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2020年08月27日 イイね!

第8回 オーディオ調整通信講座 ベースの音程とロードノイズについて

5年ぶりの通信講座!(笑)
はい、席に着いてー。

どうにもね、不定期にも程があるだろ。
……と自分でツッコミを入れる。

とあるブログに頂いたコメントに返信した内容を、少し噛み砕いて紹介しようと思いますよ。

タイヤのロードノイズは一般に50Hz~500Hzと言われています。
(私が計測したわけではない)

低音を受け持つウーファーがしっかり鳴らないカーオーディオで低音が鳴らないのは、ここの周波数が被ってて聴こえないからなのです。

じゃあどうしたら?と言えば、
相殺されないよう、低音をイコライザーで持ち上げるわけ。

細かくイコライザーのバンド調整できる人は役に立つだろう。


これを見るとわかりますが4弦23フレットのベースは、
受け持ちが41Hz~370Hzとなっています。
因みに4弦ベースのデータしか持ってないから、5弦ベースや24フレット以上のものはわからないよ。

ともかく、おもいきりロードノイズに飲み込まれてるわけです。
こりゃロードノイズが五月蠅ければ、低音が聴こえる道理はない。

ベーシストは曲を弾くことができれば「この音は〇弦の〇フレット!」とわかるため、再生して、気になるピークとディップのところを触ればいい。

あー、ベーシストで良かった(笑)

……当たり前だけど、周波数いじっても、ベースだけが変わるわけじゃないからね?
Posted at 2020/08/27 09:01:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ調整通信講座 | 日記
2015年08月05日 イイね!

第7回 オーディオ調整通信講座 オーディオ調整に役立つあれこれ 詰め合わせ

過去に書いたことのあることないこと、順不同で箇条書き。
愛すべき生徒たちへの夏休みの宿題である。
何? 社会人は休みがないだって?

……ねぇビュウ、大人になるって悲しいことなの……。

( ゚∀゚ )ヨヨかな?

一部の人のトラウマを無意味にえぐったことだし、じゃあ、いってみよう。


・200Hz~800Hzは音楽表現上、大切な帯域であり、不用意に凹ませないようにすること。

・大音量で聴くと音の反射成分が増えてしまい、酷い音になりやすい。

・普段自分の聴く好ましいと思える音量は、なぜそこなのか、把握しておくこと。例えば大音量で聴く場合、音の洪水に埋もれたいからなのか、音質を求めて音量を上げているのかでは意味がまったく違ってくる。音質を求めて音量を上げているのならイコライザー調整をすること。

・室内の響きが過剰と思われるときは毛布を置いたり掛けたりして吸音させることもひとつの手法。(お手軽に試せるから、効果があったら本格的なものを導入)

・音楽を鳴らす上で最も大事なことはバランスが整っていること。

・マイクを使ってイコライザー調整をする場合、マイクの位置は自分の耳の位置であること。

・マイク補正したイコライザーカーブがあなたにとって至上ではないことを知っておくこと。マイク補正して至上が簡単に得られるのならば(それがベストだが)誰も彼も苦労はしない。ひとつの基準としては信用できるが、あなたの好みとしては信頼できることではないことを知っておくこと。

・生の楽器の音を知っていると、最低限鳴っていなければいけない音質というものがわかるため、クラシックのコンサートに行く、もしくは自分で楽器を演奏できるようにしておくのも判断基準構築の手法。

・大雑把に分けて、クラシックを好む場合、低音を過多にすること。ジャズを好む場合、低音は少し控え目にすること。最終的にひとつのシステムで両方のジャンルが楽しめるようになる調整が理想。

・サブウーファーを導入した場合、「メインウーファー」になってはいけない。あくまで補助的な使い方をすること。

・木を見たいのか、森を見たいのか。森が見れるようになっていれば木も自ずと見えてくる。

・3kHz以上を改善したい場合には100Hz以下を改善することでよくなることがある。

・イコライザーで、ある帯域を上げることは隣接する帯域を下げることであり、下げることは上げることと同義である。

・イコライザーカーブはやや左肩上がり、右肩はなだらかに下がっていくカーブが、キンキンせず豊かな音質が得られやすい。(聴き疲れしない音質を好む人はこの傾向は会得しやすい)

