さてと、前回ご紹介しました映画
『The Warrios』 ようやくあらすじに移ります...
その1 (映画の背景)
その2 (あらすじ・本編)
その3 (キャスティング)
その3 (映画内のギャングチームとトリビア・製作中)
■ STORY(あらすじ)
ニューヨークに存在するギャンググループ100組が、最強グループであるグラマシー リフスのリーダーであるサイラスの呼びかにより、サウスブロンクスのとある公園(恐らくヴァン コートランド パーク)に招集された。
まずは地下鉄でコニーアイランドから出発するウォーリアーズの面々。

オープニングがある意味メンバー紹介的な役割となっております。
集会の間は各グループ停戦。
参加出来る各グループ・メンバー9名まで、武器の持参は禁止。
公園に設けられた演台で演説するサイラス。

それはニューヨークで敵対するギャング同士が団結するための呼びかけであった。
ニューヨーク中のギャングチーム達が結集すれば(6万人)、それはニューヨーク市警の警官数(2万人)を上回る構成員数を意味し、ニューヨークはギャング達のものになると言う事を意味する。
演説に感動し狂気と歓喜に満ちる公園。
そんな大盛り上がりな演説の中、サイラスはローグスのリーダーであるルーサーに拳銃で暗殺されてしまう。

パニックでごった返す集会の中、サイラス暗殺をウォーリアーズメンバーのフォックスが目撃。
ルーサーはウォーリアーズがサイラス殺しのグループだと主張し、ウォーリアーズは濡れ衣をかけられ、何も知らないリーダーのクリオンは集会現場でリフスのリンチに遭う。
※クリオンの生死は判っていないが、恐らくリンチで殺害されたと言う説が有力。

パニックとなった集会場には更に警察も入り乱れ、逃げ惑うギャングチーム達。
ここから8名となったウォーリアーズのサウスブロンクスからホームエリアのコニーアイランドまで帰還する逃亡劇が始まる。
警察に追われながらまずは地下鉄に乗り込もうとするが、サイラス亡き後のリフスはサブリーダーとしてマサイがウォーリアーズへの刺客を送るべくラジオのDJを通じて全ギャングチームにウォーリアーズへの報復生け捕りを命じる。
汗だくになりながら隣接する墓地へ逃げ込み、メンバーみんなで作戦会議。

これよりスワンをリーダーとして地元コニーアイランドを目指して帰ろうといたしますが...

その時すでにサイラス殺害に憤慨したリフスのサブリーダー マサイが怒りの檄を飛ばします。

『ウォーリアーズを生け捕りせよ!それがダメなら殺せ』
メッセージはニューヨーク中のギャング達にラジオD.J.を通じて伝えられます。
そうとも知らないウォーリアーズのメンバー達は、最寄り駅へと命からがら辿り着くが、そこにはスキンヘッドの強面チームのターンブル エーシーズがウロウロしておりますwww。

と、間の悪い事に彼らがUターンをかました時に地下鉄が駅に到着。

ターンブル エーシーズからの襲撃を受けるもその襲撃をかわしながらタッチの差で地下鉄に乗り込み脱出成功。
無事に地下鉄に乗り込み、地元であるコニーアイランドまで問題なく余裕で到着すると思う8人のメンバー達。

もし途中何かあればユニオンスクエアで落ち合う約束をして進んでいく。
が、少し進んだ駅で何者かが火をつけ大騒ぎに。

地下鉄はそこら不通となり、やむなくメンバー達はその駅で下車して次の駅まで歩いて向かう。
その移動途中でオーファンズに遭遇。

弱小チームでリフス主催の集会に彼らは呼ばれていないので何故自分たちのシマへウォーリアーズが断りも無しに入ってきたのかを知らない。
ここを無事通過するべく彼らと停戦協定を結ぶために、スワンとフォックス交渉を行う。
が、謎の女性マーシーの邪魔が入り交渉は決裂。

悶着の元は、『ウォーリアーズのベストを1着頂戴!』とおねだりするも、当然の如く断られます。
オーファンズを意気地なし呼ばわりして、揉めるんですよねぇ。
この娘、まるで揉め事を楽しんでいるんですよwww。
そのまま歩を進めますが、逆キレしたオーファンズ面々は30人程の戦闘員を引き連れ闘いを挑みます。

