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2021年07月13日

スズキDT5 502S 船検登録化計画 触れば触るほど沼www... その1 インペラ台座除去と冷却水の確認

さて先般手に入れた5馬力船外機のスズキDT5 502S整備ブログの続きですが...。
その前に一つご報告。
更に部品取り用のDT5 502Sをとあるルートより超格安でお譲り頂き、ガラクタみたいなDT5が3台となりました。
まぁこの手の船外機ですが....
パッと見綺麗なんですが船外機アルアルの内部腐食散見。
これはある程度仕方ありませんが、特にエンジンケースの下部なんぞはまともに潮を被りますので、20数年前のブツとなりますとそうそうグッドコンディションのモノになんて当たるはずもありません。

と言う訳で以前自家塗装いたしました501モデルに移植までしましたが、その後いくつか問題が発生しておりました。

まず初爆確認したあと冷却水の組上げを一切しない症状.....
これは本当単純ミスと言うかお馬鹿ミスをしちゃいましたwww。
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大切なパーツが一つ無いwww。
まぁ逆に原因が掴めてホッとしました。


こちらのインペラキー!
船外機スタンドの脇にポロッと落ちていました。
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これが無いとインペラは空転するから当然冷却水は上がって来ません。
ケースにはしっかりとロックさせたはずなんですが、何かの拍子で抜け落ちたのでしょう....



勢いよく出るパイロットウォーター。
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とりあえずこの問題は解決です!



で、501のロワーケースを使っていたのですが、どうにもギアの入りが悪いので再度下ろしてみると....
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判り難いですがベアリングの奥のアルミ部分が若干欠けております....
大丈夫なのかどうか判りませんが部品取りパーツがあるので無理して危ないのを使うのもアレなので気持ちよく交換。



中々同時に501と502と言うモデルの細部を比較できる機会も少ないので、これはこれで良き勉強になります。
例えばクラッチシフト!
左が501、右が502。
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削り方が微妙に違いますね。
この溝にロッドブッシュが押されたり引かれたりして、ニュートラルより前進や後進ギアにシフト出来る仕組み。
そのニュートラル部分でしょうか?
左のクラッチシフト赤丸部分、ロッドブッシュの緩衝により若干削れている痕跡あり。
こちらは総合的に判断して気持ちよく右側を使います。



次にクラッチのロッドシフト。
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今度は左が502、右が501。
モノは全く一緒ですが、501のモノは完全に歪みが生じていますね。
こちらは最終的に小ナットとロングナットを取り付ける部分ですが、歪みにより非常に取り付けにくいのでこちらも502のモノを気持ちよく流用。
まぁ修正したら使えない事も無いけど、寄せ合わせの場合は一番程度の良い部品を使うのがセオリー。



さてロワーケースの分解に差し掛かる前にオイル抜き。
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作業台は非常に良いです。



もう墨汁のようなオイルですな。
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完全に交換時期に来ている状態。
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で前オーナーさんこの春にインペラとキャブのオーバーホールは出したとの事でしたが....
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ウォータポンプ外側もかなり劣化してますね。
真ん中のオイルシールの色が尋常じゃないな....



で、蓋を開けると確かにインペラは比較的新しい。
欠損や硬化も無く充分良い状態です。
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とりあえずシリコングリスを噴いてそのまま蓋をしようとしましたが....
何故ならプレートを外すとガスケット作らないといけないので少し面倒臭いと思ったんですよ。
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でも何故かこの時背筋に嫌な予感がしましたwww
とりあえず横着せずにプレートまで外そう!



で!?



予感以上に驚愕の状況がそこにwwwalt
ベアリングケースの凹み部分全て、見事なまでの塩で埋まっとるやんけ~(爆)。
ここまでの症状は断トツの過去一ですわwww。
もう笑うしかない!
てか、この状態で蓋をしていたらと考えると恐ろしいの一言。
前オーナーさん、どのようなメンテナンス業者に出していたのかしりませんが、これはイカンですね。



とりあえずマイナスドライバーで少し削ってみますが、このケースは当然使い物にはなりません。
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比較対象としてもう一台の部品取りより取り出したモノと比べてみますが、やはり右は腐食の度合いが違います。
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しかも外そうにもピクリとも動きません。
あれこれ1時間くらい格闘しましたがどうにならないので.....



