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2023年10月08日 イイね!

船外機共用プライマリホース製作と超音波洗浄器によるキャブレターオーバーホール

さて楽しくも問題だらけの前回の出艇。
その課題は覚えているうちに一つ一つをクリアして参ります。
まず一つ目は、トーハツ燃料タンクを使用してのヤマハ4スト用プライマリホース。
ご覧の通り左トーハツのコネクタは内径8mm、右ヤマハは6mm。
同じホースでは使えんのですよ.....
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先ずは内径6mmと8mmを繋ぐコネクタ。
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そして密林で内径8mmホース3mを購入。
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内径6mm端材。
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ヤマハのプライマリポンプ燃料タンク側に内径6mmの端材取り付け。
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次に内径8mmのホースを1mとトーハツ燃料タンク側コネクタを取り付け。
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これで4スト船外機はトーハツ燃料タンク、2スト船外機はヤマハ燃料タンクに統一となりました。
まあ普通の方はこんなややこしい事せんでエエんですけどね
(笑)。


さて前回大問題だったヤマハの5馬力オーバーフロー。
まさに絵に描いたような症状でしたが....
見た目は綺麗でもキャブはシビアですねw。
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早速取り外して分解。
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しかしこの歳になってこんなもの触るとも思ってなかったな(笑)!


先ずはチャンバー内のガソリンチェック。
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3粒ほど小さいゴミあります。


フロートの高さやニードルも問題無さげ。
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と言う訳で、今回はいよいよ先日購入した新兵器の投入です。
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加熱温水式の超音波洗浄器と薬剤。



薬剤はこちら!
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金属系の普通洗浄で水に対し3%の薬剤が必要となりますが、洗浄器の容量は1L。
難しく考えずも裏面に、この薬剤一袋(500g)で8Lの水と記載あり。
と言うことは単純に500÷8で投入量62.5g。
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ただそれだと当たり前ですが作業8回なのでケチって50gに。


久し振りの電子計り登場!
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50gて意外と多いので計り分けて投入。
何か危ないブツ計ってるみたいやしwww。


で、どんどん水に薬剤をぶちこみます。
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一応使用前、覚えておいて下さい。
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とりあえずスイッチON!
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設定は野菜も生き返る50度に(笑)。
水温上がるまで暫く待ちまして.....



キャブを肩までさぶんと浸け置き、30分超音波洗浄を行います。
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30分後茹で上げた食材の如くカゴからあげるのですが、結構熱いですよ!
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上げたら先ずはペーパータオルで水分を取り除き、更にパーツクリーナーで流し落とします。
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あと薬剤勿体ないのでヤマハ2馬力キャブもどぶ浸け。


モグモグタイムを挟みながら.....
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トーハツ6馬力キャブもどぶ浸け。


最後に部品取りとして入手したトーハツ5馬力は、真鍮の蓋を取り除きます。
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低回転の調整ですが、念のため開けておきます。


最後はエクストラクターで
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この日キャブは、結局今回4つ洗浄www。
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で、こちらが使用後の水。
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で、更に数分放置した水がこちら!!
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ちょっと予想を遥かに上回るエグさなんすけどwww。


思いの外キャブの状態は良くなったかな?alt



と言う訳でヤマハの5馬力一応復活しよりました(笑)。
掛かりはバッチリですよ。
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とりあえずこれで一安心です。
そして明日余力あれば残りの出来る課題に挑戦かな?
何れにしましてもボートはまだ出せませんので大人しく引きこもっております。
ではでは。
Posted at 2023/10/08 23:08:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | 船外機メンテナンス全般 | 日記
2022年10月08日 イイね!