しかしここは喧嘩の才は上手のウォーリアーズが、火炎瓶を車に投げつけてピンチをかわし無事脱出。
次の駅で地下鉄に乗り込みます。
※駅名は不明だが(恐らくTremont Station)この辺りはまだ危ないブロンクスであります。
この物語の重要人物であるマーシーは最初厄介者扱いを受けながらもここからウォーリアーズの逃避行について行きます。
常にDJラジオを通じてニューヨーク中のギャング達に状況は知らされる。

ウォーリアーズ捕獲は失敗に終わるも、マイナーリーグに先を越されたわよ!と。
本当の犯人であるローグスのメンバー達は目撃者であるウォーリアーズを先に殺害すべく独自で動き始める。

まるでこの騒ぎを他人事のように楽しむルーサーに他のメンバーはやや困惑。
次なるステージとして96丁目駅。
様々な線への乗り継ぎがある大きな駅故に、停車時間が長いのだが...
ここでは駅構内に警察官がウヨウヨと警戒にあたっている。

停車連絡待ちに警察官に見つかってしまったメンバー8名+1名(マーシー)達は、駅の中を逃げ惑い散り散りに。
スワン、エイジャックス、スノウ、カウボーイの4名は駅の外に。
コチーズ、ヴァーミン、レンブラントは、無事警察から逃れて地下鉄に乗車。
彼ら3名はユニオンスクエアへ。
フォックスとマーシーが一緒に逃げるが、フォックスが警察官に捕まり揉み合いに。

ここで不運にも唯一のサイラス暗殺目撃者であるフォックスは警察官に投げ飛ばされて線路に落とされたあげく通過の地下鉄に轢かれてしまうという残酷な結果に。
※その隙にマーシーは逃げる。
駅から外へ出たスワン他3名はベースボールフューリーズに追われる。

リバーサイドークまで走り追われた2つのグループはここで乱闘。
カウボーイがやられるものの他の3名の圧倒的強さで難なくフューリーズを撃退。
しかし撃退した後に公園のベンチで独り居る女性に、エイジャックスが絡みだす。
帰路を急ぐ他のメンバーたちの忠告も聞かないエイジャックス。

しかしその女性は囮捜査官であった。
エイジャックスはその場で逮捕されこの物語から脱落となる。
※スノウとカウボーイが心配になってこの逮捕劇の一部始終を物陰から見ている。
同時進行でユニオンスクエア駅でリジーズの色仕掛けに遭うコチーズ、ヴァーミン、レンブラントの3名。

レンブラントのみが色仕掛けに引っ掛からず、周囲を注意深く見ている中、このメンバー達からの襲撃を受けるも命からがらリジーズのアジトから脱出する。

女ギャングに木の椅子で殴るコチーズ!
容赦いたしませんよw。
またこの時のリジーズのセリフで、リフスからサイラス暗殺の濡れ衣をかけられてウォーリアーズがニューヨーク中のギャング達から狙われている事を認識する。
ユニオンスクエア駅で様々な襲撃を受けたメンバー達が約束通り再度集結。
すでに3名のメンバーを失ったウォーリアーズ。
しかし駅にはオーバーオールにローラースケートを履いたギャングチーム・パンクスが距離を置いて待ち構えていた。

残ったメンバーが何とか駅に再集結。
他メンバーに目でメンバー合図を送るスワン。
駅構内の男子トイレへと逃げ込み、そこからウォーリアーズVSパンクスの乱闘シーンが始まる。

ここでも大乱闘の末、逃げ切るウォーリーアーズのメンバー達。
それとは別にここでリフスの代理リーダーとなったマサイの元へ、サイラス暗殺に関わる新しい目撃情報が飛び込んで来た。

※目撃者
これまでの闘いで何も考えられないほどボロボロになった心と身体におかれたメンバーとマーシー達の乗る地下鉄。
そしてとある駅からダンスを終えて楽しく乗り込んで来た2組の若いカップル達がスワンとマーシーの向かい側に座った。

あまりにも対照的なこのカップル。
ただ目を逸らそうとするマーシーに対し、決して目を逸らさないスワン。

居辛くなったカップル達は逃げるように次の駅で下車をする。
この映画の別の意味で深く感動させるメッセージを感じるような名シーンです。
様々な苦難を乗り越えたウォーリアーズの残されたメンバー達を乗せた地下鉄も夜明けのコニーアイランドへ到着。

