またまた1週間以上振りのご無沙汰でございました。気付けば今日で4月も終わり。連休に入ってからも今日の午前中までは仕事がありましたので、とりあえず今日の午後から僕のゴールデンウィークが始まるという事になります。
巷では、「平成最後の~」とか盛んに騒いでおりますが、もう少し心静かに新しい時代を迎えられないものでしょうか。こうした世の中の騒ぎ方は個人的には好かんです(苦笑)。
さて、本業に町内会業務にクタクタの毎日ですが、買うものは買ってました(笑)。まぁ…趣味の買い物まで出来ないとなったらストレスも半端じゃないですよね。
そんな訳で、先日仕事の昼休みにフラッと立寄ったホビーオフ某店で購入した、バンダイのアクションフィギュア「S.H.figuarts」シリーズの幻覚宇宙人メトロン星人です。外箱がなく、袋に入れられた状態で1,080円で売られていたジャンク品です。ジャンク品となっている理由としては、外箱がないというのは勿論ですが左脚が簡単に脱落してしまう状態というのが一番の理由でしょうかね。あと、付属パーツとして「ちゃぶ台」と「タバコ」が本品には付いてくるのですが、このジャンク品はちゃぶ台しか付属されていませんでした。禁煙したんスかね(笑)?絶版品だし、まともに買ったらとてもじゃないが1,080円では買えませんから、左脚の不具合如きは瞬間接着剤で強制的に補修してやる事にしましたよ(笑)。…それにしても、成田亨氏のデザインはいつ見ても凄いなぁ…と唸りたくなります。このデザインは、普通に美術品としてまともに評価されるべきものだと思いますね。
メトロン星人と言えば『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」に登場する宇宙人ですが、物語をザックリ書きますと以下の様なお話です。
―体内に摂取すると狂人化する「赤い結晶体」をタバコに仕込み、地球人同士で争い、自滅させた後に地球を乗っ取るという狡猾な侵略計画を進めたメトロン星人は、普段は地球人の男性に化けており「赤い結晶体」入りのタバコを駅前の自動販売機に補充し、ボロアパート(特撮ファンの間ではメトロンアパートと呼ばれています)に住んでいます。
メトロン星人の潜伏先を突き止めたモロボシ・ダン(=ウルトラセブン)は、単独でボロアパートに潜入しますが、そこでメトロン星人はダンをアパートの自室に招き入れ、部屋に置いてあるちゃぶ台を挟んで胡坐をかきながらダンに自らの侵略計画を話すという「名(迷?)シーン」を見事に演じてくれます。
その後、アパートの屋根がパカーンと割れて、メトロン星人の宇宙船がアパートの中から姿を現します。ダンを乗せたまま浮上していく宇宙船ですが、ここでウルトラセブンに変身。巨大化したメトロン星人と夕陽をバックに戦いを繰り広げます。アイスラッガーとエメリウム光線の前に呆気なく倒されるメトロン星人。メトロン星人の宇宙船もウルトラホーク1号の攻撃により撃墜され、メトロン星人の野望は潰えました。
そして物語の最後、我々に向けた「皮肉」とも言えるような浦野光氏のナレーションで、この様に締めくくられます。
「メトロン星人の地球侵略計画こうして終わったのです。
人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心ください。
このお話は遠い遠い未来の物語りなのです。
…え?何故ですって?
…我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから…。」
今回購入したメトロン星人も、劇中の如くちゃぶ台の前で胡坐をかかせたかったのですが、如何せん左脚を瞬間接着剤で脱落しない様に補修した事により、可動範囲にだいぶ制限ができてしまい、胡坐がかけなくなってしまいました(汗)。まぁ…ジャンク品ですからね、わがままはいけません(笑)。
胡坐がかけないので、メトロン星人にはとりあえずちゃぶ台をひっくり返してもらいました(笑)。
ちなみに、メトロン星人の声は『仮面ライダー』のナレーション「仮面ライダー、本郷猛は改造人間である…」でお馴染みの、中江真司氏が演じています。
「う゛ぉー!!胡坐がかけねェ!!」
Posted at 2019/04/30 16:02:55 | |
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