改めて真・女神転生シリーズの25周年という歴史に対して感慨を深くしたいと想う。
(ダラダラやってれば〇〇周年は勝手に迎えるだろうというのは言わないように)
さて。
気になる中身はどんなかな。
左上が箱外装を覆うパッケージ。下の黒いのが、左が表(アスラ王が金ピカなのはフラッシュの反射である。ミカエルの上に置いたのが本作DSJのパッケージ)、右が裏。裏は歴代真シリーズのパケ絵がプリントされている。
そして上、真ん中が25年の歩み、経典。結構でかい。その右にあるのはCD収納ケースと収納ケースの外装箱。箱のデザインはセフィロトの木にあつらえたものになっている。
因みにCDは6枚だが、ケテル(王冠)、ビナー(理解)、ティフェレト(美)、ホド(栄光)、イェソド(基礎)、マルクト(王国)のところがCDデザインになっている。デザイナーの意図するところは果たして……?
しかし、そのデザインをよく見てほしい。デザイナーはやらかした。
こっちが表のデザイン。おかしくはない。上の画像に載せたものと同じ側。
マルクトの辺りがちょっとピンボケしてるのは容赦を願う。
こっちが裏のデザイン。
なーんでコクマがふたつあるんですかねェ。あーあ、やっちまったなァ。気付かないのか。
……まあ、私も推敲してるのに誤字脱字に気付かないで投稿するのがよくあるからなァ。いじめるのはこれくらいにしておこう。とにかく、担当者は汗顔ものだな。お大事に。
経典。
金子一馬原画集Ⅲ(この前、定価以上のものは買わないという禁忌を破って画集をⅠ、Ⅱ、Ⅲと三冊買ってしまったのです)と比べるとこんな感じだ。(比べたら)薄いけど、大きさは上回る。
中身は……、自分の目で確かめてくれ!(昔のゲーム攻略本並み)
と、言いたいが、それじゃわからないし、どこにもコピー禁止とは書いてなかったからちょっとくらいならいいだろう。
この通り、結構、折角の資料なのに詰め込まれすぎてて、文字が小さいページもある。私の視力は1,5~2,0なんだけど、それでも、うわぁ……ってなるくらいページによっては、ぎっしり書かれている(載っている)。読ませる気あるのかよっていうくらい。中にはライドウvs人修羅のようなイラスト一枚のページもあるけどね。超人類ゴアのイラストで1ページ使うのかよっていう。金子一馬原画集Ⅵ巻以降も勢いに任せて刊行してくれよなー。(こっちは案の定、停滞してるし……)
DDS-NETのことも載ってたりして、御祇島千明さんのちょっとエッチな4コマも載っている(DDS-NETの再掲)。当時子供だった私には会費を払うお小遣いはなかった……。なのでDDS-NETの存在は知っていても、初めて見るものばかりである。
因みにこの経典製作にあたって陣頭指揮を取ったのは山井一千だ。金子一馬はまったく絡んでいない。金子さんはアトラスで何の仕事をしてるのか。社内で偉くなりすぎて逆に仕事に関わってない感じ(笑)
そして、もうひとつの特典のCDであるが……。
パッケージ裏にはドット絵の悪魔がずらりと並んでいる。写ってないけど右側にもあるのよ。
それはいいんだが、文句を言いたいことがある。収納されている形態についてである。
これは真・女神転生Ⅳのサントラと同じ形態の収納のされ方だ。これ、やめてほしいんだよね。
しかも今回1枚~4枚目までちょっと取り出しづらいし。速攻で空ケースに移したよ。
もうひとつ言うなら今回参加したアレンジャーのみなさんのコメントが欲しかった。
曲を聴けばわかるでしょ、とでも言いたいのか。
DISC1は真・女神転生 LAW&CHAOS DISC LAW DISC。(リマスター)
DISC2は真・女神転生 LAW&CHAOS DISC CHAOS DISC。(リマスター)
DISC3は真・女神転生Ⅱ サウンドリレーション オーケストラバージョン。(リマスター)
DISC4は真・女神転生Ⅱ サウンドリレーション オリジナルバージョン。(リマスター)
DISC5は真・女神転生 RE-Arrange Outside。
曲目。
1、真・女神転生「カテドラル」 By 細江慎治(株式会社スーパースィープ)
2、真・女神転生Ⅳ FINAL「神殺し」 By 高田雅史(サウンドプレステージ合同会社)
3、「UNDERPASS(SHIBUYA 2 GINZA mix)」 By 並木学
4、真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE「邪教(煌天)」 By 古代祐三(株式会社エインシャント)
5、真・女神転生Ⅱ「戦闘」 By 坂本英城(株式会社ノイジークローク)
6、真・女神転生Ⅳ「市ヶ谷駐屯地」 By 柴田徹也(株式会社ユニークノート)
7、真・女神転生「銀座」 By なるけみちこ
8、真・女神転生 STRANGE JOURNEY「敬虔な恐れ」 By 伊藤賢治
9、真・女神転生if…「アキラ編戦闘BGM」 By 岩田匡治(ベイシスケイプ)