しかしそこは命からがら逃げて来た楽園とは程遠いものだった。
何のために自分たちは逃げて来たのか?
たった一晩で起こった様々な出来事ゆえに現実に付き戻されたメンバー達。

そんな中何かを感じ新たな自分探しの旅立ちをマーシーと誓うスワン達。
そのメンバーの元へ最後の敵、サイラス暗殺の張本人であるルーサーの属するローグスのメンバー達が'55キャデラックのワゴンで登場。

さてこの先からのラストシーンは英語セリフ付きでお楽しみ下さい!
ローグスのリーダー・ルーサーが隠れるウォーリアーズに対し、空き瓶3本を指に挟んで『カチャン・カチャン』と音を鳴らしながら『The Warrios! Come out to Play-ay!!』と何度も叫ぶシーンは有名。
訳してみると差し詰め『ウォーリーアーズ、俺たちが遊んでやるから出てこい!』てな感じでしょうかね?
Luther:『The Warrios! Come out to Play-ay!!』
Luther:『The Warrios! Come out to Play-ay!!』
Luther:『The Warrios! Come out to Play-ay!!』
皆武器は持ったか?
Swan:『Everybody packed?』
Cochees:『Yeah!』
Swan:『All of stay behind me. I'm gonna take'em out to the sand.』
Snow:『What about you? You ready?』
Swan:『Let's do it.』
宿敵ローグスを浜辺までおびき出したスワン達。
『海を見ていると安心するんだ!』とスワン。
『今度ばかりはそうはいかねぇぞ!』とルーサー。
Swan:『When we see the ocean, we figure we're home, we're safe.』
Luther:『This time ypu got it wrong.』
そしてコニーアイランドの砂浜で対峙する2つのチーム。
『何故サイラスを殺しを?』と問うスワンに対し、『No reson』と答えるルーサー。
Swan:『Why'd you do it? Why'd you waste Cyrus?』
Luther:『No reason. I just like doin'thngs like that.』
そして1対1の対決を申し出るスワンに対しどこまでも卑怯なルーサーは銃を構えてスワンを殺害しようとする!
Swan:『Let's do it.You and me.』
Luther:『One on one? Yeah! You're crazy! You're dead. All of you. And you Know it. You're dead!』
間髪入れずにジャックナイフ投げつけるスワン、そして叫ぶマーシー。
Mercy:『Swan!』
ジャックナイフはルーサーの手首に見事命中。
Luther:『Wowoooooo.....』
銃弾は外れジャックナイフを手から抜き取りルーサーの髪の毛で血を拭うシーンは名シーン....
ちなみにこのジャックナイフは、パンクスのリーダーが乱闘時に落としたモノと思われます。
リフス!
Masai:『Riffs!』
Riffs members:『Yeah right!』
そうした中、グラマシー・リフスのマサイは約100名ほどの戦闘員を引き連れすでにこの海岸に到着。
まだ俺たちの事を探しているのか?
Swan:『You still looking for us?』
いや!犯人はこいつだ!
Masai:『We found what we're lookin' for.』
あくまでも罪を認めずウォーリアーズになすりつけるルーサー。
Luther:『No. Nooo. It wasn't us. It was them, the Warrios.』
ウォーリアーズは素晴らしい, 本当に素晴らしいチームだ。
Masai:『You warrios are good. Real good.』
最高さ。
Swan:『The best!』
後は任せてくれ。
Masai:『The rest is ours』
濡れ衣も晴れ、意気揚々と引き上げるウォーリアーズ。

その後リフスからボッコボコにされるローグス(笑)。
リーダーのルーサーが叫ぶ....
Luther:『NOoooooooo......』
この最期の叫びが、かなり悲惨です(爆)。
※ルーサーは惨殺されたとの話ですね...
D.J.から犯人違いのお詫びとして『In the city』を流すと言う粋なはからいでフェードアウトとなります。
エンドロールとして最後はスワンとマーシーは良い感じの仲となり、

コニーアイランドのビーチを朝焼けとともに残されたメンバーは歩いて...

この映画は終わるのでした。
以上が画像付の映画あらすじです。
まぁこんな感じでストーリー自体は他愛もないギャング抗争なんですが、実際映像で見るとハラハラドキドキいたします。
さて、完全解説と言う事でブログはまだ続きます。
次回は映画内キャスティングなどについて。