今日は朝から本降りの雨です。
四国地方は先週15日土曜日の気象庁発表により観測史上最速での梅雨入りが発表されました。
どうやら偏西風が北に押されて蛇行し太平洋高気圧が例年より勢力を強め張り出して来ているとの事です。
今年の夏は早く暑くなりそうです。
さてそんな梅雨入り報告は一向に気にせず、週末前になると海上気象予測と睨めっこが続きます。
この土日は東寄りの比較的緩そうな風。
波予測も0.5~1.0mの間となっており、釣り日和は間違いなさそう!
てな事で一応2案頭の中に入れておきます。
で、1案はと言いますと自宅より少々遠い片道1時間半の場所。
瀬戸内海!と一口に言っても地元老練の方や漁師さん達が使う言葉としてもう少し細かい区分がありますが、高松より近隣の瀬戸内海は備後瀬戸(びんごせと)、香川県東端から東は播磨灘、香川県西端の庄内半島より西側が燧灘(ひうちなだ)、また庄内半島より北側が備後灘と昔の国盗り合戦のような名称があります。
まぁ興味あれば覚えておいてくださいwww。
で最近釣果の芳しくない近所を離れて水温の少し高い燧灘方面を攻めようか?と言うのが先に出た片道1時間半の場所。
しかしながら現在の日の出時刻は5時前後。
少なからず準備時間を余分目の1時間として.....
逆算すると日の出の2時間半前に出発。
( ゚∀゚)・;'.、
これは正直起きれる自信がないwww。
と言う事で保険としての2案は近所からの適当な出航。
場所はその時の気分で.....
で、ここ最近の傾向ですが.....
釣行前日が本当寝られません。
別に気が高ぶっているとかそんなんじゃないんです。
寝るのも若さ?が必要なのかな(笑)。
この日(金曜日)はボートの準備もかなり早く済ませていたこともあり帰宅後バタバタすることも無く飯食って風呂入ってリラックスモードだったのですが.....
寝れないw。
結局小一時間程度の睡眠に終わり、遠方も考えましたが帰りの道中睡魔に襲われても荷物満載の車では寝る事も出来ないので、とりあえず保険の2案で場所も決めず出発。
色々考えた挙句決めたのは比較的ボートの出しやすいS港に決定。
正直この場所でまり良い経験はありません(笑)。
またこの場所は他のミニボーターやカヤックが多いものあり少々敬遠していたんですけど、もしかしたら?的な様子見程度も兼ねて決めました。
日の出1時間前の4時頃到着。
しかしながら駐車場に車は1台も無し。
のんびりと準備を始めていると2台ほどボートの方が来られ出船準備。
やはり釣れていないのかいつもより明らか少ない感じですね。
おっと今回問題のドーリー、ロック解除の跳ね上げテストをもう一度落ち着いて行いましたが.....
結果割りとスムーズに出来ると言う変な?結果に(笑)。
スロープも全く混雑していない事もあり、現在新たなツールとして改良版ボートフックなるものを
実は画策しております。
ボートフックとは岸壁の係船ロープを引っ掛けたり岸壁から離岸や接岸時に押したりするための棒なのですが....
正直スロープや砂浜などから出廷する可搬式ボート、特にゴムボートには正直あまり使わない道具です。
しかしスロープや砂浜での際で軽く船底が引っ掛かる時など、地面を蹴るための強い棒が前から欲しかったんですwww。
あと港内で停船しているとき油断していると風や潮に流されて堤防などに結構激突したりもします。
そんな時に押し返すための棒ですね。
それを作る画策をしていますが軽くどのくらいの寸法が良いのかなどボートを浮かべて位置確認。
そんなこんなと発航前点検を終えて日の出きっかりの5時過ぎに無事出航。

今回目指すは沖合60m以上の駆け上がりポイント。ここを一気に目指します。
釣り開始は5時半頃かな?
ここ潮通しが非常に良いため最大深度70mくらいにえぐれている場所でいかにも魚が居そう。
ただし潮が速く普段から結構波が出るポイント。
大き目のプレジャーボートや遊漁船なども集まってきます。
が、どこも竿を曲げている様子はありませんねぇ.....
何なのか判らないけど魚探に何らかたまに映るので、鯛ラバ鯛サビキのヘビーローテーションで探りますが、ブルッと言うアタリが一つもありません。
ある程度周囲の様子を観察しながら色々な筋を流すも撃沈。
耐えかねてT島の風裏20m前後のところを探ります。