祝!ゴムボくらぶさん開業デス

祝!ゴムボくらぶさん開業デス今回はお知らせブログとなります。
私ん家からちょっと距離がございますが、福岡県の北九州市でゴムボート記事や船外機整備記事を執筆されていた、HNゴムボくらぶさんが令和4年9月21日より小型船外機専門のメンテナンスショップとして開業されました!!
公式ページは下に貼り付けております。

こちらの方の船外機メンテナンス記事は勿論ですが、私はゴムボート購入初期にPVC生地貼付けの記事でお世話になったのが最初です(笑)。

恐らくゴムボート関連のSNSされている方なら一度は何らかの形で記事を見ていらっしゃると事かと思います。

で、何故ここで宣伝すんの?と言うわけなんですけどwww。

まず1つ目は、スズキのDT船外機繋がり(笑)!?
色々情報を共有させて頂いております。
折角なので!動画もどうぞw。


そして2つ目は?、ミニボートや小型船外機ボートユーザー目線のショップが日本国内非常に少ないことが挙げられます。
私個人がどこを贔屓するとかと言う意味ではなく、製造メーカーから誘導される特約店的なショップは、どうも小型船外機ユーザーには敷居が高いわけなんですよね。
数千万円のクルーザーの横で2,000円のパーツ買うのって、フェラーリ置いてるお店でモビリオのパーツ頼んでるみたいな感じじゃないですか(爆)!?
まぁマリンショップがそんな企業ばかりでは勿論ありませんwww。
極端な例えとして勝手なイメージとしてあげましたが、実際私が過去様々なショップや造船関係の店舗などでパーツなど頼んだ際もどちらかと言うとちょっと面倒くさそうな感じされていたのはございました。

そう言った意味では、こちらゴムボくらぶさんご本人もユーチューブで釣り動画上げられているほどのゴムボートユーザーさんなので、目線が圧倒的に違うはずです。

で、全国からの配送でのメンテナンスも受付されているとのことなので、お困りの方は是非沢山のご依頼をば!
※ここから先カラーの字は、そのままHP内容貼付けさせてもらいます。
船外機修理・メンテナンス承ります!
 近郊・遠方から多数のお持込み・発送によるご依頼を頂いております。

●地元に信頼のおけるショップがない。。。

●小さなクラスの船外機はマリーナに持って行くと嫌がられる。。。

そんなお悩みはゴムボくらぶが解決します! 
発送でのご依頼は返送可能な梱包で宜しくお願い致します。
*往復の送料はお客様負担となりますのでご了承ください。

 持ち込みによるご入庫の際、可能であれば普段ご使用されている架台を一緒に持ち込みして頂けると助かります。メンテナンス完了後、お引き取り日までの保管に使用します。

●外部給油式の船外機は燃料ホース・燃料タンクも一緒にご持参ください。

【船外機持ち込み工場・発送先】

ゴムボくらぶ
802-0023 福岡県北九州市小倉北区下富野4丁目4-1富野コーポラス1階
TEL:090-3417-5600 

●電話によるお問い合わせは、ご依頼に関する内容のみとさせていただきます。
注)メンテナンスにおける技術的な質問はお答え致しません。
↑ 当たり前ですがちゃんと守ってくださいね!

ちなみに私はHPのメンテナンス記事を楽しみにしておりまして、色々と勉強させてもらっております。
ではでは、明日は少し9.9をいじくる予定です!
関連情報URL : https://gomubo-club.com/
Posted at 2022/10/08 16:20:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機メンテナンス全般 | ニュース
2022年07月12日 イイね!

船外機の燃料タンクの不具合対策と様々な考察 使用上の注意も!

こちらずっと書いて残して置きたかったブログ。
あまり焦点の集まらない船外機に関わる燃料携行タンクのお話。
可搬式ボートに関わる燃料タンクについて圧倒的情報量が少ないので、ここ1~2年で自分なりに理解出来た内容を記載させて頂きます。
なおガソリン燃料を扱う観点から、当方ブログはあくまでも参考程度と言う事で、各々の装備については必ず使用方法など確認し取り扱ってください。


