以前よりブログアップさせていただいております映画『The Warriors』
さて以下興業についてと主な登場人物などのご紹介。
その1 (映画の背景)
その2 (あらすじ)
その3 (キャスティング・本編)
その3 (映画内のギャングチームとトリビア・製作中)
■ 興行
アメリカ国内興行収益2,249万ドル
※1ドル120円換算として約27億円の興行売上
■ 監督
・Walter Hill(ウォルター ヒル)

この映画製作で一夜と言う限られた時間とほとんどが夜の映像と言う演出でこの映画の持ち味を引き出した手腕が評価された作品。
その後も『48時間』や『Street of fire』など人気映画をその製作し、不動の地位に。
※日本では上記2作品の方が有名ですね。
■ CAST(主な登場人物)
・Swan(スワン)

John Michael Beck Taylor(ジョン マイケル ベック テイラー)
Febraury 4,1949 ~
この物語の一番の主役で象徴的な役柄。
冷静沈着でクールかつ喧嘩も強い。
クリオン不在後のリーダーを務める。
この映画で主役を演じて以降も俳優業を続けているが、大きなヒット作には残念ながらこれ以降恵まれていない。
・Ajax(エイジャックス)

James Remar(ジェームズ レマー)
December 31,1953 ~
とにかく性格は粗暴で過激そして言葉遣いも超悪いwww。
ケンカの事しか頭に無い無茶苦茶でどうしょうもない奴だが、ことストリートファイトになると俄然頼りになる。
クリオン不在の後にスワンが代理リーダーになった事が気に入らないため劇中内スワンとの口論が絶えない。
ベースボール フューリーズとの乱闘後、女性捜査官に痴漢行為をして逮捕されてしまい...ジ・エンド!と言う結末に。
この映画以降も俳優として活躍している。
・Fox(フォックス)

Thomas G.Waites(トーマス G ウェイツ)
January 8,1955 ~
性格は非常に慎重でメンバーの中では非戦闘的。
また他のギャング情報にも長けている知的な役柄。
と言う事でリーダーの補佐を行うシンクタンクのような役割を担っている。
映画内では非常に地味に映るが
残念ながら96th street stationで警察と取っ組み合いになり残念ながら劇中内死亡。
・Cleon(クリオン)

Dorsey Wright(ドーシー ライト)
April 21,1957 ~
ウォーリアーズのリーダー。
カリスマ的かつ知的でメンバーの性格をよく掴みうまく指示を出しコントロールしている。
サイラス暗殺のすぐ後、確認に行ってしまったが故に殺人の濡れ衣をかけられて、残念ながらグラマシー リフスのメンバー達にリンチに遭ってしまう。
消息は描かれていないが死亡したと考えるのが妥当。
・Snow(スノウ)

Brian Tyler(ブライアン タイラー)
大柄で筋肉質な体格。
言葉数は少ないが冷静かつ知的である。
腕っぷしもめっぽう強く様々な格闘シーンでは非常に良い働きをしている。
※やられているシーンはない。
首に火炎瓶として使う瓶をぶら下げてコニーアイランドから持参している。
※オーファンズとのシーンで使用。
・Cochise(コチーズ)

David Harris(デヴィット ハリス)
May 23,1959 ~
アフリカ系の種民族を思わせるようなユニークなスタイルが特徴的。
性格は明るく社交的でメンバーの中立仲介的な役割を担う。
・Vermin(ヴァーミン)

Terry Michos(テリー ミコス)
December 26,1953 ~
能天気かつ衝動的な性格ではあるが、冗談なども話す明るい性格である。
パンクスとの乱闘シーンにおいては、敵に投げ飛ばされて鏡を身体で割るシーンが衝撃的である。
・Cowboy(カウボーイ)

Tom Mckitterrick(トム マッキターリック)
文字通りブラックのカウボーイハットを着用。
フューリーズとの格闘の際はすぐにのされてしまうなど喧嘩はあまり強くない。
・Rembrandt(レンブラント)

Marcelino Sanchez(マルセリノ サンチェス)December.5.1957~November.21.1986(Aged 28)
赤のネッカチーフとアフロヘアーが特徴。
名前からも判る通りヒスパニック系人種。
グラフィティーの担当としてレッドカラーの缶スプレーを常に持参している。
映画のシーンでは墓石に『W』のロゴをペイントしたり、パンクスが最初に襲撃して際にリーダーの顔面にスプレーを吹き付けたりしている。
その後もテレビドラマや映画で活躍するが映画封切の7年後にエイズによる癌のため28歳という若さで死去している。
・Mercy(マーシー)

