お断り!
この記事記載のチェックポイントは、2017年度のいずれかのメンテナンス時にチェックポイントの取得認証エリアが拡大となりましたので、本文中のように奥まで行く必要が無くなった事を明記させていただきます。
なお、過去の備忘録として以下の本文は当時のまま保管させていただきます。
不動谷ダム.....
知らない、そして興味もない!と言う方は、時間の無駄ともなりますのでどうぞ他所へ行かれることをお勧めいたします。
その前にこのダムをご存じでない方へ。
近畿もしくは東海?における恐らくは最難所となるダムのCPです。
※東海は未踏の地があるので、何とも言えませんが.....
奈良と三重県の県境、三重県は大台町と言う場所の超山奥に存在する中部電力所有の(以前は三重県所有)小さなダムです。
この名前を知ったのは確か2013年の10月頃でしょうか?
そして足掛け約2年半という長い時間を経てついに踏破する時がやって参りました。
喉から手が出るくらい行きたいのに、何故長い月日手を出さなかったのか。
それは....
単に危険だから。
ググってみて判るこの場所。
※死ぬほど色々ググりました。
軽~くまとめたのでご一読を....
台高山脈(だいこうさんみゃく)と言う普通の方は聞きなれない山脈内の急峻な山々が連なるこの場所。
まずはこの台高山脈、標高は1,000~1,600級と決して高くはない山々ですが、太平洋の黒潮から発生する暖気流から吹き込む南風により、この峰々が壁となり日本最大を誇る年間降雨量を発生し、激しい雨でV字渓谷が多数形成されていることをご承知いただきたい。
実際見るにこの峰々における山肌には多数の崩落や土石流跡もあり、また沢には恐ろしいほど巨石がゴロゴロしています。
特に深い峡谷を形成する大杉谷林道は、大台ケ原を東西に結ぶルートとして有名。
※平成28年は4月22日より林道が開通されるようです。
さらに日本一の清流と呼ばれる美しい宮川....
ここは自然豊かで登山者を魅了する要素も多分にある反面、人々を簡単には寄せ付けない厳しい自然環境が残された近畿(東海?)の秘境であると言っても過言ではありません。
具体的には奥伊勢宮川峡県立自然公園内にあるこの場所、吉野杉林が多い西の奈良側と違いブナやトウヒなどの原生林が広がる手つかず自然豊かな植生が見られます。
また大型獣としてツキノワグマや日本カモシカの生息地として多数の目撃情報もあります。
そんな峰々の奥地に鎮座するダムが、この不動谷ダムなのです。
一度道迷いや骨折など致命的怪我をしまったらまずは終わるだろうな!と言うほど奥まった場所であることは間違いない。
ダム関係者を除き、人と出合うことはまぁ稀だと思います。
とは言いつつも実際には登山者やダムマニア・廃道マニアの方達はそれなりにチャレンジされている場所でもあります。
※検索すればそれなりに出ますよ。m(__)m
そして私個人の見解ではありますが、これを見て..... ハイ、そうですか?と行く気には簡単になれない行程です。
恐らく若い方なんぞは大袈裟だなぁと思われる方も一部いらっしゃるかもしれませんが、平日は普通に会社員として仕事をしている上、大切な家族(嫁と娘二人)も居ります。
例え0.1%でもミスは絶対に許されない、そして必ず無事に下山しなければならないのです。
しかも山登りが基本大嫌い(笑)!
まともな山登りをしたことも無かった運動不足の40代のオッサンが、2年以上の準備を経てチャレンジすることになったのだから。
さらに軟脚かつ膝痛(ランナーズニー)を持つ私は、自分の山歩きペースも判っており正直パーティーで行く自信もありません。
※自分のペースが乱れるのがダメなんですわ。
こんな場所を単独登行?
しかし自分の登山スタイルで行けばやはり単独登行やむなしと言ったところか?
※単独登行は様々なトラブル発生のリスクがアップするのでおすすめ出来ないのですが......
と長~い前置きとなりましたが、武者振るいしながらも平成28年3月20日.....ついにここへ行っちゃいました!
そしてお断りですが、今回のブログシリーズは誠に勝手ながら攻略ブログとはせず備忘録として掲載させて頂きたいと思います。
意地悪で攻略方法やMAP掲載をしないと言う訳ではありません。
ここへ行くには、最低限自分で情報を得れる方でないと駄目だと思うからです。
その点をご理解いただきたく悪しからずご了承いただきたいと思います。
次回に続く....
追記:最近立て続けにここが踏破されてはいますが、その殆どが何らかの形で互いに情報共有している方達であり、ほぼ同じような考えの持ち主であることを申し添えさせていただきます。
立て続けであるが故、安易に思われる事だけはくれぐれも無きようご理解頂きたいと思います。m(__)m