さてまず私が実践している可搬式ボートの場合、ボートの置き場から母港となりうる出航地までの移動。
厳密に言いますと消防法の関係上、燃料となる混合ガソリンの移動は金属製の携行缶で一度に運べるのが確か20Lまで。
10L以上の給油は購入者の詳細や使用目的などが必要。
10L未満でUN規格に合格した商品などはプラスチックタンクでも一時的な移動による携行などは認められているらしですが、基本プラスチックなどの樹脂製タンクはまずガソリンスタンドで給油してくれないと思います。
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画像は10Lタンクで、私はこれを混合燃料専用として移動用に使用しています。
左上に混合オイル用の容量を貼り付けてスタンドでオイルを足しています。
現在行きつけのフルサービススタンドで行っていますので問題はありませんが、セルフスタンドなどは次に書く理由などにより携行缶自体の給油を断っているとこもあるようですので、長距離移動の際などは先に準備する事が必須条件ですね。

ここ最近の傾向ですがガソリンを使ったテロ事件も数度発生したりガソリン携行缶の誤った使用による火災事故も相まって、その持ち出しや購入については相当厳しくなって来ています。
一つは令和元年に発生した京都市伏見区・京都アニメーションへの放火爆発火災テロ、そして令和3年発生の大阪市北区での心療内科への放火火災テロ。
事故として大きなのは平成25年京都府福知山市の花火大会で発生した燃料携行缶による露店爆発事故など.....
何か関西ばかり集中しているのが心が痛い.....

さて問題のガソリンですが、自動車を始めとした様々な燃料として身近な存在ではありますが、その特性としては、引火点-40度かつ揮発性が非常に高く極めて引火する危険が高い上に、空気より3~4倍重い性質と言う事もあり地面付近に溜まりやすい。
ですので火災事故のリスクも非常に大きいので、思いの外取り扱いには注意が必要です。

で、まずは自宅などより湯っ高知までの移動時の携行については消防法上のガソリン燃料の携行に関わるルールを押さえた上で話は次の海上に進みます。
ここまでに関わる法律としては、消防法ですから所轄するのは総務省消防庁となります。
こちら総務省のリーフレット。
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さて次に水上での使用に関わる状況。
まず免許不要艇の場合。
そのまま燃料携行缶を積み込むことが出来ます。
おおよそ1~5L程度の燃料携行缶を使われている方が多いです。
ちなみに私も未だに3L携行缶に予備燃料として2~2.5L程度は別に積み込んでいます。
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これは燃料タンクのガス欠量も全くの空っぽにはならず、タンク内に燃料が残った状態で起こるからです。
※経験者は語るwww。
まぁ2Lくらいあれば何とか帰港は出来ますからね。

ちなみにBMOジャパンなどで販売されているゴリッタなど樹脂タンクはあくまでも水上使用を目的として販売されている燃料タンクなので地上での携行はグレーゾーンと言ったところでしょうか?
モノ自体はUN規格を通過しているので使用目的が船外機や農機具などちゃんとした目的がある場合の携行は可能のようです。
ただし樹脂タンクでの保管は認められていないとの事です。



でこれが要免許艇になりますと例えスチールやステンレス?と言った屈強であろう素材と言えども、その使用は違反行為となります。
ちゃんとJCI(日本小型船舶検査機構)の認証を受けた商品でないとダメなんです。
まぁ実際摘発する組織は、海上では海上保安庁、湖や河川は警察庁となるようです。
こちらが現在私が使用しているスズキ純正の船外機専用燃料タンク(12L)です。
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プライマリホースはちょっと高いけどあえて純正で買いなおしました。


ちなみにDT6の発売当時約2~30年ほど前は、スチール製のモノが純正品として使われておりましたが、4スト時代の突入とともにどこのメーカーも樹脂製のタンクに変わっ行きました。
こちらJCIで船外機追加登録時の画像ですが、スチール製の燃料タンクで稼働テスト実施。
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そちらを接合ニップルなど2スト用に変更した形で使っています。


こちらスチール製の商品は頑丈ではありますが特に海上使用での錆による劣化が進むため樹脂製に変わったものと思われます。
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またゴムボートでの使用は燃料缶の塗装がPVC生地に色移りを起こす事があり非常に不向きです。


