さてゴムボートの艤装やら改良におけるDIYもかなり細かなところに差し掛かってきましたが、今回の装備は本当ごく一部のユーザーさんにしかネタにならない程度です(笑)。
まぁそんな細かな改良ですが、ちょっとしたモノでも出艇における準備などのルーティーンにおいて格段に楽になります。
さて今回は小型船舶の法定備品である救命浮環、こちらのセッティングに関わる改良。
要小型船舶免許のボートには必ず常備しておかなければならない重要なモノですが、結構デカくて場所を取ります故に私はゴムボートのバウの右舷か左舷にありますハンドルにロープで括りつけています。
救命浮環全貌。

救命浮環はJCI認証品じゃないと船検通りません。
あとこれ積んでなくて海上保安庁に検挙されますと、かなり高額の科料と数度の出頭を余儀なくされますので必須常備品です。
この赤いロープは反射材付きのキャンピング用コード。
これをゴムボート前部にあるハンドルに本結びで括りつけます。
こちらは命綱(ロープ)。
この束ね方もいざと言うときにはダメな括り方。
要改善ですね。
さて今回のワンタッチホルダーに使う大元となる材料ですが、こちら100均で購入しましたスーツケースバンド。
よく旅行鞄のハードタイプに取付ける万が一の開放防止するためのバンドです。
まずはこのバンドで救命浮環をホールドしてみる。
他に揃えたるはマジックテープ(粘着テープ付き)とステンレスナス環、そしてレザークラフト用の縫い針とコード。
ベルトは2つのパーツからなりますが、1本のバンドで充分素材は取れます。
まずは救命浮環に樹脂バックルをキッチリと止めた状態で縫い合わせの位置を鉛筆でマーキング。
内側のマークは縫い目、外側はカットです。
カット完了。
カット部分はすぐにほつれてくるのでライターで炙ります。
これでほつれる事はありません。
ほつれ対策を終えたらこのように折り返して縫い合わせを行います。
真ん中に挟んだ余り生地はこのワンタッチホルダーとボートのハンドルを取り付けする為のベルト部分。
このように大きく2つのパーツを繋ぎとめる感じですね。
外側の見える部分を綺麗に縫い合わせるよう心がけます。
昔習った家庭科の授業も捨てたもんじゃないですね。
この歳でいやぁまさか裁縫までやらされるとは.....(笑)。
これで第一関門突破。
次にハンドル部固定のベルトに取付ける粘着型のマジックテープですが、別に粘着テープは必要ありません。
粘着テープがあると縫うのが楽だからそうしているだけなんです。
ベルトより少しはみ出るので外側をカット。
このようにベルトに貼り付けしたら.....
さっきと同じように縫い合わせて行きます。
ただし粘着テープ付きは針にネバネバが付いて結構縫うのが面倒ですのでご注意を。
こちらも一つずつ面倒だけど丁寧に。
これで重なる2枚のマジックテープを取り付ければ完成。
さてこちらは実践モードでの画像ですがバウ側左舷ハンドル部分にこちらのマジックテープで取り付けを行い.....
その後樹脂バックルで救命浮環を固定。
ワンタッチロック解除で救命浮環をいつでも簡単に外せる状態に。
なおロープ側にステンレスナス環を取り付けしてアンカーケースのD環にロック。
まぁ人命救助に出くわすなんて正直一生に一度あるかないかだとは思いますが、いざと言うときに簡単に外せなかったりロープが絡んだりと使い物ならなければ意味をなさないですからね。
あとこれからはボートへの取り付けも非常に楽になりました。
以上、自己満足改良パーツでした。
Posted at 2021/11/22 14:02:50 | |
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