長々と放置状態にありましたDT4もお陰様でこの連休中無事に整備&セッティングを終えることが出来ました。
まぁ元々2ストとしては比較的高年式かつ見た目もさほど傷んでなかったので簡単に動くわ!と高をくくっておりましたがそんなに世の中甘かぁ無いですねwww。
ロワーケース内に泥バチの巣跡が見つかり内側の錆補修に始まりガソリンタンク内は古いガソリンとオイルが固着したタール状の異物に悩まされ....
あれこれ悩んだ末、ウォータポンプ周りとクラッチ周りのゴム関係、そして燃料系パーツを8月中旬に色々と頼みました。
まぁ未だバラシて放置状態のDT5のパーツ、そして今回はスズキ純正の2スト船外機用プライマリポンプ(燃料ホース)も頼んだので細かなパーツの割に結構な散財となりました。
〆て2.5マソ.....痛いわorz
しかも聞くところによると部品供給が1所ではなく3か所から送られてくるとの事で時間も送料も余分に掛かります。
なので細かな消耗パーツは何か頼むときに一緒に頼むべし!
ただこれを調子に乗るとドエライ出費が嵩みますwww。
ホント古い船外機の宿命どすわな....
てなわけでほぼほぼ1か月経過した先週冒頭頃にパーツは突然到着しました。
ネジ1本からなので仕分け大変ス。
ちなみに恐らく今回一番高かったプライマリホースはこちらです。

スズキの2スト純正ホースはマリンショップにも本当あまり置いてないですね。
4ストとニップルも微妙に違うようなのですが真偽は定かではありません。
このような情報が本当少なく困ります。
なのでこちらもわかる範囲で情報を公開できればと思っております。
まずは腐った燃料キャップなど判りやすいパーツから交換。
次にクラッチのシフトロッドに取り付けるブーツやオーリングなどゴム類や樹脂製のモノもこの際全交換実施。
やはり新品は気持ちヨス。
このように無事装着の図

※仮置きです。
そこからウォータポンプ、いわゆるインペラやその周りのパーツ類交換。
今回あえてリペアキットでパーツ購入。
しかしこれが逆に失敗の原因になろうとは.....
インペラケースのブッシュ。
細かい部分だけどゴム類はとにかく出来るだけ交換するのが良い。
そしてインペラ。

羽根の欠損などありませんが既に硬化がすすんでますねぇ。
見た目も汚いし変な曲がり方しております。
で、インペラ関係無事に組み込むもここで重要なミス。
インペラの台座下にあるドライブシャフトハウジングのガスケット。
これを発注漏れ.....
リペアキットに入っているもの勘違いしておりました。
また発注する手間考えたら.....
と思いキタコ(KITACO) ノンアスガスケットシート 1.0mm 120x150mm 汎用 0900-960-00013 を購入。
密林660円。
チャンスは3度まで.....
ホントこれかなりめんどくさいのでガスケットは高くても型のあるものが良いわ.....
カーブがこれまた切りにくいんよね。
ちなみに一発目のコイツは穴あけで失敗。
ポンチを強く叩きすぎて割れてしまいました(泣)。
二度目の挑戦。
肩が凝りますwww。
何とか形になりました。
微調整して一応ガスケットは完成。
無事に差し込み完了。
ハウジングも無事挿入完了。
ここでギアのシャフトが収まります。
さて最後の難関であるキャブレター。
とりあえず初期のネジ位置を確認するため一応パチパチ写真撮っておきますが.....
あまり役に立ちませんwww。
初爆確認は出来るもののアイドリング全く安定せず....
正直使い物にならないお手上げ状態すね....
落ち込んでもいられないので、まずはキャブを1度目のバラシ&洗浄。
KUREのキャブクリーナー吹き付けるとたまーに黒い小さな固まりが出てきます。
うーん、正直どこまでどうとか見える範囲しか分からんし超不安。
バラシてパイロットジェットなど微細なパーツは漬け置き洗い。
が不安は的中(爆)、これを2度繰り返すも結局はあまり調子がよくなりません。
まずアイドリングが全く安定しないので、考えられるキャブの微細孔についても目に届く範囲の詰まりではなさそう.....
怪しいのはスロットルバルブの内側など小孔などがまずは考えられます。
あとはアイドリング不調の原因は別にも問題ありそう.....
そして新たにぽちったヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー 泡タイプ 500ml。
1600円とまずまずの値段ですが評価は相当高いです。
ムース状に出るケミカルで内側のオイル塊も一撃でとれるらしい(笑)。
あまりにもキツイのでゴム類に吹きかけたらあかんとの事です。
で、3度目の洗浄でキャブの内部に噴きつけまくりブラシとパーツクリーナで強力洗浄。
そしてもう一つの原因となりうる燃料ポンプ内のダイヤフラム。
調べて行きついたところ。
こんなパーツが送料込みで3,000円弱だから泣けてくるよ(泣)。
ここのゴム膜に不具合ありと見ました。
劣化するとアイドリングが不安定になるらしいよ。
黒い液が随所に(笑)。
汚い箇所はパーツクリーナーーで綺麗にします。
気持ちよくすべて洗浄&交換しいざリコイル!
おびただしい白煙とともに無事アイドリングに成功。
あとはキャブの微調整を今後やっていきますが、やはり最後の洗浄とダイヤフラム交換は効果てきめんでした。
外装は比較的綺麗なこの船外機。
内部はやはり一筋縄ではいきませんでしたが、まぁこれも今後の糧です。
ペラも再塗装、アノードもすべて削り出しました。
とりあえずトップカウルを載せてパチリ。
次はいよいよ船検です。
来たときよりも幾分綺麗になりました。
まずはこれで一歩また進みました。
とりあえずこれにて基本メンテナンス完了です。
そして新艇のメインエンジンは当面この子になりそうです(笑)。
追伸:すでにまたもう一台船外機が欲しくなってきておりますが、今は我慢しておりますwww。