JCIは中々一般の方には判り難い組織かと思いますが、先般北海道で起きましたKAZU1の水難事故でちょっと有名になりましたね.....
所管は国土交通省となりますが、国に代わって小型船舶の検査事務等を行う特別民間法人となります。
そしてJCI認証市販燃料タンクでない場合は、消防法とは全く違った角度での検査が行われまして、所謂市販品消防法取得商品とは比べ物にならないくらいの更に屈強な商品となります。
※JCI職員の方から聞いた話です。
確かに船舶検査に関わる細則には事細かな数値的なモノが書かれておりました。

また現在主流の赤い樹脂製タンクについては、先にも書いております通り中々の頑丈っぷりらしいです。
そこはやはり水の上。
簡単に破損したり劣化するようなブツでは大変な事故につながりますからねぇwww。


で、ここでもう一度戻りますと.....
可搬式免許取得艇については法律を守るとなると.....
車での積載は消防法に基づく消防法適合の燃料携行缶で20Lまでの携行が認められるんだっけな?
※牽引ボートは正直判りませんのでお許しを
で、出航するであろう母港に到着すると、JCI認証の小型船舶用燃料タンクに燃料を入れて出航する運び。
まぁまぁメンドクサイですね!
これが所謂日本の縦割り行政を象徴するような案件です(爆)。
まぁ可搬式要免許船舶の人口自体がしれてますが.....
消防法適合かつJCI認証の樹脂製タンクって発売は難しいんでしょうかね?
ちなみに消防法自体が樹脂製の携行缶を認めていないようですね.....
と言う訳でより現実的に自作製作するとなると....
ステンレス製でかなりぶ厚めな素材でしか作れないようです。
その上で消防法上のテストをクリアし、なおかつJCIのテストで合格しないとダメなようです(笑)。
多分市販されても相当な高額商品になりそうだし、まずは重量も相当なもんだと思いますわwww。


で、そんなうんちくはさておきまして.....
ここからは実際に経験した話を書いていきます。
さきほどの画像にもありました樹脂製の船舶用燃料タンク遡る事2020年の秋頃免許の取得と同時調達。
とりあえず慌てて〇ルカリにてSUZUKI製の純正樹脂タンク2つゲットしました。alt



開梱しますと一応ニップルも付属した状態で届く。
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中古品なので中は結構汚れもあったりしたのでパーツクリーナーで針金タワシを入れてなんどもゴシゴシ洗いました。


で、JCIでのゴムボート持込み船舶検査ですが、ここで行われる検査って正直燃料漏れ云々などまでは見ません。
問題はJCI認証のプレートがあるかないか....
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これはこれで非常に大事。
JCI支部にもよりますが、プレートが無いと船検通過しない場合があるようです。
タンクの細かな状況についてはあくまでも自己責任レベルです。


とりあえず何も判らずこちらのタンクを使い始めました。
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で、先にも話したとおりガソリンってまぁまぁ危ないモノですから基本その取り扱いにはかなり慎重な私。
燃料を移し替える際にも細心の注意を払いながら近くに可燃物がないかなども注意し毎回取り扱っています。
とは言っても樹脂製の燃料タンクを完全にカラにするのはまず不可能でしていくらかのガソリンは残ります。
そして使い始めしばらくしてある異変に気付きます。
まず車中がガソリン臭い....
これ判断が難しいのですが、船外機を積んでいると、船外機自体に残っている燃料が揮発して臭いになるから.....


あまりにも気になったため船外機を下ろした状態で少しガソリンの残ったタンクを積んでいる状態でに敢えしてみると.....
アウトレットと呼ばれるタンクとプライマリホース繋ぎとめるための樹脂パーツ接続部分にうっすらとガソリンが漏れ出ている.....
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これはエライ事になってるわ!