・車内におけるオーディオの在り方で、平均的なスピーカー配置から考えて、縦型配置再生になることがほとんどであるが、既存の車の室内デザインから考慮すると何も手を加えなければ低音にディップが発生してしまうことを知っておくこと。(2シーターカーのように後ろがない横型配置再生タイプなら話は別。ただしスポーツカーは天井高が低いものが多いので偏に括れるものでもない)

・低音が出過ぎていると音楽の輪郭が損なわれる。しかし足ないと音楽のノリが出ない。

・3kHz~5kHzは音の硬さや鋭さに関わる帯域である。

・車内にスピーカーを取り付ける際、できるだけ振動板が自分の方を向いていること。

・本格的にイコライザーを触る場合、特性をフラットにしてから調整するようにして(触る前のデータは別で保存したり、写真に残しておけばすぐに戻せるので尻込みする必要はない)、自分のオーディオの素の音質を理解しておくこと。好みの音質の取捨選択がしやすくなるので「良い音」がわからなくなったときにリセットするという意味でも有効。

・アコースティック楽器の生音と比べてオーディオ再生の音がこもっている場合、全体的に消極的でモヤの掛かった精気のない音質になっていることが多い。生音よりギラついている場合、聴き疲れする音質になっていることが多い。

・聴いていて楽しい音が鳴っているとき、音楽は成立する。
Posted at 2015/08/05 15:54:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | オーディオ調整通信講座 | 日記
2014年07月11日 イイね!

第6回 オーディオ調整通信講座

……誤字脱字ってどうにかならんのですか。
第5回をさっき読み返してたらそれでも結構ありまして。泣きたい(´;ω;`)
文字数が膨れ上がると読んでる内に文章構成に気を取られてしまうんですよ。
自分のブログでさえ感覚で読んでるのでダメダメですね。

さて、今回のお題目はこちら。

「クロスオーバーネットワークを駆使する」

ほい。ちょっとカッコいいじゃあないですか。

クロスオーバーネットワークってなんぞ?と言う方にわかり易くご説明致しますとですね、スピーカーユニットの受け持つ再生周波数を決めてあげる、というものです。主にコイルとコンデンサの組み合わせで設定を変更させてます。そんなので再生周波数が変わってしまうなんて(理論は置いておいて)オーディオって面白いですね。

はい、ツイーター君! あなたは3kHzから20kHzまで受け持ってください。
はい、スコーカー君! あなたは100Hzから4kHzまで受け持ってください。
はい、ウーファー君! あなたは50Hzから300Hzまで受け持ってください。


と、数字は適当に割り振りましたが、こんな風に指令を出してあげられる機能のことです。
それぞれの出力レベルも決められます。

で、これの何がすごいのかと言うと、
音像定位出し、音の密度感など、いろいろ影響を与えられるものだからです。

前回の講座で「低音の回折」云々と言いましたが、これも必死にタイムアライメントを出すくらいなら、リアに設置したウーファーの再生周波数帯域を下げて、フロントで鳴らしてるユニットにその分の低音域を鳴らすよう変えてあげればいいだけです。
リアにインストールしたウーファーの受け持ちを500Hz以下から、300Hz以下に設定し、
フロントで鳴らしているスコーカーの受け持ちを500Hz以上から、300Hz以上にするだけです。
これだけで低音の鳴り方は劇的に変わります。

ただし、使っているスピーカーユニットの公式発表されている再生周波数帯域を越えて再生させようとすることはお勧めしません。例えば再生周波数帯域300Hz~10kHzのユニットに100Hz~15kHzを再生させようとするようなことです。面倒でもメーカーが公式発表している数値を知っておくことは必須です。限界を超えさせて万が一壊れてもこれでは文句言えません。オーディオは大事に使いましょう。

そしてクロスオーバーネットワークでまだ面白い機能があります。
それはスロープ特性が変えられること。
スロープ特性とは、再生周波数のフェードイン、フェードアウトの度合いを調整するもの、というのがぴったりだと私は思っています。
簡易ですが図を描きました。(言うより早く伝わる)

