毎回船外機ネタでホンマすんません.....
さて今回は、初のトーハツ船外機に関わるメンテナンスブログとなりますが、まあ大した内容でもありません。
アキレスのゴムボートに関わる台座の取り付け途中の息抜き程度に進めているトーハツ6馬力船外機。
パッと見が綺麗で価格もお手頃だったので、メンテナンスを進めてヤマハから乗り換えしょうかとくだらない病気が発生www。
直ぐに使えるかな?と思っておりましたが、世の中そんなに甘くも無いですね.....
なんだかんだと消耗パーツは交換で、ケースよりエンジン本体をおろしたままです。
とりあえず必要パーツを確認してから発注しないとイチイチ送料もかかりますので現在パワーユニットは木製作業箱の上に放置しとる状態です。

さて今回は画像たっぷりでお届け致します。
と言いますのもリコイルスターターロープの交換作業は、幾度となく泥沼にはまりましたので我流のやり方が何となく確立されたから(笑)。
まぁ一番のアルアルは、回転盤を取り外した事による巻きバネの飛び出し。
いわゆるボヨヨーンな状態(爆)。
これも相当古いモノの場合は、バネ類へのグリスアップも必要なので致し方無いですが、ある程度綺麗な本体であればそこまでする必要もございません。
て事でまずはスターターユニットの取り外しより。
M6ボルト3本を外します。
スターターユニット取り外し完了。

次に急発進防止装置の解除。
白い樹脂パーツが何もしていなければ落ちた状態になっております。
この状態ではリコイルロープを引くことが出来ません。
回転盤にロックが掛かっている状態です。
とゴタゴタ書いても今一つ?な方は次の画像見れば直ぐに分かりますよ(笑)。
綿棒でロック解除(笑)。
これ別に何の棒でも構いません。
単純にキックバネの効いている樹脂パーツを軽く持ち上げて何でも良いので噛ませてロック機構を強制解除しますwww。
さて準備するもの、その①、オイル浸潤済みのスターターロープ。
こちらは以前どこかのパーツ屋で長目に購入しておいたモノ。
ずっとパーツボックスに眠っていて忘れ去られておりましたが、諸々の整理で再発見致しました(笑)。
さて作業ですが、ロック機構が解除状態なのでロープを目一杯引っ張り出してですユニットの付け根で輪をつくります。
拡大!

更にコブを作り、輪に通します。
で、この様に簡単にほどけるコブを作ります。
はい!これでスターターユニットの回転盤はバネがしっかり効いた状態でロック掛かります。
コブが穴に引っ掛かって戻れませんからね。
さてスターターユニットをひっくり返します。
ちなみに本来の正しい交換方法では、赤丸部分の切れ込みに注目。上手く言葉で説明出来ませんが、本来はこちらの切れ込みにロープを引っ掛けてロープ交換を行います。
が、今回のやり方では一切そこは触りませんwww。
準備するもの、その②。
小型のクランプ2本。※1本でも多分問題無いです。
さて次にコブでロックの掛かっている回転盤ですが、まだ若干の遊びが残っております。
そいつを最後まで引っ張り出して、回転盤を指で押さえつけます。
その状態から素早くクランプでホールドします。
なおスターターユニット自体おおよそ樹脂系素材に付き、クランプでの固定はホドホドの力加減が必要となります。
調子こいて締めすぎると簡単に破損しますので、それこそ大変余計な出費となりますから(笑)。
そんな理由もあり、私はクランプ2本体制で力をある程度分散させています。
コブの部分からこんだけの遊びがありました。
ここで回転盤は完全に固定されてますのでコブをほどきます。
次に本来から固定されているコブをほどく作業。
まずは回転盤側のコブを引っ張り出します。
鍵状の工具が便利です。
引出し成功。
純正の結びですが、ほどくとこうなります。
エイトノット、いわゆる8の字結びですね。
これで片側がほどけたのでロープの摘出が完了。
うーん、汚れに毛羽立ち。
私的には充分交換案件です。
さて次にスターターハンドルの金具を外します。
ここは結構錆びるところなんですが、本機は結構綺麗!
と思っておりましたが、外すと中は錆びとるwww。
こちらもコブをほどきます。
金具は錆び取り&磨き処理。

ロープを全部外します。
直ぐに切れる訳じゃないけど、汚れに毛羽立ち.....
私的には充分交換案件です。
ほどいたロープは、新しいロープにあてがい全く同じ長さにカット!
で、準備するもの、その③、ライター。
端がほどけないよう、しっかりと処理をしておきます。

端が固まったら、スターターユニットのロープ通し口にロープを挿入。
まずは第一関門通過(笑)。
そして第二関門の回転盤へのロープ通し。
千枚通しで引っ掛けて通しました。
あとはエイトノットでしっかりとコブを絞り込みます。

こちらスターターハンドル側。
スチールの蓋も錆び取り済み。
こちらもエイトノットでしっかりと絞り込み。
両端が留っているのを確認出来たら、クランプをゆっくり外していきます。
傷をつけない様慎重に。
この時いきなり外すと勢い良くロープが吸い込まれるため注意が必要。
でクランプを解除すると回転盤が戻り、スターターハンドルがユニットに吸い付く様戻りめす。
お役目ご苦労様でした。
と言う訳でサービスマニュアルでの交換方法を一切無視した独自の方法なので、万一にも真似される方は自己責任の上宜しくお願い申し上げます。
まぁ一度くらいは、ゼンマイボヨヨーンも経験されると構造もよくわかるのでアリっちゃあアリなんですけどねwww。
ちなみにヤマハの9.9Fのロープ交換では、ボヨヨーンをやらかして元に戻すの本当大変でしたです(笑)。
本日はこれにて、ではでは。
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船外機 TOHATSU | 日記
Posted at
2023/09/23 18:27:55