Deborah Van Valkenburgh(デボラ ヴァン フォルケンバーグ)
Augst 29,1952 ~
最初の登場シーンはふしだらなお姉さんに見えるのですが、シーンを重ねるごとに実は純粋な心の持ち主である事が判る。
当初ウォーリーアーズと何故かぶつかり合うのだが、進めて行くうちにスワンに淡い恋心を抱き...
最後は2人良い感じに。
この役どころを演じたデボラは、ウォルターヒル監督のストリート オブ ファイヤーの主役・トムコーディのお姉さん役にも抜擢されております。
この時には、マーシーのイメージを払拭し可愛らしいお姉さんに(笑)。
・Luther(ルーサー)

David Patrick Kelley(デヴィット パトリック ケリー)
January 23,1951 ~
何とも言えない小悪党っぷりを本当に良い味を出して演じております。
ルーサーのずる賢くもチキンなハートっぷりをめちゃめちゃ好演(笑)。
コニーアイランドでの最後の決戦前に逃げるウォーリーアーズに問いかける言葉。
『The Warrios! Come out play-ay!!』のセリフは、余りにも有名。
デヴィット パトリック ケリーは、この映画を機に様々な小悪党を演じておりますね。
確かシュワちゃん主演のコマンドーで黄色いポルシェ乗って?ひっくり返されとったのを覚えております。
実際には空手黒帯、ギタリストとしてCDを出すなど俳優だけでなく多彩な才能を発揮しておられます。
・Cylus(サイラス)

Roger Hill(ロジャーヒル)
Jully 31,1948 ~ February 20,2014(Aged 65)
プエルトリコ人(ヒスパニック系)である。
NYのストリートギャング達より崇拝を受けるカリスマ的リーダー。
市中のギャングを束ねるべく公園にて演説を行うが、暗殺されてしまう。
演説中の『Can you dig it?』と言うスラングは、この映画が多く世に広めたとも言われている?。
2015年9月のThe warrios runionの際に行われたMEMORIALにて2014年にと亡くなった報告されている。
・Masai(マサイ)

Dennis Gregory(デニス グレゴリー)
1948 ~ 2004
リーダーのサイラス亡き後のグラマシーリフスを束ねる事実上の後継者。
良く見ると頭部左側に分け目があり衝撃の7:3スタイルの髪型なんですw。
※この画像では判りませ~ん。
ブラックの衣装にレイバンのサングラスは観る者を恐怖に陥れる不気味さを醸し出している。
2015年9月のThe warrios runionの際に行われたMEMORIALにて2014年にと亡くなった報告されている。
・Sully(サリー)

Paul Greco(ポール グレコ)
October.21.1955~December.17.2008(Aged 53)
オーファンズのリーダー。
気の弱い雰囲気を好演している。
ウォーリアーズの他にもクロコダイルダンディやオスカーなどの脇役に出演。
肺癌のため53歳で死去。
・The D.J.(名前は不明)

Lynne Thigpen(リン シグベン)
December.22.1948~March.12.2003(Aged 54)
リフスからのウォーリーアーズ捜索メッセージをラジオD.J.から配信させたと言うのがこの映画のキモ。
全てが比喩で例えられたメッセージなのだが、リン シグベン演じるD.J.役は顔の下部しか登場しないのも面白い演出となっている。
脳溢血のため54歳で死去。
・Police Woman

Mercedez Ruehl(メルセデス ルエル)
February 28,1948 ~
女性囮捜査官。
エイジャックスが逮捕される名シーンを演じる女優さんです。
・Candy Store Girl

Gynny Ortiz(ジニー オルティス)
ローグスが知り合いに電話を掛けるシーンに売店の女性店員として登場。
女優さんであるが詳しい略歴などは不明。
40年近く前の映画ともなると出演された俳優さん達の一部の方はすでにお亡くなりなられたりして寂しいかぎりですねぇ。
さて、次はいよいよ最終章。
オープニングや集会などで登場するギャングチームを徹底解剖いたしますよ。