と言う事で、すぐに使用を止めましてしばらくはスチール製タンクに変更。alt



樹脂タンクを空にして接続部分に関わるパーツを待ちました。
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まず疑ったのは本体とアウトレット樹脂の取付け部分。
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アウトレットを外すとこのような真鍮製の♀ネジが出て来ます。
ここ強そうなんだけどなぁ.....?
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と思いながらも新品のガスケットを購入して取付けを行います。
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ところが残念ながら内圧が上がると同じ症状でガソリンがにじみ出て来ています......
次に疑ったのがアウトレットとニップルの接続部分。
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で、アウトレットの画像に巻き付けているシールは無視してくださいね。
これ正しくは必要ありません。
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問題はやはりここでして.....
何せサービスマニュアルが無いものですから、メーカーに問い合わせを試みました。
しかし当たり前かもしれませんが、『お答えできません』とお決まりの返事でしたwww。
で、判るんだけど.....
こう言う危険物である特殊な事案で聞いているのに、私は如何なものなのかな?と思いまして.....
JCIさんの問い合わせ先(機構の本部)に問い合わせた訳。
すると非常に丁寧に対応して頂いて、メーカーなどに問い合わせてくれました。
で、本末転倒なのが.....教えられない!との一点張りだったメーカーさんが、私に直接対応する旨の連絡をJCIさんにしてきたそうなwww。
もの凄く気分悪くて丁重にお断りしたんですねどね.....
出来るのなら最初からせぇ!と言う事ですよ、ほんと。
で、何度も言いますが画像のシールテープは一切無視してください。
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まず工程で必要となるのがガソリンなどの油脂専用の液状ガスケットをネジ部分に塗る事が必要です。
そして金属ニップル♂に対し樹脂のネジ受け♀なので必要以上にトルクを掛けない事が絶対条件です。
規定トルクなど提示は無かったですが、とにかく締めすぎがNGでして、下手なトルクで締めるとネジが空転を起こし樹脂がバカになってアウトです。
そうなると今回のような内圧に膨張による漏れが生じ、アウトレットの交換必須となります。
で、私が使ったのはこちらキタコの液状ガスケット。
数100円で購入出来ますが、用途はここ以外にキャブレター周りにも使えます。
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ピンぼけですが大きさはほんと小さいです。
内容量は5g。
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で、無事復活を遂げ、一切ガソリンの漏れは起こらなくなりスチール製の燃料タンクは処分いたしました。
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こちらDT8最終モデルのパーツリストより樹脂製タンクのパーツ詳細です。
あと4ストと2ストのニップル径、確かスズキは違ったはずなのでご注意を。
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で、今回JCIさんに非常におせわになりましたが、そのやり取りの中でタンクの製造年式など問われましたが、ここを見るそうです。
これで2009年7月に製造されたモノだそうです。
まぁあまり見ない所ではありますがご参考まで。
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と言う事で、何故こんなブログを上げているのか?と言うと.....
中古タンク、結構このアウトレット部分の不具合が多いのです。
その割に散々私はググりましたが、解決方法や取り付け方法が掲載されていないんですよね。
まぁ漏れの無い方には関係のないブログですのでスルーしてください。
いずれにしましても認証品、非認証品、消防法適合品などに関わらず燃料に関わる不具合は危ないので絶対に放置せずにすぐに対処いたしましょう!
これいかに。
Posted at 2022/07/13 18:56:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | 船外機メンテナンス全般 | 日記
2022年07月11日 イイね!

2スト船外機 キャブレター内の残存燃料について。

今回は、ちょっと書いておきたかった記事。

釣りを終えて船外機を真水で汚れを落とし、フラッシング作業。
バケツでもフラッシングホースでも良いのですが.....
おおよその方が最後の最後に燃料を遮断して所謂言葉上『燃料を使い切るまで回した』と言う方が多いと思います。
恐らくイメージとしてキャブレター内に残る燃料を使い切った....と言う勝手なイメージ。
これ最初の頃私もおもいっきり勘違いしておりました!!

