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ほぼ完成形に近付きました可搬式船外機スタンドα!

画像からでは判別しがたい改善必要箇所を掘り下げて更なる完成度を高めます。
まずは青丸部分の折りたたみ式ステー。
これは脚を固定するための重要なパーツとなりますが、左右互い違いのため正面向かって右側赤丸部分には固定されず、オレンジ丸部分のようにだらりと垂れ下った状態に。
改善のミッションとしてまずは赤丸部分をしっかり固定すべく別の金具を取り付ける作業。
そしてだらりと垂れ下がったステーはタイヤに緩衝する為にこちらも別の固定が必要。
一つ目のミッションとしてこんな金具を調達。
商品名は塗装付打掛。
こんなパーツですが木ネジは必要なし。
まずはダイソーの余り缶スプレーで塗装。
大きなスチール製のヒンジが外側にあるため取付が出来ません。
なので内側に取り付けられるよう土台から作ります。
木片をねじ込んで.....
その上からアルミ平板を固定するため4角は木ネジ用の穴を開けます。
木にあてがって調整。
勿論木片が動かないようサイドからも固定用の穴あけ。
こちらはタッピングビスで固定。
両サイド土台完成。
この土台を活用して打掛をシンプルに取り付けます。
慎重に取り付け位置を設定。
全てビスで固定したら完成。
これで牽引時の強度はかなり増しました。
次に遊んでいた元からのステーと取り付ける固定ビスをこのように固定。
隙間が居るのでスペーサーとしてアルミパイプを活用。
ドーリーとしての牽引時はこのようにステーを固定します。
次にボートフックの改善。
スチールむき出しの為、傷付き防止の観点からキャップを
エンドねじキャップと言うものがあったのでこちらを活用。

こんな感じ。
次の改善箇所。

船外機固定ボードから飛び出したボートフックの固定ネジとナット。
幅38mm板に合わせネジのサイズをまずは変更。
M6の40mmビス。
ワッシャのサイズより大きめの穴を開けて掘り下げます。
16mmドリルで深さ約10mm弱掘り進めます。
ちょっと浅い。
これくらいで丁度ネジの頭が飛び出して良い感じに。
これで船外機のクランプなどと緩衝するリスクが減りました。
そして最後の改善箇所。
ドーリーハンドルの補強。
赤丸部分がどうしてもたわみを起こします。
スチールアングルで強制固定。
リベットも考えましたが今後の取り外しなども考慮しタッピングビスでの固定に決定。
側面部はシーリングワッシャを利用。
ハンドル側は直接タッピングをぶち込みます。
側面はこんな感じ。

強いて言えばもう少し短いネジでも良かったかな?
これでハンドルのたわみは解消。
がっちりと固まりました。
さていよいよボートを出しての実使用。
約2か月ぶりの充填。
最初からこのようにハンギングしてエアーを充填してみる。
ここで一つ問題
ボートスタンドとして活用する場合、こちら側からのフッキングはスタンドがこけそうになります。
まぁそれは対策を一応考えましたが.....
しかしブロアあると本当楽だわ(笑)。
リアドーリーも備え付けているのでボートがこのように浮いた状態で準備できます。
横から見たらこんな感じ。
ドーリーとして少し転がしてみますが中々良い具合。
フロントドーリーとしてのセッティングはこのようになります。
打掛を取り付けたことによりぐらつきはかなり減りました。
ただ全装備の状態ではないので本当の実践艤装状態でのリポートは必要かな。
そして気になる安定度。

やはりこの向きはボートスタンドとしての役割としてやや怖い。
ホイールが付いている分、ストンとひっくり返りそうな感じが否めない。
下側から。
後ろから。
当然船外機を取り付けたままウロウロ出来そう(笑)。
ねじキャップ良い感じです。
スタンドがこける感じとはこの状態です。
さてボートスタンドとして使う場合を想定しての改善策ですが.....
このようなチェーンとフックを用意。

ボートのフロントD環にチェーンを取り付けボートを反対側に置くこと。
これでまずこけることは無くなりそうです。
使うときと言えば船体を水洗や拭き上げを行うときが想定されますが、そんなに多く使う機会は無さそうですから。
これにてアルミ脚立を改造した自作の可搬式船外機スタンドについて一連の制作作業は終了となります。
あとは船外機がメンテナンスから戻ってきたら本当のフィールドテストを実施したいと思います。
ではでは!
更新画像:令和3年4月26日
船外機から戻って参りましたので早速可搬式スタンドに載せてみました。
重心など安定性は問題なし。
移動も問題なし。
但し幅が少し狭いためロアーケースのチルトアップが出来ません。
まぁゴムボート活用時のテンポラリー仕様なのでサイズを取るか利便性を取るかになりますから....
点数70点と厳しめにしておきますわwww。