じ、字が見辛い……。クリックすれば大きくなるから(´・ω・`)

斜めに落ちているところがスロープとなっているところです。緑の矢印のところですね。
このスロープの勾配の度合いを変えてあげられます。微妙に違うのがおわかりでしょうか。
再生周波数帯域ギリギリまで使いたい場合は急勾配にしてやったりします。ホームオーディオだとジョセフオーディオというメーカーがかなりの急勾配なものを開発していたと思いましたが。確か-120dB/octとかだったかな。要はユニットの美味しいところを抽出して使ってあげたいわけです。
注釈として付け加えておくと、ウーファー受け持ちで言えば下が-18dB/oct、上が-24dB/octのつもりで描きました。ツイーターの上はハイパスフィルターな状態。

それならフロントにインストールしてあるスコーカーに低音も任せればいいじゃん、となりますが、低音って振動板の動きが大きくなります。こうなるとスピーカーのレスポンスが悪くなり、歯切れの悪い音になります。それに振動板が大きい方が低音を出すのに有利という面は物理的にあります。最近は小口径を多数使って総面積を稼ぐ手法が主流ですが、計算上は同じでも大口径ウーファーの音って独特なんですよ。違うんですよ。

さあ、悩むがいい。葛藤するがいい。

ツイーターにどこまで下の周波数を受け持たせるか、スコーカーがダレない程度に下を鳴らすか、ウーファーはあえて下を伸ばさず、レスポンスの良い音質にするか、なども考えてやると楽しいかもですね。


ところで、カーオーディオでクロスオーバーネットワークを触りたい場合、最近のはある程度値段が安いオーディオでもいじれるのが多いのでしょうか? とにかく、ランクと難度的にはイコライザーより上の代物ですが、機能が付いているのならいじれる程度がどうであれ、良いことなので機会があればいじってみてくださいね。良いやつはマルチでいじれますし。夢の幅が広がります。経験者は語る。

それでは今回の講座「クロスオーバーネットワークを駆使する」はここまで。

質問があればコメントやメッセージの方から遠慮なくどうぞ。

えーっと、もう言うことないような気もするので第6回を以って、最終回でいいでしょうか。
だって、調整用の曲も見つけ、理想の音質に対しての心構えもして、万全なあなたがすることは、タイムアライメントとイコライザーとクロスオーバーネットワークの相互の微調整だけだもの。

物凄く唐突な気もしますが、
お疲れ様でした。良き音楽人生を、あなたに。

次回へのリンク。
Posted at 2014/07/11 23:55:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | オーディオ調整通信講座 | 日記
2014年07月06日 イイね!

第5回 オーディオ調整通信講座

気分が乗らず更新を怠っていました。酷い講師です。サーセン、フヒヒ。
早いとこ、終わらせましょうね。

今回のお題目はこちら。

「タイムアライメント調整」

ほい。
と言ったものの、どうやると合わせ易いかといったところに焦点を当てて話を進めていきましょう。
あえて何も見ないで勘と記憶と経験に基づいて進めます。記憶と経験は似て非なるもの。

まずはお浚いとタイムアライメントの必要性から。
ホームオーディオでもそうですが、特にカーオーディオではオーディオ面からして不利です。
なぜなら車内という空間は、大半の車は居座る場所が偏っているからです。
ホームでも部屋に置いた物の影響を受けて、視覚的には均等でも、
タイムアライメントはズレているということはよくあることです。
そしてご存知の通り、車内にスピーカーをインストールした場合の座席との関係性は
左右においてその多くが均等の距離ではありません。
右ハンドル車を例に出すと、右のスピーカーが近く、左スピーカーが遠くなります。
そして電気的(もしくは現実的ではありませんが物理的)に遅延がされていなければ、
当然、右スピーカーから出た音が左スピーカーから出た音よりも早くあなたに届いてしまいます。
そうすると音の届くテンポがズレてしまい、正しいステレオフォニックな音を楽しむことはできません。
結果的に聴けないことはないけれど、
右のスピーカーの音が強く聴こえるだけのオーディオとなってしまいます。