そして今でもよく使う際は、基本的にはそれで終了!と言う形で大体保管します。
この場合あくまでも比較的短期間の間に再使用する前提がる場合に限ります。

で、ここに来られるそれなりにご自身で整備されている方は、当たり前と言う事で話を進めさせて頂きたいと思います。
と言うのも.....
整備系ブログや動画など見ていて驚くのが、キャブレター内の汚れと不調の多い事。
それが現行主流の4スト船外機ならまだ判りますが、混合燃料の2ストでそれやっちゃうと少し油断すればオイルのガム状と言うかタール状のヘドロがあちこちで悪さを行います。
特にキャブレターだけにとどまらず、ダイヤフラムや燃料系のコネクタ部分、こう言ったところに溜って燃料供給の邪魔をする事例が多数。

それに反して燃料を使い切った!と勘違いしてそのままキャブ内タンクに燃料が残存したまま保管されている方が多いのでは?と疑問に思いこのブログを書きます。

私の場合エンジンを回し検水を確認(温度や勢い)しながら10~15分を回した段階でアクセルを締めず、燃料ホースを外します。
そしてこの言葉が正しくはありませんが、まずは燃料を使い切ります。

ここで多くの方が燃料使い切った?と思っていないでしょうか?

勝手に使い切ったと思われる残存燃料ですが、その場で分解するとよく判ります。
コネクタからダイヤフラムまで、ダイヤフラム内部からキャブ手前のホースまで、まぁまぁ燃料は残っています。
更にキャブレターのフロートタンク内は結構な量です。
シリンダ内の負圧で供給されていくのでタンク内の燃料はかなり残ったまま最終的に燃焼は息絶えます。
なので負圧の掛からなかった燃料は全て残っている訳です。


と言う訳で長く置いておく(1か月以上)場合の処置として必ずフロートタンクのドレンより燃料を抜き取りましょう!
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メイン機ですがキャブのフロートタンクのサイドや下側などにこのような真鍮製のドレンボルトが取り付けられています。
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※スズキの場合。


こちらはマイナスのドライバーや8mm6角などで開放出来ますが、メーカーによって様々です。
過去YAMAHAの2馬力は#2のプラスネジでした。
とりあえずオムツ代わりに下にペーパータオルを折ったモノを敷いてドライバーでネジを開放します。
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8馬力用キャブだとフロートタンクも少し大きくて結構な量のガソリンが出ます。
あと2枚ほどペーパータオルがあれば更に良いです。
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勿論他にも重大な注意点があります。
室内作業の場合は、まずはしっかりと換気のとれる環境下で行ってください。
ガソリンは空気より重いので窓が上にある場合は特に中が必要。
また当たり前ですが火気厳禁です。
そしてガソリンが抜けたらドレンコックの閉め忘れにご注意を!


さてケース内には多少燃料が溢れます。
その場合ケース内の排出孔からちゃんと抜ける仕組みとなっています。
ここも汚れなどよく溜る場所ですので掃除しておくと良いです。
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例えば2日に1回くらいの頻度で船外機回している方と2週間に1回の方、月1回の方もあれば数か月に1度の方まで色々いらっしゃるかと。
そんな中でちょっと間が開くとあっと言う間に月日が経つものです。

以前旧車のキャブレターを専門にオーバーホールをされている大阪のY(仮名)キャブレターさんにDT5のキャブレターを診断して頂いた時の事。
こちらかなり昔に車用のキャブレターオーバーホールでお世話になったところなんですが、今はもう船外機のキャブレターだけはお断りしているとの事です。
何故なら....
・ オーナーのメンテナンスが兎に角すこぶる悪い。
・ 月1度そこそこの始動なのに手入れを全くしていないのが殆ど。
・ その上で水上使用でエンジン停止は命に関わるものなので責任を負えない。
過去相当見られてきた中で、とにかくメンテナンスの悪いオーナーが多い上に海水使用となると尚更。
耳に残ったのは1か月放ったらかしとか特に2ストでは考えられない!と嘆いておられたのが印象的でした。
私のキャブレターは画像診断で問題なしでして他にアドバイスを頂きましたが、船外機キャブレターの診断が受付られないとの悲しい現実を目の当たりにしました。


