川崎中1殺害事件についてあちこちでいろんな議論があろうかと思います。
会ったこともない全く知らない被害者がカワイソウと献花に遠くから出向いたり、「カミソンは天使(キラリ」みたいな一人語りポエム状態になって(?)ジブンに酔っている人もいるみたいです。カミソンがかわいそうなのはその通りでお気の毒なことだと思いますがなんだか違和感がぬぐえません。犯人は許せないというのには異論は全くありません!!
テレビの扱い方がそういうお涙ちょうだい路線、「島から来た何も知らない純真な少年ガー」みたいな感じに乗せられたテレビ好きさんも多かろうと思いますな。
ワタクシはこの根底にあるのは「家庭環境」と「地域性」それと「警察や学校と保護者や地域の人も含め、周囲がちゃんと対応していなかったこと」だと思うのですが、場所や人物の中に差し障りがあるのかそういう話はあまり出てきません。
ネットでも「かわいそうな被害者の母親を叩くとは何事カー」の大合唱がほとんど・・・。前述のテレビの効果なのかあるいはある方向にネット世論を持っていこうとしている人たちがいるのか?? まことに不可解ナリですわ。
というわけでタイトルのような感想を持ってしまうわけです。
彷徨っていたら見つけた秀逸なブログが以下の記事です。一部抜粋します。リンク先で全文読めます。有料云々とありましたが、タイトルをクリックしたらそのまま読めました。
川崎中1殺害事件の絶句 - 神奈川県警と母親の不作為と無責任
http://critic20.exblog.jp/23606477/
(前略)被害者の母親について、左翼リベラルから、貧しい母子家庭で苦しい境遇だから責任を追及するなという声が上がっている。一理あるだろうが、一方で、半ばネグレクトではなかったかという懐疑の声も上がっている。この意見は道理だろう。あれだけ1か月も2か月も激しいリンチを受け続け、顔を腫らし、目に内出血の痕を残した重傷の身体になっているのに、家庭で目撃している母親が不審に思わないはずがない。しかも、不登校になっているのに、教師の電話に対して出なかったり、いいかげんな返事で電話を切っている。家庭訪問してきた教師にまともに対応していない。この事件に至った不作為と無責任は、警察と学校にあるだけでなく、明らかに親権者である母親にある。13歳の被害者の絶望は、何より、母親が自分を助けてくれる存在ではないことを悟っていた点にあるのではないか。どれほど貧困で母子家庭でと言っても、子どもの命以上に守らなければいけない大切なものが他にあるだろうか。(中略)
母親という存在への責任とか期待も、昔とは違って、貧困な母子家庭だったら仕方がないからそっとしてやれ、静かに同情してやるべきだと、そういう態度と観念が支配的になるほど、「貧困な母子家庭」というものはとことん無力で、免責視されるのが当然のアンタッチャブルな存在になってしまった。が、別にマスコミが土足で踏み込まなくても、この子が殺されたことで心に一生の傷を負い、苦しみ続ける運命になったのは母親ではないか。母親ならこの子を救うことはできた。他の誰ができなくても、母親だけが可能だったと確信する。親権者義務の放棄。昔であれば、日本人はその論理で母親を非難したことだろう。今は格差社会が進み、親権者義務などと言ってられないほどその主体性の前提基盤が崩壊し、有名無実なものになっている。中産階級社会の一般像と常識が崩れている。そのことが問題なのだ。事件の真相に迫ろうとする者は、だからこそ、被害者の家庭環境の実態を報告して問題提起する必要があるのだ。
マスコミ報道やネットの左翼リベラルの言説は、「二度とこういうことが起きないように」と白々と言い、学校と地域が協力して仕組みが云々とか、教師がもっとよく注意して云々と、尤もらしいことを表面を撫でるように言う。同じ念仏言句を繰り返す。そして、結果されるのは、政府の示達で教師に押しつけられる無駄なペーパーワークの増量であり、文科省の「子どもの命を守るため」の天下り法人の設置とか、予算の増額とか組織の拡張とかハコモノの建設だ。警察庁の監視カメラの増設と高解像度化のための予算増額だ。そして、また同じ事件が起きる。倫理がなくては、社会を生きる人の中に倫理がなくては、人の内面に責任感と正義感がなくては、口先でいくら再発防止を言っても無意味なのに。
*******************************************************************************************************************(引用終わり)*******
記事中の「左翼リベラル」とかいうのはどうかと思いますが、その他の部分は概ねほとんど激しく同意します。
そのコメントに「(コメント投稿者が考えた)悪い順」ってのがありました。順位的にどうかは皆さんで考えてみましょうね。
1、加害者
2、加害者の両親
3、警察
4、被害者の母親
5、被害者の父親(母親のDV元夫)
6、加害者、被害者双方の親(親たち自身が健康な精神に育てられていないであろう。)
7、学校関係者
6でいうところはたぶん親の親ということだと思います。遺伝ですかな。
むごいようですが、ワタクシは5番目くらいに「被害者本人」を入れたいと思います。「万引きを断った意志の強い子」というふうに言われていますが、不良グループに入ってしまったらだめですよ。島から出てきて世の中にはそういう悪い人がいると教わっていなかったのだ・・と考えてもこの順位です。毎日の生活が面白くなくて半ば自暴自棄にグループに入ったのなら3位くらいになっちゃいます。
とにもかくにも「治安の回復」!!
神奈川県なり川崎市なりは「DQN撲滅条例」を作って徹底的に浄化作戦を敢行しないといけませんな。深夜徘徊や飲酒喫煙はどんどん検挙。不登校生徒には家庭訪問と近況調査。無職少年も収入源などの調査。
不良少年グループにも組織暴力団並の扱いで取り組まないといかんでしょう。自警団とか防犯カメラとか通報装置とか、空きビルを借り上げて警察署の分署を設置したりするのには予算を付けてもイイでしょう。
しっかしまぁ、なんですな。
国レベルで真剣に取り組まないといかんのはなにより「貧困の解消」デショな。
↓↓早速の勇気あるイイね!に感謝いたします!!
ブログ一覧 |
事件・事故 | ニュース
Posted at
2015/03/05 15:36:23