
V・ロッシ選手談(予選2位/1分30秒391/30周)
「フロントロウに並べたことがとても重要。明日はきっといいレースができるはずだよ! 明日の朝はまた、天気によってはいくつかチェックしなければならないところもあるだろう。たとえばタイヤの最終チョイスとかね。もちろんドライになってくれれば一番いいけれど! セッティングはうまくいっていて、終盤に行ったモディファイでさらに一歩前進することができた。
それでとても速くなったんだ。今日はポールポジションも不可能ではなかったと思うけれど、残念なことにタイムアタックしていたときの最終セクションでミスをしてしまったんだ。それでストーナーのほうがほんのちょっとだけ速かったというわけ。ロレンソとの間にはちょっとアドバンテージがあるので、タイトル争いの面では良かったと思う。明日はストーナーと優勝争いができるよう頑張りたい」
D・ブリビオ、チーム監督談
「ここまでの3セッションはすべて順調。そして明日は良い位置からスタートすることができるようになったし、決勝に向けて状態も非常にいい。作戦としては、当然、一方ではロレンソとタイトルを意識し、もう一方ではストーナーに注目しながら優勝のチャンスをうかがうということだ。ただひとつ気になっているのは、午後4時からという決勝のスタート時間。おそらくかなり寒くなると思うので、もしかしたらとんでもないことが起こるかもしれない」
J・ロレンソ選手談(予選4位/1分31秒071/31周)
「全戦フロントロウ獲得の記録を更新できなかったことはちょっと残念。しかもあんなわずかの差でね。でも今日は確かに十分なペースが出ていなかったのだから仕方がないね...。リアグリップがまだ不十分でタイヤがスピンしてしまうので、どうしても十分な速さが引き出せないんだ。明日は何とか3位以内に入るために、僕のライディングスタイルのほうを合わせていきたいと思っているよ。体調は昨日よりは良くなっているけれど、まだ100%ではないんだ。あまり食べられないから体力がすっかり落ちてしまって...。これは明日までに何とかしなければならないね。でも僕にはプレッシャーは何もないんだ。ただ出て行って、ベストを尽くす。それだけだよ」
D・ロマニョーリ、チーム監督談
「あんなにわずかの差でフロントロウを逃したのはとても残念! 今シーズンはここまでずっと安定して獲得できていたのに...。マシンのほうではリアグリップの問題がまだ残っていて、チームとしてもかなり頑張って少しずつ良くなってきてはいるが、まだ不十分。その意味で明日の朝のウォームアップが非常に重要になる。そこで問題が解決できれば、いいレースができるだろうし、チャンピオンシップへの影響も大きい」
C・エドワーズ選手談(予選5位/1分31秒096/27周)
「このコースでは、もう何年も前からレースをしているけれど、毎回、違った経験するんだ。そして今日も例外じゃなかったよ。ブリヂストンタイヤの性能を最大限に引き出すために、今年のヤマハはホイールベースを短めにしなければならなかった。そしてそれが、セッティング作業を難しくしてしまっているんだ。ここのように流れるような高速コースでは、高速セクションでは安定性が、コーナーでは俊敏性が求められる。ところがここでホイールベースが短いと、ちょっとした変更がフィーリングに大きく影響してしまうんだ。
メカニックたちは、僕が少しでも気持ちよく乗れるようにと懸命に頑張ってくれていて、その結果、今日はシーズン初のフロントロウまであとわずかというところまで来ることができた。このコースでタイムを上げるためにはどうしてもある程度のリスクをおかさなければならないが、それもマシンがしっかり仕上がっていなければ無理。今回僕らは、最終的にはリスクをかなり減らせるところまで来て、限界ぎりぎりというような状況を感じずにプッシュしていくことができた。決勝に向けて、とてもいいマシンができ上がったと思っているよ。あと3戦で、ドビツィオーゾから9ポイントをもぎ取ってランキング5位を獲得したい。今回彼は予選10番手と、後ろからのスタートになる。あとは天気が味方してくれることを祈るだけ。そうすれば僕は、ただひたすら身体を伏せて、戦いに挑んでいける」
J・トーズランド選手談(予選12位/1分31秒722/30周)
「今日もまた、モトGPの戦いの熾烈さを思い知らされた。ほんのわずかの差が、グリッド位置にこんなにも大きく影響するということが改めてわかったんだ。あとコンマ2、3秒伸ばすことができれば6位まで上がれて、気分も良くなって、ここまでのすべてのハードワークも報われるんだけれど…。でも今日はリアのグリップ感が足りなくて思うような走りができなかったから、やっぱり難しかったかもしれない。リアグリップ向上のためにセッティングを変更すれば、フロントのフィーリングを犠牲にしてしまう。モトGPコースのなかでも最も高速のこのコースで、しかもいくつかのフラット・コーナーがあるところでは、フロントの感触が良くなければ自信を持って走ることなどできない。フロントへの信頼感を取り戻すためにセッティング変更もしてみたけれど、うまくいかなかったんだ。何とかちょうど良い妥協点を探さなければならなかったんだけれどね…。でもタイムではひどく離されているわけじゃない。スタートがうまくいけば6位以内も手の届くところにあると思っているし、その自信もある。残りの3戦、モンスター・ヤマハ・テック3チームのために最大限の力を尽くしたい」
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MotoGP | スポーツ
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2009/10/17 17:58:08