
ついに買った。
私が初めて高級オーディオに興味を持ち、初めてその手の雑誌として手にした(立ち読みした)ステレオサウンド129号。1999年末号。
中古で305円(税込)だった。変な匂いも少なめで手垢も付いてなく(笑)、26年前のものとしては当たり本である。きっと前所有者さんは大切にされていたことだろう。
定価は2,190円(税別)。
巻末の編集部あとがきまでで658ページ!
四捨五入して1ページ約3.3円だ。
ああ、この重さがステレオサウンドだなあって思う。
なお、2025年の最新236号は定価2,400円(税別)。
ページ数は編集部あとがきまでで354ページ。ペラペラか。
こちらは四捨五入して1ページ約6.8円だ。
物価高よのう。販売部数は当時と比べてどうなっているのやら。
おっと、これは大きなお世話か?
まあ、それはさておき129号の中身の話。
強烈なインパクトがあったから覚えてた。
それはリンのCDプレイヤーSondek CD12。280万円。
おお……、世の中にはこんなシンプルでカッコいい(でも滅茶苦茶高価)なものがあるのかと衝撃を受けた。

それもあってアンプはリンを使っているというのは少なからず影響を受けている。当然音が気に入っているというのは勿論のこと。とにかく立ち読みだからベストバイのページだけさらさらと読んでた割に印章として強烈だったと記憶している。
しかしながら今は280万円のプレイヤーというと高級世界では中堅所の価格になっているのが恐ろしいところではあるが、当時の買えるか買えないかの人達はさぞ悩んだことでしょう。私だったらワディアと悩む感じ。……ワディアって最近目にしないなぁ……。どちらも外観デザインが素晴らしい。見た目が良くなきゃオーディオじゃねえんだよ(超暴論)。
あと鬼籍に入られた筆者の方々がこの本の中では生きている。
さて。
前号校了直前で亡くなられたという編集者、武田さんにお悔やみ申し上げます。
繰り上げではあるが私の推しである編集者、(ま)こと、松本さんが、編集主幹の原田さん、編集長の染谷さんに次いで3位ポジションになった。ステレオサウンドをめくっていったらいきなりOTOTENの広告のようなものがバンバン飛び込んでくる日もそう遠くないのかもしれない。
因みにこんな広告。

これをステレオサウンドにおいては異質と感じてしまう私は「おじさん」でしょうか?(笑)
でもこういうのもあって若い人達の来場者が多かったそうだ。
オーディオ業界が盛り上がれば何でもいいよ(またしても暴論)。
Posted at 2025/09/11 11:06:29 | |
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