昨日のブログ…ちょっと中途半端に終わりましたが、今回はその分存分に楽しめると思いますので、無理やり「前編」・「後編」の2つに分けちゃいました。
何が楽しいかというと…当時の作成者がかなり言葉を選んだという苦労の様子がうかがえるんです、それも失敗しちゃった感じの(汗)
表現ひとつとっても、やっぱり難しいんですよね…受ける側の印象ってのは。
今回はその好事例がみられたということで、まずはこれから。
それぞれ訂正前後を比較して、わかりやすいように並べて表示します(笑)
「いかに足回りが安定志向でセッティングされているか」を表現するために…
「ドライバーのミスにも寛大に」ってありますが…つまりそれは「ドライバーが無謀な運転をしてもクルマが何とかしてくれる」って言う意味に取れちゃうわけで…これじゃ「暴走運転を助長しかねない」って突っ込まれてもおかしくない表現に思えるんですよね。つまり「クルマに任せておけば大丈夫!」みたいな…。加えて「あんたたちは運転が下手っぴだけど、それでもXXなら大丈夫だからね」って、なんとも上から目線で高飛車なこと言われてる感が、ちょいと気分が悪いって思う人が多かったんじゃないかと思われ。。。
だから、まったくその文言はカットされちゃったようです。
次。
実はあと2か所あります(爆)
これは全く違う事実を表現してますね。
「段差が5㎜に収まったのか?」「段差を頑張って5㎜削ったのか?」
う~ん、日本語って難しいですね。
きっと実車の段差を実際に測って「これ、違うんじゃねぇ!?」って指摘した人が居たんではないかと…居ないか、普通は(爆)
そして3つ目。
まるで「これが無きゃ、ボデーはきしみっぱなしになるほど弱っちいんだよ」って自虐しちゃってるような感じですので、さすがにこれには、開発メンバーも黙っちゃいないでしょうね(笑)
だからここはサラッと「より剛性を確保してます!」って前向きな表現に替えて誤魔化してますね!?
でも、「3重構造」を「3枚構成」としたのは…なぜなんでしょうかねぇ?そこまでこだわったのかな、設計人は??
まぁ、より現実に即した表現にしたいと思ったんでしょうかね、お金かけてでも?!
とまぁ、技術的な核心部分には、今回かなりの訂正が入ってるところを見ると、やはりリリース後に営業と技術がかなりもめちゃったんじゃないかって言う、担当者にとっては“ちょっと暗い過去”がうかがえちゃったりするわけで…違うかなぁ?!
ということで…久しぶりのカタログの「重箱の隅を突こう」はおしまい。
またそのうち、シリーズとして再開しましょうかねぇ。
あれ以来、コレクション数も確実に増えちゃってることですし(爆)
以上
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カタログ セリカ | 日記
Posted at
2022/10/30 04:56:06