そこでタイムアライメント機能の出番です。
右スピーカーから出る音を左スピーカーの音が届くのと同じ速度で遅延させてやると、
両方のスピーカーからの音が同じ時間に到達し、
擬似的に正しいステレオフォニックを得ることができます。
勿論これは左スピーカーの音を右スピーカーの音が届くのと同じように早くした場合も同一の結果になります。

ということで、オーディオなんて所詮は電気信号で遊んでいるようなものなので
イコライザー同様、じゃんじゃん活用してみようというわけです。

定番の合わせ方としては、耳の位置からスピーカーまでの距離を測り、
その数値を入力し、正しい到達時間を出そうというもの。
右のスピーカーまで70cm、左のスピーカーまで100cmならその数値を入れてるだけ、というやり方。
しかし私はこれが大嫌いです。
全否定しますが、うまくいった試しがありません。
試すだけ試したことは過去に何度もあります。やれることはなんでもやります。
上手くいけば儲けものです。
しかし、これじゃない感がぬぐえない音場になるだけだったのです。惜しい、とも言いますが。

ここでの話はスピーカーが車内のフロントだけで鳴ると前提しますが、
その状態ならば、左か右、どちらかのスピーカー位置を0(基準)とし、それぞれもう片方のスピーカータイムアライメントの数値を触っていくだけの方がわかりやすいかと思います。
なぜ、左か右、という曖昧な言い方をしているかというと、オーディオによって、入力した数値分遅延させるものと早くに到達させるものの2パターンがあるからです。
これに関してはご自身のタイムアライメント機能が、どういう効き方をするのか試してもらって、どうなるのかという結果を知ってもらうしかありません。
ちなみに中にはプラス方向ばかりではなく、マイナス補正がかけられるものもあるようので、
そういったものは融通が利きますね。
数値入力も間隔が細かければ細かいほど良いでしょう。
ホームでは1mm単位でスピーカーを動かして調整することも珍しくないくらいなのですから。
ということで、これについては荒くていいことはありません。スイートスポット探しも難航しがちです。

では効き方について。状態は右ハンドル車内にて。
左を0で固定した場合、右スピーカーのタイムアライメント数値を入力し、
遅延させることができたのならば音源上センターに定位させているボーカルなどの音が
右から左へパンニングしていく(徐々に音像定位が動いていく)のがわかると思います。
右スピーカーの音が早くに到達していく場合、
右に定位したまま、または、さらに右にパンニングしていきます。

同じく状態は右ハンドル車内にて。
右を0で固定した場合、左スピーカーのタイムアライメント数値を入力し、
早くに到達させることができたのならば音源上センターに定位させているボーカルなどの音が
右から左へパンニングしていくのがわかると思います。
左スピーカーの音が遅延したままの場合、
右に定位したまま、または、さらに右にパンニングしていきます。

上の2例は半分くらい文章が同じですが、結果的にこういうことなんです。
なお、左スピーカーの音が早くに到達した場合、圧迫感がありそうなものですが、
そんなことは一切、断じてありません。
逆も然りで右スピーカーが遅延した場合、開放感があるかというとそんなこともありません。
本来聴こえるがままに聴こえるようになるだけです。

では具体的な合わせ方。
第3回で触れたように優先すべきは中音、高音、低音の順です。
高級品を使われている方は各ユニットごとにミュートさせる機能を持ってたりするので
低音(ウーファー)を切りましょう。
余談ですが、スコーカーを切ってツイーターとウーファーをかみ合わせて
アライメント調整したりということもできます。
ミュート機能がない場合、イコライザーで低音を切りましょう。
メモしておけば設定変更も怖くはありません。100Hz以下が低音域なのは覚えていますか?
わかりやすさ優先で調整する場合、この際、低音の厚みは要りません。
量感がスカスカになってもベースの音は聴こえるものですし。
(この方法だとあとから低音は調整しなければいけませんし、普段の私は低音がセンターに来る曲で定位出ししているから、要は慣れの問題です)

