さて先日ジョイクラフト新艇のJCM305も無事船舶検査を通過したのはお伝えしましたが、いよいよ実際に進水させるにあたり、以前のパーツを流用した艤装をはじめ細かな改良などを行います。
そして今までの免許不要艇とは大きく異なるのが、必ず掲示しないといけないモノや必ず積載しておかなければならないモノなどが発生します。
まずはそう言った掲示しておかなければならないですが、検査証取得時にこのような案内用紙が入ってますので参考に船舶番号の掲示を行います。

まぁこのような標識は海に出る方にとってはプレジャーボートの右舷と左舷に掲示されているのはご周知かとは思いますが、インフレータブルボート(ゴムボート)のような特殊な形状のものは船体に直接貼り付けることはございません。
まぁ単純にプレートに貼り付けてぶら下げるだけになります。
で、そのような材料に特に決まりがあるわけでもございません。
以前ゴムボートの有名メーカーであるアキレスよりアクリル樹脂製の専用プレートなども販売されていたようですが、ネットで探しても現在は絶版となったのでしょうか?出て参りません。
まぁ販売価格が5,000円程度なのでケチな私は絶対に買いませんがwww。
と言う訳で色々とホームセンターから100円ショップまで色々と探しました。
結果! セリアで見つけたこちらの樹脂シートが恐ろしいほどに色目や材質、そして大きさまでピッタリ!(笑)。
しかも税込み110円。
ホント100円ショップって恐ろしいwww。
サイズで言うとA3より更に大きいサイズなのですが、貼り付けるステッカーを横に並べると計ったようにピッタリなんですwww。
あとはカッターナイフでカットするだけ。
アクリル板のように固くもなく、そして適度にしっかりしており非常に扱いやすい素材。
サクサクと同じ大きさを2枚、紐を通す穴も開けるので高さを少し残しました。

出来るだけ直線を残したいので両端より切り落とします。
最後に角を切り落としたらベースの完成。
両サイド上部に紐を通す穴の位置を決めます。
約20mmの間隔を開けてマーキング。
あとはポンチで開けるだけ。
この時1枚に対し両サイドの2穴でしたが、紐を通すとグニャリと曲がるため最終的には4穴となります。
ステッカー裏面には貼り付けの注意事項など色々と記載。
ちなみに冒頭のピンクの用紙ならびにこちらの注意書きを見ると感の良い方は気付く都道府県表記。
こちらは船舶登録制度と言う別の決まりごとがありまして、その対象となる船舶について必要な表示となります。
下記はの場合は船舶登録不要となります。
(1)漁船法に基づき漁船登録を受けている船舶
(2)ろかい舟、または主としてろかいをもって運転する舟
(3)係留船(航行しない船舶)
(4)推進機関を有する長さ3m未満、当該推進機関の連続最大出力が20馬力未満の船舶
(5)長さ12m未満の帆船
(国際航海に従事する帆船、沿海区域を超えて航行する帆船、推進機関を有する帆船、旅客の運送を行う帆船は除く)
(6)推進機関及び帆装を有しない船舶
(7)災害発生時のみに使用される救難用船舶(国または地方公共団体が所有する船舶のみ)
(8)告示で定められた以下の水域のみを航行する船舶
モーターボート競走法の競艇場の水域(全国24ヶ所)
モ-タ-ボ-ト競走選手訓練用水域(愛知県碧南市)
モ-タ-ボ-ト競走選手訓練用水域(福岡県柳川市)
「東京ディズニ-ランド」内の人工池(千葉県)
「東京ディズニ-シー」内の人工池及び人工水路(千葉県)
「ニューレオマワールド」内の人工池(香川県)
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」内の人工池及び人工水路(大阪府)
私のボートは(4)に該当するので香川、もしくは大阪と言うステッカーを貼る必要がございません。
以上、小型船舶船検に関わる豆知識でした。
まぁあとはカーフィルムの要領ですよ。
霧吹きに少量の中性洗剤を入れて貼り付け面へ吹きながらヘラで空気を出します。
そして最大積載人員の表示。
こちらはジョイクラフトに付属していたステッカーです。
折角なので使います。
船舶番号を通す紐はアクリル製の江戸打ちひも。
ダイソーで購入したモノですwww。

あと背景に写る救命胴衣格納場所のステッカーや最大積載人員のステッカー。
こちらはJCIで販売されています。
どれも税込み1枚100円ですが、驚くなかれ.....
何も知らずにネット通販などで購入すると600円くらいかかりますから!
あと過去のレビューで見ましたが救命胴衣格納場所ステッカー、紫外線での色抜け多いらしいです。
保管環境にもよりますが予備を購入しておきました。
更にトランサム内側には予備検査番号のステッカーと救命胴衣格納場所のステッカーを貼り付け完了。
完成された船舶番号のプレートがこんな感じです。

正直5,000円のプレートと比較しても誰も気づかないぜwww。
あとは船体の右舷と左舷の見やすい場所に掲示するだけです。
結びは基本ロープワークで学ぶ本結び(笑)。
全体図で見るとこんな感じでしょうか?

あとは6号より引き継いだ艤装パーツの修正やらが残っております。
と言うのも型式が違いますので微妙に船体と合わないパーツなどがございます。
魚探の取り付けもその一つです。
次回はそう言ったモノの最終調整作業を案内いたします。
ではでは!