毎回とは言いませんが、少しでも長く置くな~?と思いましたら燃料抜き取りをまずはお勧め申し上げます。
そしてちょっとでもアイドリング不調の際は、まずはキャブレター洗浄にその他燃料系周りの取外し洗浄。
※金属パーツはYAMAHAのヤマルーブキャブクリーナーが高いけどお勧め。
フロートタンク(樹脂)やガスケットパッキンなどには噴き付け厳禁です。


そして不調じゃなくても半年に1度くらいはホース内や接合ニップル、フィルターなどもチェックした方が良いです。
フィルター通していてもどこからともなく黒い小さな塊が出てくるもんですwww。
またニップルなどはパーツクリーナーなどで汚れ飛ばすだけで燃料の流れ変わるかもです。
いずれにしてもかなりの長期間不使用の場合はキャブレター自体を外しておくのも手かもしれません。
これもご自身でマメに触られている方には全く以って不要な情報とは思いますが、意外と燃料周りをブラックボックスみたいに怖がって、全く触らない方が多いのに驚き簡単な注意喚起として書いています。
これいかに。
Posted at 2022/07/11 17:11:56 | コメント(5) | トラックバック(0) | 船外機メンテナンス全般 | 日記
2022年03月20日 イイね!

船外機使用後のフラッシングとボルトを緩めての定期メンテナンスの重要性について!

今回は船外機の海水使用による塩害がどれくらいの使用頻度と期間で発生するのか?
身を以って実証した、たまたまの記録。


対象とされるのはDT6 雅ファクトリー LIMITED EDITION。
昨年の秋(10月)に届きました本機ですが、購入した際のちょっとした経緯がございまして.....
当時次なる弄りとしてDT5のチューニングについて雅工房の長松社長と何度かやり取りがございました。
雅工房さんがDTシリーズの製作に熱を入れられていたのが恐らく2018年から2019年頃でしょうか?
特にベースとなりうる502型式は、5馬力でありながら2ピストンの164cc、重量面や大きさでも群を抜いて良く、チューニングベースとしては良かったモノの.....
その頃よりどんどんと絶版となるパーツ類、そして供給パーツの値上げラッシュ....
純正ピストンなんて常軌を逸した値段に跳ね上がっています。
特に致命的だったのはオーバーサイズピストンの絶版。
しかも世界中を探してもオーバーサイズは中々見つかりません。
※ノーマルピストンは海外で比較的許せる価格での供給があるようです。

また良品ベースも市場から数少なくなる半面、中古マーケットの値は下がらず。
やはりある一定の人気はかわりませんねぇ。

そう言った事情の中、突然のお電話で過去放出した数少ないLIMITED EDITIONが『手元に戻ったのでどうですか?』とお電話いただきwww。
一晩考えた挙句.....
『買っちゃえ!』と、購入してしまったいきさつは過去ブログにも確か書いておりますねwww。
一時的に嫁から借り入れをし、年明け1月に無事返済を終えたばかりです(笑)。
購入金額は内緒ですが、それなりに大枚をはたきました。
当然っちゅうたら当然ですが、それをきっかけに雅工房さんには惜しみなく様々な貴重な情報を頂きました。
メンテナンスや様々な技術に至るまで全ての質問に答えて下さる。
何せ全くのトーシロが始めたメンテナンスですからね。
正直船外機の購入よりも情報供給の方が大きな糧とも言えます。

単に船外機の購入!と言う事にあらず、私の知る限り所謂メーカーが推奨するサービスでの対応はまり気持ちの良いモノを感じることはありませんでした。
またその辺りのお話もブログアップしていきたいのですが、そもそも売上単価の張る新製品を買ってもらって何ぼの世界なんでしょうね?
なので自分自身でメンテナンスを試みるきっかけになったのもこう言った業界体質が原因の一つでもあります。