その後陸側が酷い霧に包みこまれドエライ状況に。濃霧中でのウロウロはホント危険ですので絶対にしない方が良いです。
島の周りが比較的見通し良いので霧の中には行かず見通しの効くあたりで待機しながら仕掛けを落とします。
過去遊漁船などで濃霧は経験していますが、自身のボートでは初めてなので緊張が走りますね。
時折ジャンボフェリーの霧中警笛でしょうか?
激しい警笛が鳴るので沖合は相当酷い霧だと思われます。
周囲の見張り確認、逐一行いながら、念のためホイッスルも手もとに置いてお行きます。
そうこうしている間に霧が徐々に晴れてきました。
陸側の下が少し見え始めましたが、先ほどまでは真っ白で何も見えない状況。
視界が少し良くなったので過去一度だけ行ったことのある駆け上がり地点に移動します。
しかし霧が晴れたら今度は風波が強くなって来ましたねぇ。
ちなみにここは以前鯛ラバでアタリが出たモノのすぐに離されて悔しい思いをした場所です(笑)。ボートも殆どいないので軽い気持ちで流しますが、丁度この時間に潮汐が下げから上げに変わりました。
流れも逆方向に。
で、3流し目くらいでしょうか?
過去登録していたアタリのある地点から少し流した辺り。
2巻きくらい巻いたところでグゥーンと根掛かったような重み後にゴツゴツゴツッと本日初めての待望のアタリが!!!
おっ!何か来たな!てな具合で巻き取り始めると、そこから一気にドラグが滑り始めます。
まぁまぁ良型かいな?
鯛ラバあるあるですが、この初アタリの最初1分くらいは心臓バクバクしますね(笑)。
食いが浅いと結構外れるので、竿がグィーンとお辞儀した際が魚が下向いて走っている時なので、念のためきこで大きくシャクリを入れます。
これで外れなければしっかりとカンヌキに針が掛かった証拠。
ダメな場合は唇の固い部分に浅い掛かり方をしてばらすことがあります。
ガタガタの道具が悲鳴をあげます(爆)。
途中一瞬軽くなったので焦りますが、これは恐らく鯛の浮袋が急激に膨らんで一瞬緩みます。
まだ重みがありますが抵抗は少なくなりました。
40m程度の水深だったでしょうか?
かなり楽しませてくれたのは.....
最後の最後タモ入れ寸前で2度も締めこんでヒヤヒヤさせてくれました。
小さめのランディングネットでも深さあるタイプなのでこの通り余裕。
70cmくらいまでは上手く取り込めそうかもネ。
少々時期として遅れ目の綺麗な乗っ込みマダイ!!
真子もしっかりと抱卵しておりました。
いやぁマイボートでの最長記録更新、嬉しいです。
ちなみに鯛ラバですが60gを使用、メーカーどうでも良いwwww。
釣具屋で一番安いやつですよ(笑)。
そんなもんです。
イケス勿論ありませんので、即座に締めて血抜きも行います。
36cmのバッカンから軽くはみ出しています(笑)。
さて次に急げ!とボートを付けなおします。
全く同じ場所に差し掛かった時、ゴツゴツゴツッと小気味よいアタリが!
かなりのサイズダウンですが嬉しい塩焼きサイズの追加。
いやぁ更に色白の美人さんですなぁ。
この場所㊙ポイントに格上げ決定(笑)。
また上げ潮時にチャレンジですね。
ちなみに今回シーアンカーのテストも兼ねて実施しましたが、回収ロープはかなり便利になりした。
あとエクステンションバーは気持ちあと少し短くしたいかもw。
そこから再度潮上にボートを付けなおしますが、折からの東風が強くなりだし三角波が出始めプレジャーボートがどんどん沖から消えていきます。
これはマズイ合図ですね。
2馬力ボートは周囲に居りません。
恐らく岸寄りの安全な場所に行ったのでしょう。
母港は潮上にあるのでこれ以上は危険と判断。
名残惜しいですが釣果あるので問題なしです(笑)。
9時前と言うかなり早い時間の納竿となりました。
9時過ぎ無事帰港しましたが、朝出ていたボートも同じように次々と帰って参ります。
色々と情報交換しながら明日もチャレンジを心に決めてwww。
帰港後の検寸で54.5cm。
次はマイボートで60アップ目標ですね。
それにしても綺麗な瀬戸内鯛。
いつものまな板(38cm)で眺めてみるwww。

下処理を行い冷蔵庫内で現在熟成中と相成っております。
さて翌日は軽い寝坊で30分遅刻しましたが.....
何のこっちゃぁ、ありません。
この通り海況芳しくありませんね。

浜辺を見ると土曜日の帰港する時以上に波立っています。
こうなると気もちよく諦めも付きますねwww。
その後戻りまして折角早起きしたので小雨降る中、海水を落とすべく作業。
船外機スタンド兼ボートスタンドもこにお状態からエアー充填を行えるようになりました。
チェーンとフックでこの向きで固定すると台がコケることはありません。
拡大。
この状態だとボートの下側もホースでじゃぶじゃぶ洗えるので洗浄作業は各段に楽になりました。
しかしこのパターンだと本当カネ使わないから良いな!と皆さん思うでしょうが.....
※実際本当カネ使わないwww。
ここまで来るまでの投資と労力www、まぁまぁ大変でした(笑)。
ここからは元を取る?べくルーティーンにしてしまえば良いのですが、それで今後済むでしょうかね?
あと銭カネに代えがたい可搬式マイボートの贅沢について。
遊漁船のように良いポイントに行ける保証はないけど、あの船内における独特の妙なプレッシャー?
ありゃ正直私にとって大きなストレスなんですね(笑)。
周りだけが釣れて自分だけ取り残された時の気持ちwww。
正直マイボートでタングステン製の2~3,000円もする鯛ラバを使おうとは思わない。
けど、乗合船だとどうにもこうにも....買っちゃいますwww。
結局お高い道具にお高い仕掛け、少しでも周囲より有利に進めようとする気持ちが痛いほど判るんだけど、私にはそれが最大のストレスなので、ミニボートで1人浮かぶのは至極の贅沢なんです。
※実際ちょっとした事で本当釣果に差が出るのも事実なんでね。
まぁ自作道具、ボロボロのロッドでも誰にも文句言われんしね(爆)。
これで準備と後片付けが楽だと本当良いのだけれどもwww。
まぁこの大変さの見返りがソレなのかもしれませんね。
さて昨晩は小型の塩焼き。
そして大きな方は♀だったので、真子、胃袋(ホルモン)、レバーと新生姜の煮物で軽く晩酌。
結果遠くに行かなくて良かったwww。
そしてあともう少し水温が上がると小アジやイワシなどのベイトも豊富になり、ツバスやハマチと言った青物も回遊してくると思います。
あとマゴチやキスなんかも良いかも。
いずれにしましてもカネ使わず適当に遊べて密も無い。
最高の遊びを手に入れました。
当分近場でゴソゴソとしますね。