャラリーも御覧になって下さい。
Posted at 2010/10/04 13:37:57 | |
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試乗インプレ | 日記