アプリリア、スピースに触手

アプリリアが来季のＳＢＫライダーとして、ＹＡＭＡＨＡの　ベン・スピース　にオファーを出していると云う。

マルコ・シモンチェッリにも同様なオファーをしていたようだが、シモンチェッリはＭｏｔｏＧＰクラスをグレシーニで戦う事を選んだ。

アプリリアのスピースへの提示は、今季契約金の１０％増し、約１１０万ユーロ　（日本円で約１億４７００万円）　と推定されている。

ＹＡＭＡＨＡはスピースの引止めに、これ以上の契約金提示をするのか？。世界的経済危機はＹＡＭＡＨＡとも無縁ではない。世界的に販売台数は激減している為、来季２０１０年のレース予算も更に精査され、予算削減は必至だ。スピースを多額の契約金で引き止めるなら、年間２００万ユーロの予算が必要とされるＷＳＳクラスは、何らかの影響を受けるだろう。

しかしマーケットではスピースはまだ　”フリー”　だ。アプリリアレーシングはスピースの提示する契約金を支払ってでも欲しがり、マックス・ビアッジのチームメイトとして迎え入れたい。ＭｏｔｏＧＰのＴｅｃｈ３もスピースと交渉中と視られている。

アプリリアを傘下の持つピアッジオグループの　ジャンピエロ・サッキ　は、

「スピースが望むなら、すぐにでも我々は契約できる状況にある。」

とコメントしている。