低音がカットされることにより中音や高音が聴き取り易くなったと思います。
これを利用して明確な定位を出します。
あなたの好みの位置にセンター定位している音を持ってくればいいだけです。
上手く持ってくることができたのなら、
そこに(フロントのみと前述しましたがリアスピーカーを鳴らしたい人は)リアスピーカーを「加える感じ」で定位の変化を感じ取ります。
基本的に、フロントスピーカーのみで定位出しが上手くいっているのにリアスピーカーを鳴らすと上手くいかない、というのは単純にフロントとリアのタイムアライメントがズレているだけです。めげずに頑張りましょう。
ホームシアターを作って5.1chなど楽しんでおられる方は
そういうところもすでにわかっているとは思います。

さて、残るは低音域、ウーファーです。
これがかなり厄介な難物となっているわけです。
車内は偏っていますが、それでも左右にウーファーを振ってあるというのは強みです。
どちらか片面にシングルウーファーを入れてあるとなかなか定位が上手く出ません。
低音のパワーに定位を持っていかれてしまうためです。それも低音だけ持っていかれます。
私事ですが、過去にこれじゃいけないとダブルウーファー化したことがあります。けちらず最初からやっておけばよかったと後悔したものですが。何事も経験です。
ただしシングルウーファーでも、
鳴らしたい定位の後方直線上にウーファーがあると調整はしやすいです。
まあ、車本来の利便性を考慮すると、
なかなか思い通りの場所にインストールはできないものですよね。
え? 私? まあ、勢い余ってダブルにしてしまったというか、なんというか。
ソニックデザインのスピーカーユニットを使っていたのでエンクロージャーもそう大きくならずに済みましたから。何事も経験です(笑)

低音のタイムアライメントは、フロントのみで鳴らしているのなら量感も操り易い上に分かり易く、問題もそうないのですが、ラゲッジルームにウーファーがある、というよりも、耳より後ろの位置にあるとこれまた厄介です。

低音があなた自身の両脇から(あたかもサラウンドのように)聴こえたことはないでしょうか。
それはタイムアライメントがズレていて、低音が回折しているからです。
人間の耳は結構敏感なものでして、
目を閉じた場合、後ろからの音で距離感をある程度掴むこともできます。
(目で見たわけではないけど後ろに誰かいる、とかそんなシチュエーションをご想像ください)
(なぜストーキングシチュなのか)
それが意識的にしろ無意識的にしろ働いてしまって、
ぴったりタイムアライメントが合っていないと上記のように聴こえてしまうわけです。
そんなとき、私がやるのは左右に首を振って、聴覚領域を広げることです。右向け右、左向け左。ぐーるぐーると2回、3回ゆっくりと首を振ります。
この講座を受けている方で私の調整を受けた方はひょっとしたら覚えてるかもしれませんが、
首を振っていたなぁ、なんでだろう?なんて思われたかもしれません。
あれは低音の回折を感知していたのです。
ダメダメな低音の場合、気のせいでなく、その状態で後ろから低音がより聴こえ易くなります。
そうしたら再調整です。低音の量感が多すぎて後ろから聴こえるのならば、それは出力レベルの問題なのでやや違います。……判断は難しいかもしれません。
その場合はイコライザーやクロスオーバーネットワークを触ることで対処します。

それでは急ぎ足でしたが、今回の講座「タイムアライメント調整」はここまで。
ひとつの音を聴いて軸(センター)を作り、その軸を基に、各定位の場所を探っていく。
そんなやり方が遠いようで近道だと思います。
上手くいくとカーオーディオでもホームオーディオと違わず、録音スタジオに響いた音響を綺麗に出すということも可能です。
だけど、限界として完全に単独のチャンネルに振ってある音はインストールされた場所から聴こえてしまうデメリットをカーオーディオは孕んでいます。
ここは潔く諦めましょう。

次回は、合わせたタイムアライメントを軸に、念入りなイコライザー調整をして馴らす。と行きたいところですがクロスオーバーネットワークに予定を変更してお送りします。
多分、次回も長い。とほほ。誤字脱字チェックが大変。

質問があればコメントやメッセージの方から遠慮なくどうぞ。

次回へのリンク。
Posted at 2014/07/06 16:04:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | オーディオ調整通信講座 | 日記
2014年06月30日 イイね!

