もとじのブログ一覧

他の世界ではいざ知らず、我々オーケストラ（以下オケ）の世界では低弦と言うと、チェロとコントラバスのことを指します。私がやってるのはコントラバスでして、わが愛車の主要業務の一つがこいつを運ぶこと、つまり低弦輸送車。

「コントラバスってどんなの？」と聞かれたらメンドクサイのでいつも「バイオリンのデカイので立って演奏するやつ」と答えてます。ジャズで使われてるウッドベースも基本的に同じものです。高校時代、楽器の運搬は電車・バスで行わねばならず非常に労力がいり、かつ周りの邪魔になって迷惑がられる存在。なので大学に入ってからはまず免許を取り、車を確保してからオケに入団しました。

画像は前車BHにコントラバスを積んだ絵です。ちなみにこれはネタで撮影したもので、通常は楽器ケースにしまって運んでますので誤解なきよう（爆）
余談ですが某店の鉄骨息子WRは、これを運ぶために「床上に出っ張らないタワーバーを作って！」と言って実現したものです。感謝。

自己紹介にも書きましたが、今一番はまってるのが世界ラリー選手権、いわゆるWRCです。
私がWRCファンになった経緯などしばし。

もともとF1小僧（ヲタとも言う）だった私、テレビ中継以外にも情報が欲しくて本屋をブラブラ。そこでオートスポーツというモータースポーツ専門誌を見つけ、以来欠かさず購読するようになりました。
オートスポーツにはF1以外にもF3000や当時大人気だったGr.Cなどの記事が載っており、当然WRCもレポートされてました。
これがWRCとのファーストコンタクトになります。
この年が1987年、つまりGr.Bが廃止になり、非力（と当時言われていた）なGr.Aでの世界選手権となった最初のシーズンです。そしてこの年はランチァデルタがシーズンを席捲。90年代初頭まで無敵を誇ったランチァ黄金時代の幕開けでした。
オールドラリーファンの多くはランチァ＝ストラトスとお答えになりますが、私にはこの頃の印象が非常に強くて、ランチァと問われればマルティニカラーのデルタが真っ先に浮かんできます。

日本車がシリーズを席捲するなんて、まして日本でWRCが開催されるなんて、夢にも思わなかった頃の話でした。