さてゴムボート快適化計画も次から次へと改良点が見つかりキリがありませんが、色々な方のお知恵拝借しているうちにすばらしい改良をされている方がいらっしゃって真似をさせて頂くことに。
表題のジョイクラフト社純正ランチングホーイールですが、こちら商品...
造りは非常に良く出来ており大きな文句はございません。
まぁまともに買ったらエエ値段しますから、私のように中古のセット販売であればランチングホーイール、所謂ドーリーの付いているモノを断然お勧め申し上げます。
さてこちらの使い方ですがフックと呼ばれる白い樹脂製のけったいな形をした棒を使ってホイールの上げ下げやロックの解除などを行います。
メーカーHPでの取り扱い情報が以下の通り。
とまぁもの凄く簡単に記載されております(笑)。
ところがですね、下架時のところ...このフックでピンを押す!とありますが、これがまぁ何度挑戦しても一発でうまく行きません。
イメージで申し上げますとスロープよりボートを降ろして浜よりようやく離れたところでホイールを上げるためにロックを下に向けて押して解除するする作業なのですが、スロープより少し出た所で行うので混雑している上にさっさと行わないと危ないし邪魔になります。
同じものをお持ちの大抵の方は恐らく私と同様イライラしていることかとwww。
で、そんなイライラを解消する簡単かつ材料費も安くできるDIYを1000kyosanと言う方が実践されており、厚かましくも真似をさせて頂くことに。
※お断りをちゃんといたしました。
で、そちらのブログは関連リンクで貼り付けさせて頂きました。
他にも素晴らしい艤装を沢山されているので是非ご参考いただければと思います。
で、準備するもの。
≪材料≫
・ アルミ平板 2mm厚 長さ230mm幅30mmを2枚
※アルミ平板をカットして使用。
・ アルミカラー 口径mm 長さ23mm 4本
※アルミパイプをカットして使用。
・ ステンボルト&ナット 長さ60mmそしてワッシャーなど
で、作り方ですが高松に専門道具もそないに無いのでとりあえずシコシコと手作業でおま。
あっ、この白い棒がフックと呼ばれるものです。
この部品にはお帰り頂き本来のボートフックを自作したいものです。
まずは寸法の計測。
ドーリーの脚部分は取り付け部がステンレス、本体がアルミと強度のかかる場所により素材が分かれています。
一番力のかかるステンレス部分の幅でおよしお47~48mm程度。
今からアルミの平板でコの字の部品を作るわけなんですが.....
少し余裕目の大きさで設計、側面90mm幅50mmにしました。
なので総全長230mmに手でカット(笑)。
単身赴任故の不便さ。
本来ならグラインダーで一発のところ面倒な作業続くwww。
今回使用した平板幅が30mm。
中心の15mmと10mmのクロスを目打ち。
ここには直径10mm強の丸穴を空けます。
ロックのステンレスドームの頭がちょうど直径10mmなので、このようにきっちりとハマります。
で、両穴を開けるのですが跳ね上げの鍵状フックにボルトを通す穴。
私はこれを目分量で先に開けてしまい失敗(爆)。

まぁ美しさは台無しですが、そのまま使えるので進行します。
反面教師としてここの穴は曲げ処理の後からきっちり合わせて作業されることをお勧め申し上げます・
次に平板の曲げ作業。
曲げの内側に少しケガキを入れて、鉄の台載せクランプ固定。
プラハンマーで優しくそして強く叩くwww。
手作業故当然湾曲が残りますがそれは後から修正しましょう。
で、問題の穴位置。
ステンレスドームを支店に出来るだけ平板の片側に穴を寄せないといけません。
これはステンレス鍵フックをコの字レバーより少しだけずらさないといけないから。
※後述いたします。
湾曲部分は板に載せて更に板を噛ませて叩けばある程度直ります。
まずは1枚。
ボルト通し穴開けなおし。
相当ずれてましたね。
とりあえず2枚とも完成。
マーカーをふき取ります。
まぁ失敗した穴は軽量化と言う事で許してください。
次にボルトを通すカラー、スペーサーとしての役割を果たします。
22~23mmでカット。
長いボルトで取付具合の確認。
部品単体ではこんな感じです。
とりあえず完成!!
で、ボルトを通す穴をセンターの位置よりあえてずらす理由。
赤で囲んだ鍵状のフック、これを出していないと跳ね上げ時のロックが出来ないから。
ちなみにロックが掛かってドーリーが跳ね上がっている状態がこちら。
レバーとステンレス固定台座との間隔がぎりぎり、緩衝寸前。
で、出船時の動作であるドーリー跳ね上げですが....
図解の通り少々コツが必要です。
アルミカラーの部分よりやや内向けかつ真下にレバーを落とすとパチンとステンレスドームの頭が垂直に落ちてドーリーが解除されます。
イメージで言うと『レバーの角度変えず平行状態で下に落とす』と言うのが正しいのかな?
そこが解除出来ればタイヤの軽さで、ポコンとタイヤが浮くのであとは鍵状フックでロックするだけ。
但し力の掛かる位置が少々微妙なので、下げる力をの場所をよりドーム寄りに改良できればもっと楽に出来そうです。
次に帰港時に行う動作。
ドーリーの下ろし作業ですが、こちらは支点力点作用点の位置がばっちりなので、コの字レバーの先端を軽く押せばすぐに解除できます。
いずれも人様のお知恵ですがこれで出航帰港時の焦りとイライラが少しは解消されそうです。
で、まだ使っていないけどね。
さてと、材料余ってるので綺麗に作り直そうかな....