2014年11月20日
【盲導犬オスカー事件】※煽りに乗り「障がい者ガー」と騒いだ人たちはどう思うのでしょうか??※
衝撃スクープ!フォークで刺されたはずの盲導犬オスカー「実は刺されてなんか、いなかった」日本中が激怒した事件に意外な新証言が……
「盲導犬オスカー刺傷事件」はあまりに大きな反響を呼んだ。しかし、3ヵ月が経った今も、犯人は捕まっていない。一体犯人はどこにいるのか。取材を進めるうちに衝撃の事実が浮かび上がってきた。
<中略>
広報担当である所轄の副署長が、ここまでハッキリと捜査の難渋を認めることは極めて珍しい。副署長は「捜査をやめますとは、もちろん言えない」とも漏らした。それはつまり、表向き捜査は継続中だが、実のある捜査が行われていない、ということだ。
白昼の駅構内の犯行で、警察がこれだけ探しても犯人が見つからない。
「それが何を意味するか?この事件には、『犯人はいない』ということです」(前出の捜査関係者)
オスカーは刺されていなかった。これがどうやら、この事件の真実なのだ。
ではなぜ、オスカーは傷を負い出血していたのか。それについて今、予想外の見立てが浮上し、それが県警内部でも徐々に広がりつつあるという。
その見立ての中身を明かすのは、東京都渋谷区にある、どうぶつ病院ルルの塩谷朋子院長だ。彼女によると、オスカーは「ただの『皮膚病』だった可能性がある」というのだ。
「獣医師の間ではそういう意見が少なくありません。写真の傷跡は、大型犬が夏にかかる『膿皮症』によく似ています。数日前から腫瘍ができていて、膿が溜まって、それが破裂した傷跡だと考えても、不自然ではありません。その傷跡がフォークで刺されたように見えたのではないでしょうか」
皮膚病はラブラドール・レトリバーがもっともかかりやすい病気の一つである。ニキビのような小さな腫瘍が毛の下にできて、やがて弾けて出血する。その傷跡は穴が空いたようになり、まるで鋭利な刃物で刺されたようにも見える。
本誌は最初に「フォークで刺された」と診断した、なぎの木どうぶつ病院の内田正紀院長の元を訪れた。すると内田獣医師から、思わぬ答えが返ってきた。
「最初から私は『フォークで刺された』と断定はしていませんよ。皮膚病の可能性も十分あると思っていました。ただオスカーをうちに連れてきた飼い主の友人の話によると、飼い主は『オスカーが耳を掻くのも分かる』と言うほど、行動を把握しているという。そして、その飼い主が『出血の数日前に皮膚に異常はなかった』と言っていると聞いたので、刺された可能性も否定できないと答えたんです。
私の診断が発端で、これほどの騒ぎになってしまい、戸惑っているのも事実です」
「オスカー事件」がここまで広く拡散したキッカケは、飼い主の職場の同僚の家族が、義憤に駆られて送った朝日新聞への一通の投書だった。その投書にはこう書かれていた。
〈全盲の方の愛犬が、お尻をフォークのようなもので刺されました。(中略)こんなことをしたあなた。これは、いたずらでは済まされないことですよ〉
飼い主の知人が語る。
「そもそも犯人はいなかった、という疑念は投稿した方の耳にも入っています。でも彼だって、まさかここまで話が大きくなるとは思っていなかったでしょうから、責めるのは酷です。
責められないのは、飼い主も同じ。彼はオスカーが『フォークで刺されたかもしれない』と告げられ、これまでの取材に対し怒りを露にしていましたが、それは当然のこと。今では犯人がいなかったことにも薄々気づいていると思いますよ」
<中略>
評論家の呉智英氏は、オスカー事件に現代社会の問題が表れていると見る。
「今回の事件は、事実の検証が済んでいないにもかかわらず、飼い主より周囲が先に動いてしまったがために、これほど大きな騒ぎとなってしまった。個人的な『善意』と、自分も社会に参加しているという『使命感』、この二つの暴走が招いた事件と言えます」
一般市民だけでなく、政治家や芸能人もここぞとばかりに騒ぎ立てた。
連日「お涙ちょうだい」とばかりに煽りまくったワイドショーに対して、元日本テレビ解説委員で法政大学社会学部教授の水島宏明氏が苦言を呈する。
「最近では佐村河内守氏の嘘に振りまわされてしまったことが象徴的でしたが、メディアの中でも特にテレビは、泣ける話や同情を誘う話題に弱い。真偽の確認より、『話が盛り上がる』方向にばかり進んでしまう。あまりにも短絡的です」
話題性があるからと事件に飛びついた警察もお粗末だった。
「普段なら突っぱねる被害届を受理して、何十人もの捜査員を投入し、存在しない犯人を捜していたとなれば、税金の無駄遣いも甚だしい。捜査すべき他の重大事件があるはずです」(前出の全国紙記者)
本人の思いもよらぬ形で、全国の注目を浴びてしまった飼い主の男性とオスカー。彼らこそが、犯人がいないこの事件の「被害者」と言えるだろう。
「週刊現代」2014年11月22日号より
****************************************************************************Yahoo! ニュース 現代ビジネス 2014/11/18******
全文はリンクからご覧下さい。事件はまだ記憶にあたらしいでしょう。こういう世の中ですからこのような弱者()に向けた嫌がらせのような事件は起きても不思議ではありません。いやいや「いかにもありそうな」事件と言えましょう。
早速正義感の異様に強い方を中心に「許せない」「卑劣な犯罪」「障がい者ガー」と盛り上がりましたよね。
もし記事のように第三者に刺されたのではなかったとしたら、煽りにノって勝手に盛り上がって、いもしない犯人に向けて怒りをぶつけていたことになりますな。あやうく近くを歩いていたというだけで無職の何某さんが冤罪に巻き込まれていたかも知れません。あやうく「とにかく誰でもいいから犯人を仕立てないと恰好が付かない」となるところでした。
その正義感の異様に強い人たちはこの記事を読んで顔を真っ赤にしているのでしょうか??「犯人がいなかったのだからいーじゃん」と開き直っているかもしれませんな。
事件でなかったからよかったってんぢゃなく、
「ウラもとらずに最初の通報者の話だけでニュースにしたのがまずかったのでは。情けないことに、追随したマスコミも検証しなかったということになる。(ヤフーのコメントから)」
ということと、いい加減なニュースにみんなして踊ってしまったことを反省せねばならないのです。
ことの発端は
飼い主の職場の同僚の家族が、義憤に駆られて送った朝日新聞への一通の投書だった。
「朝日新聞」
なにか昔あったような・・・
「サンゴ汚したK・Yってだれだ」
これは一体なんのつもりだろう。(中略)「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。(中略)日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。精神の貧しさの、すさんだ心の……。 にしても「K・Y」ってだれだ。
オキナワの自然とか障がい者とかそういうものに対する慈しみの心w、「自然を愛し弱者を慈しむワタシってステキ(ハートマーク・・」みたいな斜め上から目線を感じますな。
そういう心の琴線にふれるネタならば、ろくに検証もしないで記事にして世の中の正義感の強い人たちを煽るんですね。
しっかしまぁ、なんですな。
みんな寂しいのか、イイ事も悪いこともみんなで同じ思いをすることに飢えているんぢゃないでスカねぇ。
「あっち」となれば一斉に「それー」となってしまう国民性はなかなか直らないと思いますが、たとえ少数のひねくれモンたちでも「ちょっと待てよ??」と立ち止まって考える人の存在が大切なのではないでしょうかね。
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2014/11/20 09:06:30
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