今回ご紹介するこだわりのタックルですが.....
まぁこだわりと言うよりは腐れ縁みたいな道具になりますwww。
DAIWAのグラス製ルアーロッド Get Spin 66L。
この製品が何故こだわりなのかと言うと.....
確か小学校3年生くらいの時の出来事。
何があったのか今は全く思い出せないんだけど、いつも怖い親父が何故か機嫌よくて商売していたお店をお袋に任せて、急に私を釣具屋へ連れて行ってくれて、『何でも好きなモノこうたる!(買ってあげる)』と。
何で機嫌が良かったのかホント思い出せないけど、突然のプレゼントに逆に言うと何を買えば良いのか判らずまごまごして中々決めかねた記憶が今も鮮明によぎります。
あの時は本当に嬉しかった....
当時は釣りと言っても行動範囲も限られており、竹やらグラス製の延べ竿に小さなセル浮きを付けて近所の沼や用水路などでコイやフナ釣りがせいぜい出来るところ。
憧れのリールを付けての竿が欲しくて欲しくて(笑)、そしてそうは言うモノの親父に経済的負担をあまり掛けまいと値札を見ながら何となく飛びついたのがこの竿なんです。
小学生低学年当時、事実上新品として初めて手にした竿です。
正直当時としては無茶苦茶な使い方してましたけどね(笑)。

値段は3,000円もしなかったと思う。
でも勿論40年くらい前なので物価も違うしモノのい価値観も違う。
リールなんて3ボールベアリング程度で5,000円ほどのモノでもガラスケースに入っている古き良き時代ですよ。
安いロッド特有の樹脂製リールシート(笑)。
中空グラスなので良い感じに柔らかい。
当然古いロゴですが当時としては恰好良かったんですよ。
凄いのが商品名の下、製造国部分。
TAIWAN REPUBLIC OF CHINA とあります。
今でもこんな表記するんでしょうか?
確か台湾は通称で正式名称は中華民国だっけ?
まさに社会問題となっておりますが、表記一つとっても面白い。
このロッドは幼少期からずっとロッドを入れる缶に立てかけて、幼少期から今の今まで色々なシーンで結構活躍してくれました。
デカイナマズを釣り上げたり、大きなスズキを釣ったり、ちょい投げでキスやハゼを釣ったりと....
残念ながらトップガイドを不注意で折ってしまい、純正品より良いSICガイドに貼り付けなおしました(笑)。
そして現在はほとんど出番も無く静かに立てかけられておりますが、たま~にズボ釣りやちょい投げなどする時持ち出したりしています。
今となってはめちゃめちゃ怖かった親父が優しい一面を出してた微笑ましいシーンを思い出させてくれる大事な竿となりました。
そしてその時の親父の気持ちが今なら痛いくらい判るなぁ...
また今でこそ高い竿は沢山持ってるけど、でもこれだけは絶対に捨てられない大切な竿です。
そしてフツフツと湧いてきたちょっとした遊び心として.....
ゴムボートもようやく軌道に乗りだしてきたので、この竿で鯛ラバして大きな鯛を釣ってみたい!。
これからとりあえずレギュラーとして持っていこうかなと思います(笑)!
Posted at 2021/06/02 12:00:04 | |
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