バンダイのソフビ人形『ムービーモンスターシリーズ』、公害怪獣ヘドラです。先月、たまたま立ち寄ったイオン某店でメーカー希望小売価格2,420円(税込)のものがおよそ30%OFFの1,650円(税込)に値下げされていたので即買いしたものです(笑)。
公害怪獣ヘドラは、昭和46年(1971年)7月に東宝チャンピオンまつりのメインプログラムとして公開されたゴジラシリーズ第11作『ゴジラ対ヘドラ』に登場する怪獣であり、本作は1970年代最初のシリーズ作品にして円谷英二特技監督の没後初のシリーズ作品でもあり、ゴジラシリーズの一つの節目とも言える作品となっています。
『~対ヘドラ』は当時の社会問題である公害をテーマにしており、ヘドラも宇宙から飛来した隕石に付着していた【宇宙生命体ヘドリューム(ヘドリュウム)】が地球のヘドロやその他汚染物質、カドミウム、水銀、コバルトなどを吸収して成長、怪獣化した姿として描かれています。また、監督の坂野義光氏により当時の若者のサイケデリック文化などこの時代の背景も色濃く描写されており、さらにゴジラの飛行シーンなども含めて現在においてもカルト的な人気を誇る作品です。
このヘドラのソフビ、サイズも大きくて良いのですが、何より造形と彩色が良いんですよねぇ。ヘドラの立体物自体を今回初めて買いましたけど、これは現代の造形、製造技術でこそこのクオリティが生み出せるんでしょうね。ひと昔前のソフビならここまでの造形、彩色に迫れなかったのではないかと思うと、今の時代に過去の映像作品のキャラクターが再び商品化され、脚光を浴び、再評価されるというのは凄く良いですね。
タイトルからして1970年代の雰囲気が漂っている…。
本作にも出演している麻里圭子さんが歌う主題歌「かえせ!太陽を」が映画のオープニングで流れます。
公害怪獣ヘドラ
この当時、公害をテーマ、モチーフにした怪獣は数あれど、その中でもこのヘドラのデザインは秀逸だと思います。
Posted at 2023/05/20 10:06:00 | |
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