いつも通りのブログ。
昼間に音楽聴いてました。
以前、ホームオーディオの音が良くなって「ドライオーガズムが~」なんて書き方をしたブログもあったりしましたが(笑)、音楽を聴くのがより楽しくなったわけで、本日は
ワイルドアームズMusic the best-feeling wind-というCDを消費しました。(他にも聴いてましたが)
このワイルドアームズ(以下、WA)のCDはゲームで使われた楽曲をピアノでアレンジした楽曲群となっています。他には曲によってクラリネット、コンガ、チェロが参加したりしなかったり。
まあ、
これなんですが。聴いてわかる通り、WAの音楽を知ってる人はメロディーに陶酔できるかもしれませんが、同時に「退屈だな」とも思うかもしれません。原曲を知らなければ尚のこと。
実際私も2008年にこのCDを買って再生したときから、第一印象は「あ~、眠たかった」というもので、これまでその眠たいイメージが強く変わるものではありませんでした。気付いたら再生が終わってるという(笑) それって裏返せば心地良い音楽であるとも言えますが、退屈だから眠くなるのであって、心地良いから眠くなるというのとは微妙に違うものでした。アマゾンのレビューにも退屈だ、なんて投稿があったりします。もしくは、部屋にBGMとして流すタイプのCDである、とも。
ですから、あまり回数を多く聴いたCDではありません。ケースからディスクを取り出すときに新品同様の硬さのままであることから、如何に自ら進んで聴いてないかと言うのが自分でもわかります。正直なところ今日もルーチンワーク的に一通り手持ちのCDを聴いていく上で当たったから「仕方ない、眠くなるCDだけどこれ聴くか」という感じでした。余談ですが
alone the worldの方の麻生かほ里さんの歌声もいつもとは違ってました。声の伸びが浸透してくる、とでも言いますか……。こっちは良い曲が沢山あるな、というイメージのもの。
しかし、今日再生したものはそのイメージをがらりと変えてしまうような音楽再生だったのです。
1曲目、2曲目、5曲目、9曲目、17曲目で顕著だったのですが、演奏者の気迫を感じました。
消え入る寸前の流麗さをギリギリで維持しつつも奏でていく美しいものでした。
眠くなるどころか目が醒めました。こんなにも良い音してたか?と。
ベーゼンドルファーの特別なピアノを使用しているのですが、その響きの良さをやっと再生できたのだと思います。
オーディオ機器は変わったわけでもありません。以前再生したのはカーテン導入前なので、原因はカーテンとそれに伴う低音域の明瞭化でしょうか?
でもこのCD、低音がドコドコ鳴ってるわけではないんですよ。
ただ退屈な音楽を流すだけのCDのイメージが、消え入るような流麗なイメージに変わる、ギリギリの鬩(せめ)ぎ合い。起伏に乏しいのは相変わらずですが、その中のほんの僅かな違いが儚くも美しい。
聴き方が変わっただけなのでは?とも思って、PCのオーディオでも鳴らしてみたんですが(ちゃんとCDを鳴らしました)、こっちは相変わらず眠たかっただけでした。物足りないんですね。ああ、この部分で感じたあの表現が出てきてないなーって。
行き着くべき先に到達できたオーディオだけで聴ける、そんな幸せな再生ができているのかもしれません。ポイントは音場感と鍵盤ひとつひとつを押さえるタッチを出せるかどうかでしょうか。柔らかいタッチだけでもダメですし、硬いだけのタッチでもダメ。こう捉えるとPCの音質はメインと比べて柔らかいことも分かりました。(今更!?)
興味のある人(そして暇な人)は私のこのブログを読んでからアマゾンで投稿されているレビュー群を再度読んでみたら、表現が違うだけでおおまかに同じことを言ってるのがわかるかと思います。人によって同じイメージを持ちつつも違うことを言っているようで同じことを示しているという典型的な例です。
私なら挑発的に、こう言いたいです。
WAファンでなくても、ピアノ再生に自信のある人にお勧めである、と。
簡単には良く鳴ってくれないでしょうし、原曲を知ってないと苦労すると思いますが(苦笑)
ゲームそのものも面白いですよ、WAは。1st、2nd、3rd、F、4th、5th、XFと。
ニコニコ動画でプレイ動画が少ないのも寂しいですね。RTAなども含めて。
人気のある投稿者がやってくれたりしたら、もっとワイワイすると思うのですが。
ゆっくり実況なども編集が大変なのは知ってますよ(笑)
Posted at 2015/10/30 20:58:34 | |
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音楽 | 日記