第4回 オーディオ調整通信講座

本日のお題目はこちら。

「定在波を知ろう」
と、同時に低音を手懐ける方法を紹介します。

まず、今日は定在波について他のサイトに行って勉強してもらいます。社会見学です。
受講者のみなさんは多分、寝ます。
下記にリンクしたサイトで勉強するのがよろしいです。
私が書いても同じようなことを稚拙に言うだけですので。

石井式リスニングルーム研究のぺージ
ステレオサウンド読者にはお馴染み、石井先生のノウハウが詰まったタメになるサイトですよ。

今北産業で言うと、
定在波とは、要はスピーカーユニットから、音が出る。音は、波である。
波が重なり合うと、結果的に特定の音が膨張して聴こえたり
聴き難く(もしくは聴こえなく)なったりする。

ということですね。特にわかりやすいのが低音でしょうか。
サイトでもグランドピアノの低音を例に触れていますが……。

同じことを何度も言うようですが、
室内で音を出す以上、残念ながらピークとディップが出る位置が必ずある、ということなんです。
ホームの方で言えば、縦長配置か横長配置で低音の聴こえ方が大きく変わってきますね。
因みに私は横長配置派ですが、やはり縦長配置より低音も(勿論聴く位置によりますが)量感が抑えられ、楽器音の混濁感も減り、分離も上がります。これは再生された周波数が反射波で相殺されず、そのまま届いている、ということの裏返しでもあります。かと言って当然量感不足ではありません。ダンゴにならない、という言い方をすると、わかるようなわからんような、でもなんとなくわかってもらえるニュアンスでしょうか。

さて、車では縦長配置と横長配置を問える状態ではなく、前席のみにスピーカーをインストールしている場合でも定在波の影響が少ない、程度で、それなら関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、ウーファーをインストールしているのがラゲッジルームだったりすると話は別なのです。音が届くまでに距離が出るからです。
そして前方にインストールされているであろう中域再生ユニットの出す低音と重なり合っている可能性もあるからです。

それならそれぞれ単独でイコライザー調整をすればいい。
これが理想ですが、ユニット別で調整できるイコライザーは
下位クラスのものには搭載されていません。(ああ、カロッツェリアXが懐かしい……)

では小手先でどうするか。
レクサスみたいに3バンドしかないイコライザーは話にならないので
今日はここで受講を終わりたい気分です。(現実は非情である)
しかし、それ以上バンドがあるイコライザー使いの人は改善の余地があります。

つまり、調整時に特定の帯域の定在波をなんとかしたいというとき(前回載せた楽器の再生周波数帯域を参考に)楽器が受け持っている再生周波数帯域以外の周波数を触ることも大事、という話でもあります。

再び、石井先生のサイトの「定在波」の項をご覧ください。
上から3番、4番目のgif画像がそれです。
一見、いや、一聴関係ない周波数のレベルを変えることで波長レベルを変化させ、重なり合った定在波のレベルをフラットに近づけようというものです。
これは各個人が部屋、車内と真摯に向き合って時間をかけてあーだこーだとやるしかありません。

低音を出したいから低い周波数のところをブーストさせるわ。
こんなときボーカルまでブーミーになったり、逆に低音は出てもそれ以外は混濁して聴き難くなったりした経験はありませんか? それが定在波の影響です。
(ただし、聴きにくいと言っても量感出過ぎで聴き難いというのは、意味合いが違います)

こういう場合は、低音を聴きたいからと言って低周波数を触るのではなく
中、高周波数を落とすという選択肢も入れてみましょう。私がいつも言う引き算です。

楽器の出来映えにも左右されますが、ひとつの楽器の音を下から上まで(上から下まで、でも構いませんけど)一音ずつ出して、音圧に変化が感じられなければ定在波の影響を回避できていると考えていいでしょう。
そういう音源があればいいのですが、なかなか見つからないのよね。


それでは今回の講座、「定在波を知ろう」は、ここまで。まあ、とにかく厄介なもんです。
次回はタイムアライメントの合わせ方。さーて、次回も大変だ。(私が)

質問だらけかと思いますが今回は石井先生のサイトを熟読ください。

次回へのリンク。
Posted at 2014/06/30 16:49:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ調整通信講座 | 日記

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