今回のブログ、興味ない方には全く響かないブログなのでスルーしてくださいねwww。
さてボートフック、ロープフックなる船具について、スロープや砂浜出艇の可搬型ゴムボートにおいては使おうなんて想像すらしていない道具の一つであります。
使う目的としては桟橋係留するプレジャーボートなどにおいて、出艇時に桟橋を蹴ったりまたは着岸の際に掛けたり、はたまたロープをフックにかけて取ったりとするようなモノなので、先に述べた可搬型ボート、特に本体自体がクッションのような役割をしているゴムボートにおいては恐らく100人使用する方がいるとすれば99人は要らないようなモノだと思います。
で、荷物の増えるこのようなモノを何故に製作する動機になったのかと言いますと....
こう言った場所でのドーリーロック作業。
例えば画像のような砂浜からの着岸時、跳ね上げ式ドーリーのタイヤをこのように降ろしてロックを掛けないといけません。
判りやすく申し上げると赤矢印部分を更に持ち上げて浮かすイメージ。
この時の作業が毎度のごとく最終関門と申しますか.....
どうにもスムーズに対処出来た記憶があまりございません(笑)。
ここで本当しまいにはぎっくり腰するんじゃないかな?と毎度ヒヤヒヤしております。
まずもって後方のスターン(船尾)部分の取っ手を片側持ち上げるのですが、これがめちゃくちゃ重たいしスネまで海中に浸かっているもんだから足腰の安定もままならない。
酷い時はスターンを腿の上に置いて片手でボートを抑えながら片手でロックをすると言う訳の分かんない状態になりますwww。
そのうち打ち寄せる波で長靴に海水が侵入(笑)、エライ思いをされた方多いのではないでしょうか?
まずはこの着岸時の不便を何とか解消できないか?と言うのが事の始まり。
何かしっかりとした棒で常時積んで置ける、なおかつ他の役割も果たせるもの。
思い浮かんだのがボートフック兼簡易トランサム置きとでも言おうか?
要するに例えば右スターンのドーリーロックの際に赤矢印の部分にトランサム下部と地面との間に何らか支えがあればドーリーロックが簡単に出来はしないか?と。
と言う訳で今回プロトタイプのボートフック1号を製作してみました。
SPF面取り棒と言う30×30mmの四角い棒1,820mmを購入。
お値段400円弱。
とりあえずこれを1,250mmにカットしました。
さらに40mm程度にカットした同材とアルミの分厚目のアングル。
アングルに使用するステン皿タッピング。
とりあえず適切な高さ設定が全く判らないのでドーリー取付の下から図った長さで480mmに設定。
本当とりあえずの感じです。
画像では判り難いですが握り部分100mmは握りやすさを追求し少し削っております。
とまぁここまでは未完成の状態ですがとりあえず先日の釣行で試してみた。
まずこの重要なトランサムを乗せる部分。
高さ480mmで面を合わせましたが、結果位置が高すぎて全く使い物にならず。
かなり低い位置に変更しないといけない。 ※更なる補強として木片の後部より1本長いビスを貫通させています。
で、ボートフックとしてですが.....
まずボートをスロープから下ろして出艇の際の地面を蹴る役割!
もうこれはバッチリです。
力強く地面を蹴ってくれるので少々の波、また少々の船の重量でも脱出させてくれます。
これはいいな!
そして蹴りだし後、湾内を漂流する際に岸壁にボートがぶつかりそうになりますが.....
こんな棒があるとすごく便利。
これも使えます。
岸壁にはフジツボやら牡蠣やら船体を傷つけてくれる恐ろしい貝類がわんさとへばりついておりますからぶつかる前に棒で壁を抑えるだけで良い(笑)。
で、マイナス点は握り部分の加工が短くて要改善。
それと先端にロープを取るための金具はあった方が断然良い。
まぁ普通あまりゴムボートで係留なんてする人少ないと思うけど....
下記は実際係留した際の画像ですが赤丸部分に潮位を計算した分の最低限の長さでロープを掛けましたが、フックのあるなし全然違います。
そこは痛感しましたね。
※注意:現役として頻繁に使用される漁港などでの係留はご法度です。
ちなみに私が使用した場所はすでに集落の人自体が高齢化により、過去に整備されたこのような立派な港に漁船が一隻のみ係留。
漁協組織もこちらの港には無く避難港として使われているだけとの事です。
また地元の方に一応使用の旨お声掛けさせてもらったことをお伝え申し上げます。
と言う訳で以下から持ち帰り後のリメイク内容です。
まずは握り部分の加工延長。
150mmまで変更。
もうこれは単純な手作業ですね。
スタメン道具に昇格したら握りグリップ検討します(笑)。
あと近所のホームセンターウロウロしてたら、こんな便利な金具が処分価格になっていました(笑)。
左の128円のもロープフックですが、そちらより断然こっちですよねぇ(笑)。
こんなの誰が買うんだろうねぇ...と普通の方が考えうようなマニアックな金具www。
私が買いますよw。
固定はビス2本の穴なので出来るだけしっかりしたネジを使います。
先端が輪になっているのが良いですね!。
ロープを通したりも出来るし万一突いてもダメージも与えないし。
トランサム台座の高さは大幅に変更し300mmの位置に。
角度を変えるとこんな感じです。
この部分でトランサム部分を1点で支える予定をしておりますが、実際はどうなんだろう?
一応傷つかないよう材料には面取りを入念に施しております。
全体的にはこんな感じで一旦完成。
なお難点はとにかく重い(笑)。 女性や高齢の方には、これを片手で扱うにはかなりしんどいかも....
でもかなりの力がかかる棒なので、あまり軽量化を考えて耐荷重が失われるのは良く無いですね。
また台座より上の部分をアルミの中空丸パイプにあうるなど対処法もあるかもしれませんが、全長が1,250mmと長いので自重をなんぼ軽くしてもテコの原理で握り手には結構負担は掛かりそうです。
さて一般のゴムボーターには恐らく必要ないであろうこのアイテム。
次回のフィールドテストでその真価が問われるところ。
使い勝手良ければスタメンとしてベンチ入りさせてあげるよwww。