先般より書き認めております市販品素材で作る軽量船外機スタンドですが、アルインコ社製の格安脚立のリメイクと言う事でいよいよ本体部分の改造と組上げをご紹介させて頂きます。
ちなみにバラシ作業は前回のブログでご紹介いたしましたが、一度バラした素材を少し形状を変えて組上げていくと言うものです。
イメージで申し上げると....
1.船外機の取り付け角度は85度。
2.それを満たすために車軸を受ける側の脚は150mmカット。
3.台形にテーパーとなっているハシゴ部分を直線に。
4.補強は最小限に入れる。
5.折り畳み式
とまぁこんな感じ。
図解があれば一目瞭然なんだけど、言葉で伝えるのはほんと難しいですな。
まず1番目、
絵が面倒なので実際の画像をもとに記載してみました。
ご覧のように2×4木材のスタンドは90度でクランプを受けています。
つぎに赤色の記載が脚立の形状。
それをカスタマイズしてスタンドに変更したいのですが、イメージが青色の線。
本来クランプ取付部分は90度が望ましいですが万一の転倒防止措置として内角を約85度にいたします。
またそちら側の脚にタイヤ&ホイールの取り付けを行います。
故に元々の長さA辺に対してB辺の長さは短くなります。
車輪の取り付け位置にもよりますが、そのために約150mmのアルミ素材裁断を行いました。
まず裁断に箇所をマーキング。
一つ目は軽くぶった切ってください。
問題は対となる2本目。
左右対称とはいえ向きがございますから間違わないようヒンジなど必ず合わせてから行ってください。
間違えるとちぐはぐで使えなくなりますよ(笑)。
これで1.2.の部分は解決。
次に3.のテーパー部分の改良。
脚が安定して開くようにヒンジ部分に若干の角度が付いているのが判ります。
これにより脚立の脚は八の字に開いています。
これを矯正するために余分な角度を切り落とし平らにします。
ルーターで慎重にカット。
このように切り込みを入れたらあとは紫色のヒンジを金槌で叩いて脚が開かないよう調整。
左が調整前、右が調整後。
もっと分かりやすいように写す角度をこれだけ開く角度が違います。
両方とも床にぺったりと付くまで調整。
次に補強ですが、脚立の足掛け部分を再利用。
こちらも端部分がテーパー形状に合わせているため全て直角水平に削り取ります。
最後は鉄ヤスリでギコギコと綺麗にします。
天面部分素材で約300mm幅1本修了。
次に同じ部材で約70mmにカットしたものを2本作ります。
補強材料3点の制作完了。
70mmの部材に220mmの既製品木材を突っ込んでいきます。
ビス留め部分をポンチング。
タッピングビス各2本で本締め。
両端にステンレスボルト&ナットで貫通させ本締め。
こちらはあえて木材を噛ました理由、それは一応何かしら取っ手になるよう熱の伝わりにくい木材にしました。
補強兼取っ手ですね。
一方クランプ取付側の方にはアルミ部材そのままもモノをこちらも両端にステンレスボルト&ナットで貫通させ本締め。
元々の天面部分には船外機クランプを取り付けるための
2×6(インチ)木材約300mmをこれまた両端各2本ずつステンレスボルト&ナットで貫通させ本締め。
ちなみに2×6素材の厚み38mmがこのアルミ骨のコの字の部分に対し、計算されたかのごとくぴったりと納まります(笑)。
とりあえず本体の部材としてここまで完成。
最後の5番目折り畳めるも勿論クリア。
脚立の面影を残しつつかなりスマートになりました(笑)。
ちなみにボードを挟んだこちらの面は上下に補強があるので非常にがっちりと組み上がりました。
反対側がこんな感じです。
こちらの面は端に留めた補強兼取っ手のみなのである程度の力が加わると少々ねじれなどを感じます。
この辺りの問題解決は今後の課題となりそうですね。
そしてこれでイメージの約70%くらいまで来たかな?
次は車輪の取り付けを致しますが、長くなりましたので一旦これにてブログは締めます。
Posted at 2021/01/18 15:00:11 | |
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