2022年10月05日
FIM、DORNA、IRTA、は共同で3年前タイGP開催中に起こったチームスタッフによる所属ライダーに対する暴力事案に対しコメントを発表した。
『FIM、DORNA、IRTAはこの行為を可能な限り強い言葉で非難する』
加害側当該スタッフはこの暴力事案を承知していなかった別チームに雇用されいた。しかしこの行為発覚後、現所属チームは最終戦を待たずシーズン途中のマレーシアGPセパン戦を最後に当該スタッフとの雇用関係を解消することを決定した。
『FIM、IRTA、DORNA、はこの決定が正しい判断と信じており、当該スタッフとの契約解消に対する判断を全面的に支持している』
DORNAは最後に
『MotoGPのパドックが最も安全な作業環境となるよう引き続き今後も取り組んでいきます』
Posted at 2022/10/05 22:41:08 | |
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Moto3 | スポーツ
2022年10月02日
先のアラゴンGP予選中、Tech3のアドリアン・フェルナンデスの出走を積極且つ危険な方法で妨害したとしMax Racingのチームスタッフ二人をドルナは出場停止(のちに一時処分猶予)の懲戒処分に科していたが、先ほどチーム独自の制裁としてチーム・オーナーのマックス・ビアッジは当該スタッフ二人との契約を早期に解消、すなわち解雇の決断を下した。これはMax Racingに関わる全てのスポンサー、サプライヤー、関係者、ファンの信頼を裏切り著しくイメージ損なうもので、到底看過できない、との判断からだ。しかし問題はこれだけではない。2019年タイGPで発生したCIP Moto Team所属ライダーに対しての暴力事案で加害側となった当該スタッフが現在Max Racing所属となっているからだ。
Posted at 2022/10/02 16:27:01 | |
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Moto3 | スポーツ
2022年10月02日
いわゆる指導者による行き過ぎたコーチングやハラスメントは様々なジャンルで問題視されている。KCが若くして引退したのは、それまでの自分のキャリアに違和感とストレスが有ったから、とコメントしている記事を見たことある。KCの才能を見抜いた彼の父親コリンはオーストラリアでの家財一式を売り払い、イギリスに渡りトラックをコリンが運転しサーキットを回り、母親が自炊し寝て暮らす生活をしていたという。これは若いKCの結果に全てが影響するという意味で、まだ幼過ぎるKCには強いプレッシャーとストレスが圧し掛かっていた、と思うとあまりにも過酷だ。幸いコリンの見立ては当たり、彼の才能の全てはその後の戦績に強く表れている。しかし結果それが彼のキャリアを誰もが惜しむ27歳の早期に終わらせる一因になったと思うと、いわゆるステージパパの存在は様々な功罪を持つと感じる。
Posted at 2022/10/02 12:09:57 | |
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MotoGP | スポーツ
2022年10月02日
ある動画が拡散され、GPパドックでは衝撃を持って受け止められている。動画ではライダーがスタッフと短い会話を交わした後、BOXに入るやいなやライダーはこのスタッフに首を掴まれ蹴られているのだ。
すでにほとんどの詳細は明らかになっていて被害に遭ったライダーもこれを事実だと認めている。ライダーの名はイギリス人のトム・ブース・アモス。場所は2019年のタイGPでのものだ。チームのミスからマシンに何らかの致命的トラブルが発生した後、若いイギリス人が意見した。これに対し大柄なあるスタッフが激高、トム・ブース・アモスに暴力を振るったのだ。BOXのパーテーションは揺れ長く暴力は続いていたようにも見える。しかも周りのスタッフがこれを止めているようには見えないのも強く憤りを感じる。
衝撃的なのはその後の対応で、トム・ブース・アモスは翌年2020年もこのチームに留まりmoto3クラスを戦う為あえて公表しなかったという。しかもチームも件を公にしないよう口止めをしていたという。
トム・ブース・アモスは
『テレビには映らないが様々な事が起こっている、動画の事柄もその中の1つにしか過ぎない』とSNSでコメントし、暗にこれ以外に同様の事象があったことを示唆。
現在26歳のトム・ブース・アモスは残念ながら2020年にmoto3クラスを継続参戦出来なかったが、WSS300にコンバートし勝利、タイトル争いにも加わった。その後イギリスに戻りスーパースポーツ600クラスで戦っている。
この騒動に数多くの関係者、有名ライダーが反応。ジョナサン・レイ、ジェレミー・マクウイリアムス。皆トム・ブース・アモスに同情している。
その中でもアレイシ・エスパルガロはもう少し進んだ反応をし行動した。
アレイシは
『この動画を見て強い怒りを覚えました。私はもう20年近くGPパドックで暮らす年寄りですが、こんなに怒ったことはGPキャリアで一番です。私たちライダーには組合はありません。しかしこのような事柄を道徳的道義的にも見逃すわけにはいかないでしょう。私には何の権限も持ち合わせていません。私はカルメロ・エスペレータ(ドルナCEO)にこの件に対し電話をしました。ドルナはこのような人物をGPパドックに野放しにするべきではないし、退場させるべきです。この動画の影響力は計り知れないとも思います。このスポーツ、チャンピオンシップに非常に悪影響を及ぼすと思います。多くのファン、子供たちにも』
すでに動画で見て分かるように問題が起こったチームは我々日本人にもなじみ深いCIP Moto Teamだ。古くは富沢祥也や小山知良、鈴木竜生。現在は鳥羽海渡が所属する老舗チームである。
チーム・ディレクターのアラン・ブロネックは
『チームは2019年の動画に対しトム・ブース・アモスに謝罪しこの種の行為を強く非難したい。結果は誰か1人の努力で成り立つものではありません、チーム全体の努力によるものです。いかなる理由があっても暴力はこのスポーツで、それ以外でも容認することはできません。これがすでに当該スタッフが現在我々のチームに関与、働いていない理由でもあります。今後このような事が起こらないよう必要なすべての措置を講じていきます』
問題の人物は特定されていて、現在も違う役割でGPパドックで働いているという。
現在ドルナはこの件に対し〝調査中〟としている。
Posted at 2022/10/02 10:07:37 | |
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Moto3 | スポーツ