とりあえずサンダー。
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次にリューター!
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ロワーケースに当たらない様に慎重に掘り進めとりあえずここまで割りました。
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ボルト周りの塩害が凄まじいです。
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欠けたアルミ塊。
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少し隙間が開きましたがそれでもまだこの状態でも取れません。
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隙間が3mmくらいからびくとも動かないので.....
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前部分も更にかッと。
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※割り箸噛ませております。



残り3点のみとなりここでようやくケースを外せることに。
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気を使いながらあの手この手の作業となりましたので、3時間程度はかかったでしょうか?
腰が痛くて仕方が無いですわwww。



外れたベアリングケース、記念に誰か要りませんか(爆)?
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ちなみにこちらのパーツ、ハウジング・ドライブシャフトベアリンと言ってケース内にべリング1個とオイルシール2個が圧入されたアッセンブルパーツです。
現在新品だと税込み14,630円プラス送料とかなりの高額パーツとなります。
※品番56130-98503



プレートはすでに掃除済みのモノを使いますが、取り出した方はガスケットの固着が酷い。
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とりあえず純正パーツ待つ時間が勿体ないのでガスケットシートで自作。
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まぁこれくらいは自分でせんとね。
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丸い部分は金属ポンチで開けて完成。
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プレート取り付け。
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クラッチロッドにドライブシャフトも入れて。
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とりあえず不細工だけど一応下は再オーバーホール済みました....
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めっさ時間かかりましたがwww。
あとティラーハンドルも501から502に交換するので、いずれ時間が暇な時に塗装も行いたいと思います。

ところでこのような高額パーツ周りの取り外し作業....
例えばエンジンのヘッド、エンジンのケース周り、インペラ周り、アノード関係。
ボルト緩めてグリスアップ、そして再度の締め直し。
これを年に一度するだけでも全然違うと思いますが、殆どの人は触らないようですね。
※アノードは3回の使用で1度磨いて地金を出すのが良い。
それだけでメンテナンスもかなり容易になるの上、消耗パーツの交換だけで済み、船外機本体にもお財布にも優しいのですが....
是非弄られる方は逆にどんどんバラしましょうwww。

そして私の苦難の道はまだまだ続く.....
ブログ一覧 | 船外機 SUZUKI | 日記
Posted at 2021/07/14 10:35:51

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この記事へのコメント

2021年7月15日 15:54
とんでもない潮の塊ですね。
ここまでくるとダメもとの覚悟でないとできませんね。
ガスケットシートは自作できるんですか。知りませんでした。
調べたらamazonで買えるんですね。
私のエンジンヘッドのつなぎ目から潮が吹いてます。ネジが1ヶ所さびていて回そうとしたけどかなり固く折れると困るのでそのままにしてます。やばいですかね?
コメントへの返答
2021年7月15日 16:28
お疲れ様です。
重量と可搬(横倒し不可など)を考慮して現在のところ2ストしか考えていない私の場合、選択肢の99%が中古品となりますが、過去下周りの分解でここまで酷い塩の塊りは正直初めてですwww。
影響の少ない部分でのガスケットは早く取り付けたいので自作に限ります(笑)。
ちなみに画像のモノはアストロプロダクツで購入しました。
純正パーツは高額かつ発注時間と送料がかかるのでそのようにしていますが、特別な厚みのあるもの、形が複雑すぎるもの、ヘッドのメタルガスケットなどは基本的には純正を使っております。
一度塩が固まりだしますと鍾乳洞のように成分の析出が起こり、薬剤なんかを使用しても除去することは不可能です。
どんどん塊が成長するイメージでしょうかね。
ヘッド部分はメタルガスケットを準備したとて、金額もしれていますから本来開けて掃除するのが結果的には一番長持ちかつ経済的だと思います。
ちなみに固着したボルトですが、ゆっくり力をいれて回すとねじ切れるだけなので、私の場合ラチェットの持ち手にステンパイプを噛ませて長いハンドルにしててこの原理で一発大きな力をカツンとかけてみます。
それで少しでも回るものは大体外れます。
それでもダメなモノは折れますねwww。
1000kyosanの船外機ですが、ボルトの錆云々より内部腐食が進行しているか否かが一番の問題ですので、1本のボルトの錆付き程度でも、パーツがサクサク外れる場合もありますし、逆に外観が良くても内部腐食が進んでいるものはアウツです。
見た目的には行けそうな気がするんですけどねぇ....
※保証はありませんがw。

と言う訳で中古品を入手したら、まずは即分解して部品取りなのかメインとなるのか運命の選択をしています(爆)。

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「生存報告と最近ハマっているモノ。 http://cvw.jp/b/1672597/48480086/
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