今回表題の取り付けステー制作にあたり、みん友さんである1000kyosanより多大なる情報提供を頂いておりますことまずはお伝え申し上げます。
1000kyosanの本ブログは
こちらですのでゴムボートカスタマイズに興味ある方にはお勧め申し上げます(笑)。
そして何故にまでここまで声高に申し上げるかと言うと.....
あちこち散々調べましたがゴムボートでの魚探における振動子の泡噛み対策を実際されている方の記録がほぼ見つからなかったからwww。
実際ゴムボート人口は増えてると思いますが、そこは皆さん無対策なんでしょうかね!?
で、この泡噛みとは何ぞ?と言う事なんですが、魚群探知機における振動子とは簡単に申し上げると『超音波を発射して反射してきた音波を感知するセンサー』の事。
取り付ける場所の限られたゴムボートにおいて、トランサム(船尾板)に取り付けますと、高速走行になればなるほど船外機のスクリューの影響を受けて、本来の跳ね返ってくる情報とは異なるモノを拾ってしまいます。
要するにスクリューから撒き上がる泡が、魚の群れの様に映りこんでしまいます。
これが俗に言う泡噛み現象ちゅうやつです。
もうこれなんか典型的な事例でぐちゃぐちゃに映ってますねwww。完全に変な拾い方して真っ赤になっとるし.....
これが魚だったら爆釣なんやけどなぁwww。
で、私の使用しているトランサムボードへの取り付け型振動子ホルダーについても、微速や低速域では綺麗に魚探の反応を拾うモノの、中速から高速域に達すると泡が邪魔して魚探本来の情報を得る事が出来ない状況でした。
ちなみに現在使用している振動子固定の器具はこちらの純正品であるホンデックス 万能パイプBP-05と言う製品。
あえて辛口評価させて頂くと、万力固定するこの商品は樹脂が柔らかく全然ダメです(笑)。
ホンデックスの社員さんがもしこのブログを見ていたら、声高にもう一度言いますよ!
この製品ダメですよ(笑)。
固定する部分はもっと固い素材を使ってください。
話戻りまして泡噛み現象ですが、まぁ以前の2スト2馬力のおっそい状態なら気になりませんでしたが、現状は走行中はほぼ使い物にならない状態です。
※位置や深度は問題なく拾ってくれます。
と言う訳で何か良い解決方法は無いものか?と調べて調べて辿り着いたのが、先ほどご紹介させて頂きました1000kyosanのDIYブログな訳です。
ちなみにこれが出来たのも同じメーカーのほぼ同じようなダイナキールと呼ばれるゴムのフィンのようなモノが鍵となります。
ちなみにコレね。
本来ボートの直進安定性を保持する為のモノのようですが、以前持っていたゼファーのローボートにもこのダイナキールは付いておりました。
でも正直直進安定性は感じれんかったけどねwww。
このキール自体も一長一短なんだけれども.....
短所 折りたたむとき絶対に邪魔(笑)
長所 直進安定性の向上、砂地などより船底の保護、艤装の台座に使える。
となります。
まぁ私個人の見解ですけどねw。
なので個人的にはこのダイナーキール付いてる方が断然良いと感じています。
で、このダイナキール! 何とジョイクラフトのハイエンドモデル(JEX & JESシリーズ)には取り付けられていない事実(爆)。
まぁハイエンドモデルには要らんっちゅう事ですね。
これも前艇のJEL305で学んだこと。
これ絶対にあった方が良いのになぁ....
とまぁ、まさかこの場所を取り付けに使うなんて1000kyosan天才か?(笑)
今までスターン(トランサムボードより後方に突き出た気室部分)にベルトで巻き付けられている方は何度か確認しておりますが、あれも最終的には泡噛み出るそうですね。
と言う訳で1000kyosanの制作されたステーに私なりの拘りを詰め込んでハイブリッドな振動子ホルダー製作を画策してみます。
こちらがお手本となりました1000kyosan製作の振動子ステー。
アルミ板をクリップ式に重ね合わせダイナーキールに挟み込む画期的なモノです。

誰かがやっていてそうで誰もやっていない(笑)。※少なくとも私調べwww。
このように取り付けされております。
とりあえずアイデア使用承認もご本人様から有難く頂戴しましたのでこのような形に持っていくべく真似させて頂くことにwww。
※ボート本体は1000kyosan所有のジョイクラフト・ブルーサファイヤです。
ちなみにこの画像から気になるキールに平行して貼り付けられているであろう四角い生地の部分(赤線で敷いている部分)。これは元々の補強なのでしょうか?少々マニアックなところではありますが気になるなぁ.....
あっ、そうそう。
それと私の愛艇であるHEMU 7号のダイナキール部分。
元々は穴が開いとるんですが、この部分に砂が挟み込まれるのが嫌な事から購入してすぐ様にコーキング処理しております(爆)。
なのでまずはこの辺りをどうしようか?非常に迷いました。
完全に埋められています(笑)。
あと前回高知県某所のスーロープでやられた傷が酷いもんだwww。
走行安定性よりも本体保護の役割の方に役立っているかもです。
ついでに傷もサンドペーパーである程度は補修しときました。
消しゴムのようにカスが.....
まぁ削ってるだけだからしゃーないか。
パーツクリーナーで掃除したら少しは見れるように。
そしてとりあえずまずはステー挿入口として活用します左舷側のダイナキール前部分のコーキングを適当に剥がしていきます。
結構しっかりと付着しているので難儀しますが、出来るだけカッターなどの鋭利なモノは使いたくないw。
勢いあまって本体に傷をつける恐れがあるから.....
でも結局は我慢しきれず、そぉーっとカッターで除去(笑)。
コーキングカスが出るわ出るわ!
で、ここからです。
あくまでもコーキングの埋め込みをしつこく残そうとしている訳ですが、何か良い材料は無いかとすでに以前よりホームセンターをあちこち物色して廻っておりました。
そこで見つけたこちらの建材用具でしょうか?
サッシなど建具系に使う素材でしょうか?
樹脂製のバインダーと書かれた長物素材。
バインダーというだけあって何かを挟み込むもののようです。
お値段税込み348円。
そしてそれを挟み込むために生まれてきた?こちらの素材(笑)。
樹脂製の平板で幅は20mm、お値段272円。
コーキングを取り除いた空洞にバインダーを挿入するとあら不思議。
測られてかの如く綺麗に入りますね。
安定度を増すために取り付けステーの軸となる部分は全てはめ込みます。
マーカーはキール先端に合わせたカット予定部分です。
おおよそ360mm程度の長さを使います。
鋸でバインダーをカット。
とりあえず平板を400mmカットしてはめ込んでみた。
かなり長いので樹脂と言えどもガッチリととまる事は確認。
これでベースは決まった!
さてバインダーとキール空洞を埋めるコーキング剤ですが、元々のグレーのモノはすでに自宅に戻っているので、ドーリーのブラケットで使用したシリコーン補修材のバスコーキング剤を再活用。
幸いにまだ柔らかい(笑)。
べちゃべちゃしますが小ベラなど使い出来るだけ隙間を埋めていきます。
最終的にここまで成型してまる一日乾燥です。
さて振動子をキールより離して取り付ける金具はアルミ平板ですが、こちらも目測でまずは挑戦.....
となりますが、あまりに画像が多いもんですからまずは前編とし作業内容はここまでとさせて頂きます。