
早いもので来月で名古屋転勤2年目に突入しますが、ついに悪魔の趣味をこの東海の地で手をだしてしまいました.....
金も時間もかかりますので、あまりハマらない様自粛しながら細々と活動していきたいと思います。
さて、その悪魔の趣味ですが東海の地での初船釣り!
ついに行って来ました~!
平成28年10月29日。
南知多の最南端・師崎(もろざき)から出船しております「
まとばや」さんの大物釣り。
一応備忘録として、また今後こちら南知多へお越しになる方への参考としてブログアップさせていただきました。
懐具合として本当は安い方の小物釣りで充分やったのですが、今回闇の釣りグループ
「変態おやぢ釣り倶楽部」のメンバーさん達が是非参加したい!とのことで4名にて参戦。
私を含む東海より2名、大阪・奈良からも各1名の計4名。
集合場所の師崎港に4:30頃到着、遅れて関西組2名も5時頃に到着。
5:30頃には受付も済ませ、まとばやさん所の大物専用船である武丸に乗り込みます。
電話ではあらかじめ色々聞いておりましたが、ネットでの具体情報もなかなか乏しかったので、今後の参考になるべくあくまでも当日の話ではありますがその様子を記載していきたいと思います。
この日は前線通過後の軽い冬型の気圧配置となりまして、西高東低かつ等圧線縦縞の北西風爆風の日となりました。
何せ初めての東海沖。

どこが漁場なのかも判らない状況で来ていますので、ヒラメのポイントに一時間くらい走るのかな?
朝焼けの何とも言えない最良の一時。

場所の不安をよそに僅か10分程度で船足止まります。
と、まずはここで活き餌となる鯵(あじ)をサビキ釣りで釣らんとあきません。
サビキ仕掛けは船頭さんが2人に1組を手渡してくれます。
ちなみにこの船、かなり綺麗な大型乗合船ですが、釣り物が大物と言う事もありMAX10名しか乗せません。
※本来の乗船定員は20名以上あると思います。
掛けた後の仕掛け絡みなどトラブル回避のため当然ですね。
その分乗船料は高くなります。
通常乗合の約1.8倍である1.2マソ。
土日は更に千円増しの1.3マソ。
痛い出費ですが、その分大物を釣れば元がとれる訳ですwww。
この日は私ら4名と他の方4名で8名。
片側4名とかなりゆったりのスペースが確保できました。
そして船の半数人4名で鯵釣りを行います。
型は12~15cm程度。
これが最初なかなか釣れません(爆)。
初めて来ているので4名不安になります。
ヒラメ釣りの時間無くなるやん.....とwww。
しかし何度か流していると、その内アジは鈴なりにかかり始め当日8名分の餌は確保出来ました。

鯵は大きい水槽に保管しておき、自分の水槽には弱らない様、5匹程度入れておきます。
で、そこからポイント移動かいな?
と思っていますと、船頭から「ボチボチ釣って下さい!」と(笑)。
場所一緒かいなwww、てかこんな近場で釣るの?!
と最初思いましたが、船頭曰く
「今潮が緩く一番良い時やから入れたらすぐに掛かることがありま~す」と。
気合入りますなぁ。
「アタリがあっても絶対にすぐに合わせず仕掛けを張って、充分に竿が持って行かれてから合わせてください!」との追加アナウンスが。
『ウンウン!』と聞きながら慌てて仕掛けを投入。
ここで当日の仕掛けです。