10、真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE「通常戦闘~街~」 By サカモト教授
となっている。……ああ、タイピング疲れた。目がチカチカするぅ(笑)
DISC6は真・女神転生 RE-Arrange Inside。
曲目。
1、真・女神転生Ⅳ「東京」 By 目黒将司。
2、真・女神転生「Ending」 By 小西利樹。
3、真・女神転生Ⅳ FINAL「錦糸町地下街」 By 小塚良太。
4、真・女神転生Ⅱ「3D:地下世界」 By 小西利樹。
5、真・女神転生 STRANGE JOURNEY「カオスのテーマ」 By 小塚良太。
6、真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE「大マップ~現実世界~」 By 目黒将司。
となっている。
OutsideとInsideというタイトルは外注と社内の人間という区分けと掛けてあるのかな。
音質について。
リマスターの具合としては、音量が上がっていて、純度が上がってる感じかな。大げさではないほどに好ましいリマスタリングと言えよう。……と、いつものように偉そうなことを言いたいのだが、DISC1~4の原盤持ってないのよねぇ。だからネットで聴ける、なるべく音質が良いと思われるものと比べての感想が、上述のそれ。音量合わせても聴こえ方が違うからネットで聴くのよりは有用だ。
DISC1とDISC4。
SFCサウンドの低音、好きなんだ。PS黎明期とは言え、PS版の音質でがっかりしたからやっぱりこっちが好きなの。懐古? 勿論ないとは言わないが、このドロっとした詰まり気味な低音がいいんだよ。
余談になるが私が愛用するベース、ワーウィックのドルフィンにはこの音を狙って音作りをしているのだ。まんまSFCのような音というわけではないが、体感で得られる快感はまさにそれ。だから弦も死んだ音のまま、滅多に変えない(笑)
DISC2。
初めて聴いたから何とも言えないが、……染みる。
DISC3。
個人的に一番楽しみだったのはサウンドリレーション オーケストラバージョン。
上述の通り、原盤を持っていないうえに、クラシックが楽しく聴けるようになった今のオーディオなら存分に活きてくれるだろうから。ニコニコ動画でも聴けるものがあるけど、メガテン愛で満ちた楽しいコメントでいっぱい。どうかアトラスはこのまま削除申請を出さず、消さないでやってほしい。
DISC5。
アレンジで楽しみにしていた、なるけみちこアレンジ。担当した曲は「銀座」。鳴り出した瞬間、ワイルドアームズのダンジョン臭がするのには笑ってしまった。っていうか、これワイルドアームズだよ!(笑) アルターコードFっぽい。
同じく伊藤賢治アレンジも楽しみにしていたのだが、担当した「敬虔な恐れ」を聴くと、ああ、イトケンだわ……、となる。スカグレっぽい。
こう聴くと作曲者の味って出るもんだねぇ。他のアレンジャーの人たちのことは正直よく知らないので私にはわからないけど、知ってる人が聴けば「~っぽい」というのはあるんだろうね。岩田匡治氏はファイナルファンタジータクティクスくらいでしか知らないけど、その片鱗はないかな……。
DISC6。
こちらはアトラスのサウンドチームから目黒将司、小西利樹、小塚良太らによるアレンジ。土屋憲一さんのアレンジも欲しかったな。
目黒将司がアレンジした「東京」と「大マップ~現実世界~」、前者はペルソナっぽいお洒落感。後者はド派手にオーケストラチック。この人は個性の塊みたいなものだから、好き嫌い別れるのよね。私は好き。
小西利樹がアレンジした「Ending」と「3D:地下世界」、前者はP4Gで小西が担当した曲から聴ける、柔らかさのようなものがあって(あえて悪く言うと、「くどさという芯がない」とも言うが)、後者はペルソナ2のアレンジ版のような感じ。なんとなく最近小西利樹の個性というのがわかってきた気がする。
小塚良太の担当した「錦糸町地下街」と「カオスのテーマ」、前者は自身の手による無難なアレンジ、後者は真Ⅳ臭い。Ⅳの音楽が好きならまったく問題なし。まだまだ伸びしろを感じる人だなあという感じ。目黒はもっと教育するといいの。
ああ、それにしても。こんなに沢山、ひとつのブログに「真・女神転生」とタイプしたの初めてだよ。
比較的打ち慣れてる単語だけど、私はローマ字入力ではなく、かな打ち派の人だから、ちょっと間違えて「しん」を「とん」と打ってしまって「豚・女神転生」になってたりした。誤字脱字に定評のある私のブログでも流石に投稿前には修正しないとまずい。
真・女神転生ⅤのPVも公開されたし、真シリーズの益々の健闘を祈る。
というからにはやはり真Ⅳの2作、やらないといけないなあ。
( ゚∀゚ )ふむ、オークの女神に転生する話ね。
(´・ω・`)それはそれでアリかな
(´∀`)どんな話?
( ゚д゚ )ねーから