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この土日に台風12号がいよいよ接近してまいりましたね。

酷暑の日本が少しは涼しくなるのか？と冗談交じりにのたまわっていたのも束の間....

どうやらちょっと洒落にならん台風として豹変しはじめました。
何やら寒冷渦（かんれいうず）が東日本の東に停滞している高気圧とのせめぎあいとなり、異例の進路をとり始めて関東を中心に東北・東海・中四国・九州と反時計回りで不気味な動きをしております。

また当初もう少し北上すると思われましたが、どうやら暖かく湿ったエネルギーを沢山吸い上げて、本州を関東より西に舐めるように移動するようですが、特に西日本は西と東の空気に挟まれて台風の速度が逆にゆっくりとなる可能性もあるようです。

そして厄介なことに暴風と大雨をそれなりにもたらすようです。

なので私の居住している香川県高松市も呑気に構えている場合では無くなって参りました。

と言うのも前回の西日本豪雨においても浸水などの災害からの強さを知らしめた香川県の中心地である高松市も高潮被害には滅法弱い地域との事です。

四国災害アーカイブスと言うサイトによれば...
平成16年（2004）8月30日台風16号による高潮のため、高松市で死者2人、床上浸水3,810戸、床下浸水11,751戸など大きな被害が出た。昭和22年以降の観測資料によれば、高松市の最大高潮偏差（133cm）程度の高潮偏差は、過去に昭和26年のルース台風や昭和40年の台風23号でも生じており、50年に一度程度起こる規模である。
と書いております。

そして今回の通過が予想される7月29日（日）は最悪な事に大潮。
満潮時刻　 0:39 潮位　249
                   11:58 潮位　213 

ヤバイやん.....

正午前は特に危険な事になりそうです。

何せ台風が海水面を上昇させてしまいますから、進路いかんによっては大きな被害をもたらす可能性がございます。

そして先にご紹介した四国災害アーカイブスによると.....

高松市では、避難勧告の遅れや住民対応行動の遅れなど、行政・住民の双方で混乱を極めた。続く9月7日の台風18号では、16号の反省点を踏まえて、避難勧告等の災害情報が早い時期に広範囲に発表されたが、浸水被害は小規模にとどまり、いわば空振りに近い状況となった。

言わば災害あるあるですね。

そして西日本豪雨で被災されている方への更なる被害が発生しないことと、四国だけに関わらずどの地域の方も尊い人命だけは失われないことを切に願っております。

何故このブログを書いたのかと言うと、ニュースではやはり全てをカバーする事はもはや不可能です。

微力ながら私の出来うることと言えば、せめて自分に近いエリアの情報を自分に近い方にお知らせする事くらいしか出来ません。

高松市におけます土地の低い家屋の方は、まずはご自身やご家族を移動できる安全な時間帯に早目の避難を。

そして災害の通過するエリアへの不要不急の外出などは控えた方が良いですね。

子供たちにとっては折角の夏休みの土日。

残念ではございますが、早目の対応が災害から身を守る最良の手段です。

まずは命を守る行動に努めましょう。