竿はシマノ海春3.3m80号。
リール、ダイワ15レオブリッツ300にPEライン3号300m。
泳がせの胴付仕掛けはもちろん自家製。
市販品は信用出来んし割高。
あと自前で仕掛けを作っていると、ちょっとしたトラブルに全て対処出来ますから。
錘は潮の速さにより60~80号を使い分けるようですが、この日は60号でした。
幹糸やハリスや捨て糸の長さは皆さんそれぞれですが、竿の長さや底の状態により臨機応変に調整してください。
ちなみにこの日は幹糸150cm、ハリス100cm、捨て糸80cmが一番良かったです。
親バリは丸セイゴや伊勢尼・海津などお好みで使用。
あと孫バリを付ける付けないですが、私は肯定(付ける)派です。
今回も5枚中2枚は孫バリに古いフッキングしておりました。
孫バリのハリスは長めにとると活き餌の動きに違和感がなくなります。
なおリールですが掛けたら電動を使う事がないので、ここでのこの釣りに関しては電動リール要りませんwww。
かえってコードとかが邪魔ですわ。
とか仕掛け説明言うてる間もなく、左隣のY氏(同グループ)がいきなりの
HIT!
『マヂかよ~!』と言いながらよそ見している私にも、ガツッガツッとヒラメが鯵をかじる感覚。
ウフッ!! (゚∀゚). キタワァ*:. ...
この一週間....
この感覚ばかりを妄想しながら仕事しておりましたwww
ヒラメ40(秒)!と言うくらい遅合わせがこの釣りの鉄則。
喰いついた!と思うと餌を離し.....
離した!と思うとまた喰いついて来ます。
餌喰うの下手なんですよ!
ヒラメは!
しかし、このアタリの時がパチンコで言うスーパーリーチ状態。
一番ドキドキ感があって楽しい時なのです。
張らず緩めず程度でしっかりと餌を飲まさせて行きますと、明らかに竿に重みが来たのでゆっくり大きく合わせを入れます。
『ズンッ!!』
キタ━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━!!
3.3mの竿が大きく弧を描きます。
堪りません!!
何とこのポイント、師崎先端からすぐの場所ゆえ10m~14mと言う恐ろしく浅い場所です。
電動リールなのですが当然手巻きで慎重に上げますと、なかなか良型の40cmオーバー
GET!!
このような博打的お魚!
とりあえず朝一で釣れると安心感と後々の釣りへのメンタルがかなり変わります。
一番良い場所であるトモ(船尾)に居座る同行者F氏とN氏はアタリ出るもののすっぽ抜けたり切られたりと....
肝心のモーニングサービスを逃し.....
そしてまた左隣Y氏が良型GET(2枚目)。

