
旧い言葉ですが、一部の単車乗りの間で、言われていたもの。
意味は『カワサキ車は乗り込むほどに味が出る。1000kmで慣らしが終わったと思うな。1万キロを越えてからが、カワサキ車の神髄だ』などというものです。
これ。実際わたしも経験しました。
関西在住時代の若かりし頃。(笑
当時空冷のGPz400Fに乗っていたのですが、このオートバイに狂ったあげく、それまで微塵も考えていなかった、2輪免許の限定解除までしてしまい、そうなると大型車に乗りたくなるのが人情ってもの。
当時行きつけだったカワサキメインのオートバイ屋さんに相談したところ、ここの親父が変わり者でして「お前のGPz何キロ乗った?」と聞かれ「8000kmくらいやろか」と答えたら「あかーん!1万超えるまでは乗り換えたらあかんッ!」と、こともあろうに750販売拒否。(笑
その時に言われたのが、前述の言葉。
え~そんなもんかいな、と、思いつつも幸か不幸か当時はどビンボーだったので、750に乗り換える予算もなく、そのままGPzを乗り続け、2ヶ月ほどで1万キロを越えたのですが。
するとなんと!本当に変わったのです!
吹け上がりは良くなるわ、音はず太くなるわ、さらには燃費まで良くなるではありませんか!
これですっかりGPzに惚れ直し、北海道に住むようになるまで乗り続けることになったのです。
当時、オートバイ仲間に同じGPzに乗る知人がおり、彼のそれは6000kmほどしか走っていなかったのですが、比べると明らかに吹け上がりと音が違っていたのが印象的でした。
さて。
今回のツーリングの途中に、わが相棒のスーパーシェルパもめでたく10000km超えを果たしたのですが。
そのとたん。
マフラーの音が変わったのです。
今までは多少回しても穏やかな音だったのが、ず太くなり、回し気味に走ったせいか、吹け上がりも軽くなりました。
いわゆるランニング・インが済んで、アタリがついたってとこでしょうか。
さらに帰ってから燃費データを整理してみたら、今回全て30km/lを超えていて、いちばんいいデータはこれまでの最高記録を更新した34.4km/lでした。
いままでは30km/l台すらめったにないことだったので、これは驚き。
通勤に使っていた、といっても片道40kmはありますし、ツーリングでは幹線路の流れの速さにかなり回して走り、林道なども走ったにもかかわらず、です。
なんかこれで、シェルパのオールマイティさに改めて惚れ直したかんじですね♪^^
Posted at 2009/08/18 23:44:27 | |
トラックバック(0) |
オートバイ | 日記