少々話が脱線しましたが、購入の際に言われましたのが『戻ったばかりで、若干の塗装割れ、一部パーツの欠損、その他の通常メンテナンスも行っていない状況! お時間くれませんか?』と社長からの申し出を全て断りましてwww、『すぐに送って下さい!』と私が急かせたんです(笑)。
そんなこんなで10月の初旬に到着!
あとの中身は当然自己責任でメンテナンスなのですが.....
前オーナーさん、話によるとおよそ2年程度の使用ですかね!?
年間出艇回数などは判りません。
あまり個人情報的な事もほじくり返すのもアレですが前オーナーさん、私よりもかなりお若い年齢でのご家族持ちとの事。
よくある?
家庭の事情(この遊びに対して、ご家族の理解を得られなかったのかな?的な)で泣く泣く手放されたとの事です。
突き詰め始めると結構な散財になりますからね~.....
私も日々野草を摘んでその日の糧にしていますからwww。


そんな事情で引き継がせて頂いた貴重な雅機。
到着後すぐにインペラ周りのチェックなどをするためエンジン下ろして、ドライブシャフトハウジングの冷却水通路などをチェック。
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赤丸部分がインペラで汲み上がられた水が一時的に溜る場所。
インペラで巻上げられた水の圧力がこの部屋で高まり、エンジンヘッドに繋がる細い通路を通過。
当然巻き上げられた細かな砂やゴミもある程度ここに溜る仕組みです。
青丸は冷却水が排水される側で、所謂パイロットウォーターと呼ばれる出口です。
しかしまだ完全に乾ききっていないようなドロッとした感じの塩?が結構な堆積をしていますね。
勿論全て除去して綺麗サッパリにいたしました。
これが10月初旬時。


で、そこから何回出船したかは数えておりません。
まぁテスト走行含め10回行くか行かないかでしょうか?
勿論出船後は毎回フラッシングを行い、教科書通りのメンテナンスを施して保管しとります。

さて今回2月に実施したスタビライザーの取付け。
ギアケースごとゴッソリと入れ替えを行いましたが、良いのか悪いのかギアケースの装着が毎回下からの装着が上手く行かずイライラするので、いつもの通り私は一旦エンジン本体を下ろして作業します。
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その際に当然ドライブシャフトハウジングが顔を覗かせてくれるので、約4か月振りでしょうか?
中を確認してみた!!
この角度では判りづらいですが...
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ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
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海水使用の宿命でしょうかね?
今回は側にカピカピ、底にドロドロの塩の塊のようなモノが既に析出。


早速鋭利な鉄の棒でサッとほじくってみる。
もうジャリジャリですなwww。
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僅か半年も経過せずとも中はこんな感じであります.....


グロメットに冷却水チューブの出口もかなりコテコテ。
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勿論ビカビカにしましたよ!


ついでにプロテクションアノード。
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ここも塩害で固着しやすい箇所。
ペラを外したりするちょっとしたときにネジを回してあげて研磨、ネジ山のグリスアップをお忘れなく。


インペラケースカバーのナットとワッシャの1本が何故かコテコテに錆びてますな。
何でか理由は判らんのだけれど赤錆半端ねぇ.....
当然ここも5か月前にグリス塗って締めた場所です。
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こう言う場所から固着が始まると思います。


勿論ギアケースごと交換と言う事で、インペラ台座(ベアリングケース)などもかなりお掃除いたしました。
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如何でしょうか?
使用場所、使用方法、使用頻度、洗浄方法など複合する要因が幾つかございますが、一応毎回フラッシングをしている状況でこんな感じです。
4ストモデルのエンジン分解など複雑なものならさもありなんですが、さほど大層な工具も要らないこのような箇所についてはたまーに開けてみると船外機も喜んでくれますよwww。
ではでは!
Posted at 2022/03/21 11:44:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | 船外機メンテナンス全般 | 日記

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