更に船頭が『仕掛け上げてください』と言うてる最中に私にアタリ。
またもや「ズシッ」と掛けたのは30cm中盤の可愛いソゲ(ヒラメの子供)。
もう釣れなくても大丈夫www。
Y氏とワタスは坊主免れましたので、ここからは余裕を持って釣りが出来ます。
が後ろは
「どよぉ~ン」とした重苦しい空気にw。
しかし反対の左舷側にいらっしゃる方も順調に朝一モーニングサービスで上げておられます。
えらいもんで、その後だんだんと潮が悪くなり船内に沈滞ムードが漂いはじめ無情にも静かに時は流れます。
その後また船頭さんが「8~10mあたりにベイト(餌の小魚)が映っています(魚探に)」
どうやらベイトが要る場所に当然フィッシュイーターであるヒラメも潜んでいるようです。
ここでまたしてもアタリを出すものの食い気が浅いのか、かじられるだけで中々掛ける事が出来ません。
またアタリが出るところでラインを出し過ぎると、錘が根がかりして仕掛けを持っていかれます。
今回錘5つほど失いましたorz。
そんなこんなで悪戦苦闘しながらも何とか40cmオーバーを1枚追加。
そしてトモで苦戦していたF氏も40cmオーバーを1枚上げました。
N氏は大型のマダカ(スズキ)を掛けておりましたが、最後の最後でにバラシ.....orz。
そして11時前に潮止まりを迎え、残り2時間後半戦へと突入。
そこからまた船内ちょくちょくとアタリが出始め、残り2時間で私は2枚追加。
最後にあげたヒラメが最長寸の59cmございました。
結果初参戦4名。
ワタス5枚。
Y氏2枚。
F氏1枚。
N氏ボーズ.....。
※かなりご機嫌が悪ぅございました。
恐らくN氏は11月にリベンジ戦を行うと予想されます(笑)。
≪今回の釣りの総括≫
この日は前線通過後の北西からの爆風が吹き荒れ、近場とは言え2mくらいの波があり、繊細なヒラメ釣りになるんかいな?と正直心配しておりました。
そんな中ヒラメからのアタリは恐らく12~13回くらいございましたが、5枚と言う事で半分以下しか取れておりません。
あらためてこの釣りの難しさを感じさせられました.....
やはり朝一はどの釣りにおいても集中して釣ることが大事ですね。
それと潮が悪くなると本当アタリが遠のきますので、船内誰かが釣れた時は餌を新鮮で活きの良いものに変えるなど工夫も要ると思います。
特にアタリはポイント移動後の最初の落とし込みすぐに来ることが多いです。
参考になるかどうかは別にしてポイント移動後にアタリが頻発するので、船が移動した直後は特に神経を集中すべきです。
釣れている方と釣れていない方の違いは正直判りませんが、釣れていない方を注意深く見てると以下の違いがございます。
1.餌の落とし込み方が雑い。
私は餌の鯵を落とし込む際に錘がドカッと海底を叩かないように、リールカウンターで着底間際にゆっくりブレーキングしながら、錘をソッと海底に着くように注意しています。
ヒラメは当然海底に潜んでいますが、錘をドカッと落とすことで驚いて逃げる可能性がございます。
2.海底を錘でズルズル曳いている。
私はハリスが這っているのを計算して着底後錘を少し浮かせて流します。
※わずか10~20cmと言うイメージですが。
根がかりの確率を上げると手返しが悪くなるのでそのようにしています。
またアタリが取りやすいように思います。
3.餌の鯵の取り扱いが悪い。
活き餌の良し悪しは当然アタリに反映されます。
鯵を捕まえたら濡れタオルでくるみ決して素手では触りません。
また出来るだけ素早く餌を針にかけるのも重要です。
4.固い竿を使っている。
まぁ上手な方は固い竿でも釣るんでしょうが、やはり穂先の固い竿は餌を加えたときの違和感が感じやすく餌を離す確率が高くなります。
胴までしっかりと曲がる2.7mくらいの竿がベターだと思います。
その他も色々とあると思いますが、所詮は運も左右する釣りなので、とにかく一日の中で多くアタリを出させる事の努力が必要になると思います。
が、釣果としては十二分で贅沢言えないのですがね。
そんな簡単に釣る魚じゃないですからね。
しかし、ここ師崎と言う場所のポテンシャルが凄い。
当日竿頭の方が左舷の方
6枚。
残念ながら私は2番手となりましたが
5枚も釣れて大満足。
船頭さんより記念スナップ撮っていただきました。

※腹出てる!と言う突っ込みコメントには一切お応えいたしません(笑)。
当日8名の船内釣果が何と
25枚。
先にも述べましたが、当日の波2m以上のアタリの取り辛いバッドコンディションにも関わらずこの釣果。
今が狙い時なのかも判りませんね!
当日独り逃したN氏と嫁の親戚の方へ其々40cm以上級を1枚ずつお渡しして、大中小の3枚を持ち帰りました。
とりあえず昨晩は中物(40cm以上)を新鮮なうちにお刺身。

これだけでも40cm以上中サイズ1/4です。
わさび醤油とポン酢にて、「うまか~!」。
今日のお昼はヒラメの漬け丼とあら汁。

これも、「うまか~!」。
ところでヒラメはほとんど捨てる場所の無い上品で美味しい魚です。
当分の間、私はヒラメを食べ続けなければならないので飽きるやろなwww。
大物は37cmのまな板に全然乗り切りませんwww。

こいつは明日の夜会社の若いの来るので宴会用です(笑)。
しょっちゅう行ける釣りではありませんが、シーズンに一度は行きたい釣りとなりました。
皆様も是非今のうちに釣(ちょう)戦してみてはいかがでしょうか?