
12月6日発売のバンダイのソフビ人形『ウルトラ怪獣シリーズ』№242、ウラン怪獣ガボラです。ウルトラマン(Aタイプ)のソフビと一緒に購入しました。
ウラン怪獣ガボラはTVシリーズ『ウルトラマン』の第9話「電光石火作戦」に登場する怪獣ですが、シリーズ最新作の『ウルトラマンオメガ』の第21話『雷音寺、荒ぶる」に登場したことで、この度『ウルトラ怪獣シリーズ』にラインナップされました。
ガボラといえば、顔を覆う巨大な6枚の鰭が特徴的ですが「電光石火作戦」の劇中でも物語の終盤まで鰭を閉じて顔を隠した状態で好物のウラン235を求めて山林や集落を移動していく様は実に上手い演出だなぁ…といつ観ても感心するんですよねぇ。巨大な鰭を開いて顔を露わにしたガボラのその顔も不気味で怖さが際立っていて「これぞ大怪獣!」言えるような、劇場映画に登場しても良いくらいの迫力と存在感がありますね。
ちなみに「電光石火作戦」の劇中では、登場人物の殆どが最初から「ガボラ」という名前やウランが好物である事など、ガボラの特徴や嗜好などを最初から知っている様子で描かれているのですが、これは元々「電光石火作戦」に前作『ウルトラQ』に登場したパゴスを再登場させる予定だった脚本上の名残りであり、「電光石火作戦」はパゴスが初登場した「虹の卵」の後日譚として書かれたものと言えるのです。そうした事から、ガボラもパゴスと同じようにウランが好物の怪獣として登場する訳ですね。
当ブログでも何度か書いていますが、東宝の映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場するバラゴンの着ぐるみが撮影終了後に円谷プロに貸し出されて、パゴス → ネロンガ → マグラー → ガボラ →アトラクション用ネロンガへと次々に改造されていき、東宝に返却された後に映画『怪獣総進撃』で再びバラゴンに戻されています。そんな経歴の怪獣ですので、ガボラの姿もよく見ますと顔はネロンガにも似ていますし、背中から尻尾にかけての造形はバラゴンの特徴をそのまま残しているのがよく分かります。
今回発売されたソフビもガボラの不気味な顔など特徴をよく捉えた良い商品に仕上がっているのではないでしょうか。暇があれば牙や爪の部分などを塗装してやればもう少し雰囲気が良くなりそうです。
『ウルトラ怪獣シリーズ』ではパゴス、ネロンガ、ガボラと、バラゴンの着ぐるみを元にして生まれた怪獣たちがラインナップされてきましたが、残るはマグラーのみとなったので、これは是非とも商品化して欲しいところですねぇ~。

左から…
地底怪獣 パゴス
透明怪獣 ネロンガ
ウラン怪獣 ガボラ

上の画像の合成なんか素晴らしいですなぁ…。

この不気味で迫力のある顔が何とも格好良いよなぁ。

この何とも言えない、ヌルっとした感じのウルトラマンとガボラの絡み。
この生々しさが良いんですよ。

最新作に登場のガボラはすっかり可愛くなってしまいました…

Posted at 2025/12/13 22:07:53 | |
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