飯田線攻略シリーズも残すところ、最後の一駅となりました。
が、実は当初から飯田線攻略の肝は、飯田線
ナンバーワン秘境駅の小和田駅であることは、様々な方からの事前ご意見や小和田駅探索ブログでは確認しておりました。
私の中で飯田線攻略にあたり、この駅への調査・探索が9割り以上を占めるものであったのですが、緑化実践日に起こったあの
忌々しいトラブルのおかげで99%以上の労力を使ったと言っても過言ではない忘れられない駅となりました(爆)

※天竜川対岸の県道1号線より小和田駅らしきを撮影。結果駅横にあるJR東海の制御室らしき建物でした。
まずは簡単にこの駅をおさらいすると、駅も東西を山に挟まれ、また駅の南北はすぐにトンネルに阻まれると言うまさに陸の孤島のような駅。
鉄道マニア等がこの駅を観光目的とする以外、一般的に降りる目的が無い駅だ。
一番近い集落に行くにもはっきりとした地図とルートが確認出来ないまさに秘境駅である。
1990年代初頭には、皇室の雅子妃殿下ご成婚苗字にあやかり、小和田駅ブームなるものがあったらしいのですが、それもすでに20年以上も前の話。
ブームの去った現在に至っては、当時の面影を残してむしろ寂しさすら感じる状態です。
駅おさらいついでに2月の初下見訪問から3月の実検証に至るまでに集めた独自の情報をまとめてみました。
1.小和田駅を最寄りとする集落を塩沢と言う。
※静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家
2.集落は現在4~5世帯の方が住まわれている。
3.住民の方はかなりのご高齢である。
※一番若い方で70歳台中盤?
4.近年まで飯田線を唯一利用されていたMさん方のお婆さんも昨年の7月に引っ越され、現在集落からの利用者はもう居ない。
5.塩沢から林道から南にある門谷集落から駅に通ずる林道が以前あったが、今は崩落などで不通状態である。
6.門谷集落は人がおらず現在廃集落となっている。
※1世帯別荘のような形で暮らされいる方います。
情報については現地の方から得た情報です。
ここへ行くまでは、本当に駅へ徒歩で行けるのかかなり不安でしたが、数々の情報で何とか行けそうな一筋の光を見出しました。
天竜川林道より山側に現在お住まいになられている世帯が存在するのですが、佐久間ダム建設以前は天竜川川縁や小和田駅から林道までの中腹にも多数の世帯があったとのことです。
が、ダム建設にて移住を余儀なくされた方々は浜松や豊橋へと移り、やがて過疎化が進み現在に至ったと言う訳です。
パンク事件で自宅電話をお貸し下さったTさんご夫妻も、『ここもいずれは無くなるだろう!』と寂しげに話されていたのが印象的でした。
またTさんご夫妻も立派なご子息が居られるらしく、町の暮らしに呼ばれているそうなのですが、一週間もすれば身体がおかしくなるとのことで、不便こそあれここでの暮らしが一番幸せだとも仰っていました。
いつまでもお元気に過ごされる事を切に願っております。
さて、そんなこんなで飯田線・小和田駅への攻略MAPを作成いたしました。
☆ 北側なら県道1号線より伊那小沢駅より天竜川林道(MAP内青線ルート)へ入り中井侍駅方面から林道を南下します。
ぐんぐんと林道を上がり、あっという間にこの高度になります。
道は舗装されているが、そこはやはり酷道。
天竜第一隧道。
林道途中で長野県から静岡県に。

向きが逆ですが中井侍駅方向から林道に入る塩沢の手前に、この初代ミニカが目印としてあります。
☆ 南側なら県道1号線から大嵐駅側から入るルート、もしくは国道152号線沿い水窪駅の北部より大津峠を抜けていくルートがございます。
道なり右に行けば大嵐駅なのだが、ここを左に。
ここが南側から塩沢最短?ルート。
こちらも酷い落石ですwww。
途中の廃屋らしき画像。
崩れまくってます。
いずれのルートもおおよそ14km~20㎞程の長い酷道の上、電波状況も悪く(auは使い物になりません。)かなりの注意が必要です。
最終的にMAPにあります塩沢の集落付近を目指してください。
最終章は塩沢から小和田駅への徒歩林道を画像中心にご紹介いたします。
つづく.......
【飯田線関連ブログリンク】
・
vol.1 序章
・
vol.2 三河大野駅、為栗駅
・
vol.3 金野駅、田本駅
・
vol.5 小和田駅 後編
・
飯田線検証で起こった恥ずかしい事件(笑)
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ハイドラ東海難所(飯田線) | 日記
Posted at
2015/04/16 00:04:27