
青山博一(250cc 優勝)
「今日はアプリリア勢の集団の中でバトルになったので、できるだけ少ない数で戦いたいと思った。なかなか前には出られなかったが、なるべくペースを上げて台数を減らしていこうという作戦だった。できれば、バウティスタと一騎打ちになればと思っていた。終盤はその通りの展開になった。
しかし、バウティスタがなかなか抜いていかないので、自分のリズムでペースを上げていった。最終ラップに入る前のシケインで、僕が進入ではらんでしまった。ラインを戻したところでバウティスタと接触してしまった。マフラーにフェンダー、シートカウルも壊れ、最後まで走りきれるか心配だった。転んだバウティスタのことも心配だった。最後まできっちり戦って勝ちたかったが、優勝できて本当によかった。総合で首位に立てたこともうれしい」
ランデイ・デ・ピュニエ(MotoGP 7位)
「集団の中でフラストレーションがたまるレースになったが、同時に、とてもエキサイティングだった。トーズランド(ヤマハ)がバックストレートの進入で限界のスピードで入ってきて接触、その影響でエリアスとも接触した。最終ラップのシケインでは、カピロッシとエリアスが目の前で接触してコースアウトしたので、彼らを抜いてチェッカーを受けることができた。今日はスタートが悪く、がんばって追い上げた。しかし、追いついたと思ったら接触で飛び出し、順位を落とすという戦いだった。厳しい戦いだったが、目標の8位以内でチェッカーを受けられてうれしい」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 10位)
「今日はスタートもよく、中盤まではいい走りができたと思う。前回のカタルニアGP後のテストで、リアのセッティングがよくなったことが、今回の好走につながった。しかし、終盤になって、リアではなく、今度はフロントのグリップに苦しんだ。それでペースが落ち、順位も下げてしまった。しかし、いい状態にバイクが近づいていることは間違いないことを実感した。次のラグナセカが楽しみだ」
トニ・エリアス(MotoGP 12位)
「今日はスタートに失敗、最後尾に落ちてしまったことで、ジベルノー(ドゥカティ)と高橋、タルマクシを抜くのに時間を費やしてしまった。しかし、前が開けてからはすごくいいペースで走れたし、6、7番手争いの集団に追いつくことができた。その中でのバトルはすごく楽しかった。最終ラップのシケインで止まり切れず、カピロッシと一緒にコースアウトしてしまった。彼には本当にすまないことをしたと思う。コースに復帰して8位でチェッカーを受けたが、20秒のペナルティで12位。この裁定は仕方がない。順位は悪いが、内容は悪くなかった。いいパフォーマンスが見せられたと思う」
高橋裕紀(MotoGP 15位)
「難しいレースだった。スタートがうまくいかず、1コーナーでイン側から誰かと接触したことで、最後尾グループから追い上げる展開になってしまった。今日はハードタイアを選択したので、だんだんペースを上げて順位を少し上げられたが、中盤からは、腰とヒザ、前回のカタルニアGPで痛めた右手中指の痛みがひどくて思うように走れなかった。特に右手は、痛みだけでなく力が入らず苦しかった。中盤はセテ、終盤はカネパ(ドゥカティ)とバトルになった。不完全燃焼のレースだった。でも、イタリア、カタルニアと完走していないので、完走できてよかった」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 16位)
「自分はまだMotoGPマシンの走りを学んでいる段階だが、序盤は、実に楽しかった。何人かのライダーについていくことができたからね。しかし、今日はソフトコンパウンドのタイヤをチョイスしたので、中盤以降は、ペースをキープできず、徐々に離されてしまった。しかし、序盤のラップタイムには満足しているし、また、自分が前進できたと思う。次のラグナセカGPが本当に楽しみだ」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP リタイア)
「スタートはよかったが、集団の中にもまれてなかなか抜け出せなかった。序盤はフリー走行や予選と同じペースで走ることができた。自分としてはよいラップだと思うし、4番手までポジションを上げることができた。ストーナーにおいついたかどうかは分からないけれど、いい感じで走れていた。しかし、1コーナーでフロントから転んでしまった。残念なレースになったが、次のレースは1週間後なので、気持ちを切り替えて挑みたい」
ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
「残念なレースだったが、ケガがひどくならなかったことだけは幸いだった。転ばなかったら…と言っても仕方ないが、あのまま走っていれば、表彰台には立てたのではないかと思う。バイクのフィーリングはよかったし、自分の現状の力を出し切れる状態だった。スタートも、走りのリズムもよかった。転びそうな感じはまるでなかった。フィーリングがよかっただけに、本当に残念な結果だった。今回のことは忘れて、次のラグナセカGPに向けて気持ちを切り替えたい」
ヘクトル・ファウベル(250cc 8位)
「ひどいレースだった。今日は、スタートもよく1コーナーで5、6台を抜くことができた。しかし、ディ・ミリオ(アプリリア)と接触してオーバーラン、クラッチレバーも曲がってしまった。そのために1周目は19位までポジションを落とし、2周目には目の前の転倒車を避けるためにまたしてもオーバーラン。最後まで全力で追い上げるレースだった。バイクがいい状態だっただけに本当に残念だ。序盤の混乱がなければ、もっと、いいレースができたはずだ」
ラタパーク・ウィライロ(250cc 9位)
「今日はスタートもよく、レース中も自分のリズムで走ることができた。しかし、このサーキットは右コーナーが多く、中盤からリアの右側のグリップが苦しくなって、なかなかペースを上げられなかった。終盤は、デ・ロサとバトルとなったが、彼を抑えて9位でチェッカーを受けられてよかった」
富沢祥也(250cc リタイア)
「スタートした直後の混戦の中で他車と接触して遅れた。そのときにフロントブレーキのレバーが当たり、レバーが曲がってしまった。それに気づかずコーナーに入っていってブレーキレバーを握ろうとしたらレバーがなくて止まり切れずコースアウトして転んでしまった。ここ3戦はリタイアしているので、絶対に完走しようと思っていただけに、本当に悔しいレースだった」
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MotoGP | スポーツ
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2009/06/28 12:46:52