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2021年06月14日 イイね!

DT5 502S 簡単な外装外観チェックと手直し、そして幾つかの謎な事。あとマニアックなオマケを検証(笑)。

さて無事に火入れを終えたDT5 502Sですが、ギアケースなどバラシ系メンテナンスの前にまずは少し気合を入れての外観チェックに入ります。
何せDTシリーズの後期型とは言え'96モデルですからおよそ25年前のモノです。
環境にもよりますが、置いておくだけで腐ってきますwww。
釣道具にも言えますが、特に海水使用モノについては長期保管は特に要注意です。
思わぬところが塩害で錆びて参りますね。
やはり適度に使ってあげるのも大切なんです。



で、あらためてチェック?の前にすでに気になっている部分4か所を改善。

➀ 要らないステッカーの排除(笑)。



エンジンカバーに貼り付けられているこちらのシール。
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これは必要ないのでソッコーで剥がしますwww。
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② 後進ギアが入らない


こちらは簡単な調整なのですが....
前オーナーさん、このまま使っていたのかな?
最近の4スト2馬力モデルなんかは後進こそないけれどニュートラルと前進ギアは取り付けされていますね。
このクラッチアジャスターカバーと言うところに付いてる蓋を開けるのですが袋ナット頭#8で外し。
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#10でボルトを緩めて、2本のクラッチロッドをフリー状態に。
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1本はクラッチロッドシフト、もう1本は後進シフト入れたときにチルトアップを抑制するためのクラッチロッドとなりますが、R⇔N⇔Fを何度も入り切りしながら微調整を行います。
適当な良いところでボルトを締結するだけの簡単作業です。
ちなみにボルトを緩め過ぎるとクラッチロッドのコネクターが2分割に外れて下に落ちてしまうので、そうなると大変ですのでご注意ください。
で、この蓋の裏のガスケットはボロボロなのでまた自作しないと.....
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③ アクセルがめっさ緩い。


火入れの際での出来事ですが.....
2スト特有の振動でアクセルアイドリング時に戻ります(笑)。
これもティラーハンドル裏側にありますストッパーを締めて調整するだけ。
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④ エンジンチルトが緩すぎ。


正直グラグラで危ない(笑)。
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外して運ぶ際にクランプブラケットが首降っていますwww。



上記赤丸部分#14でこちらのナットを締めあげます。
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これで多少はマシになりました。



そして次は重要な外装の塩害チェックに入ります。


キャビテーションの所に少々気になる箇所。
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そしてやはり裏側はそれなりにやられておりますな.....
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要注意です。
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浮き錆は嫌だわ.....
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カバーのヒンジも酷い。
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くどいようだけど約25年前の鉄やアルミの塊りですからね.....
海水使用としてはまだマシな方かと思います。
ちなみに淡水使用だとここまでの錆は出ないと思いますのでご参考に。



で、アノードは磨いてもこの通りスが入っております。
とりあえず当面は地金を磨き出しておいて適当な時期に要交換ですな。
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更にキャビテーション裏のアノードは....
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これ取り外し出来るのか危険な臭いがプンプンwww。


幸いクランプの裏側は奇跡的に綺麗です。
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ここも本当は錆びやすい箇所ですが、よく洗っていたのかな?


あとペラのロックネジ....
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2箇所に亀裂が見て取れます.....


この角度の方が見やすいですかね?
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これも501から移植せねば.....


で、壮大な計画としては現在手持ちでケース類を全塗装した80年代のゴールドカラーの外装である501のケース。
そのカバーを使って中身は502のフルチューンとか渋く無いですかね?
多分ケース形状は同じなので問題は急発進防止装置の取り付け部分くらいかな?
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ケースに必要なのは青丸ボルト取付穴と赤丸ワイヤー貫通穴。
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目指すは、羊の皮を被ったハイエナ仕様とでも言うてくださいwww。



真剣にケースごと代えようか検討しております(笑)。
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チェックしたらちゃんとワイヤー通す穴ありますしwww。


知らない方のために一応過去画像を。
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と言っても昨年の8月頃に組み上がりました。
ベース1万円台で購入し部品は消耗品中心に2万以上はかかっていますwww。


カバー以外は全塗装し中も全てやり直しました。
初爆確認したものの昨年の秋にJCIで聞いたところ、『急発進防止装置の無い機種は船検通りませんよ』の一言でやる気を失い現在大阪の実家倉庫で大人しく眠っておりますwww。
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このケースを部品として使ったろかぁ~!!


そして幾つかの謎の部分....


疑問 ➀ 


このワッシャ、本当にここで取り付け合ってるのか?
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しかもこのワッシャ、ステンレスっぽく見えるのは気のせいかwww?
ワッシャならまだ良いけどたまにボルトをステンレスに変える方おられるようですが、あれって下手すると固着すると最後、中でぶち折れますからね。



と言うのも2枚合わせるスイベルブラケットケースにワッシャ分の大きな隙間が....
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いや、これ絶対におかしいやろwww?
まぁこの部分、なんぼ海水に浸からんと言ってもこの隙間はアカンやつですな。
とりあえず今度暇見つけてやり直しますわ。


ちなみに日本国内において船外機のサービスマニュアルはその用途の特殊性からか?
はたまた代理店を守るためなのか?一般ユーザーには手に入りません。
そしてこのような古い船外機において再生やオーバーホールする時に正しい情報も非常に少なく難儀しますね。
で、本機のマニアは比較的手に入りやすい海外(英語版など)のサービスマニュアルを手に入れて調べているようです。
以下画はパーツリストですが、どうみてもワッシャを間に挟んでないと思うのだが.....
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拡大したモノalt
実際のところどうなのか判らんけど、気になるのは前オーナーや前々オーナーの感覚から言うと、あえてこんな場所をバラしていないと思うのだが....
それとも前々オーナーさんがメンテナンス時に出したショップが間違って取付したのか?
それともこの止め方が正しいのか?
誰か知っている方いらっしゃったら是非とも教えてくださいwww。


疑問 ②


こちらのフラッシング用のボルト穴。alt
低馬力機種に珍しいこちらのフラッシング用のボルト穴。
このアタッチメントに関する情報が全然ありません。
ちなみにネジ山はかなり特殊です。
既製品では合いません。

ちなみに余談ですがFLUSH(英語)=洗浄、LAVAGE(フランス語)=洗浄と同じ意味の単語が明記されています。
当時、世界中を市場に新規開拓していたのがよく判ります。
実際アジアやアフリカなどの発展途上国において日本製メーカー、特にヤマハとスズキは未だ映像などでも船外機をよく見かけますね。

何とかこちらを使えると本体フラッシングがホースからの直取り付け可能となりますのでかなり楽になるのですが.....


疑問 ③


ティラーハンドルのこちらの出っ張りとスリット?
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想像すると何となく伸縮ワイヤー付きのキルスイッチ取り付け箇所なのかな?と。
恐らく安全基準などが相当激変してきた時期ですから次なるモデルに備えてこのような形状を先にしていたのか?と言う推論が立ちますが.....
次のモデルである503のケースは単気筒にダウングレードして、私の現在持っているDT4 402最終モデルのケース形状になっているようです。
と言う訳で幻のキルスイッチ取り付け台座?なのだろうかwww?
そしてここに純正のキー付きのキルスイッチを取り付けてみようかな?とアホな事考え中。


一応パーツリストに掲載されている最終モデルのDT5Yティラーハンドルです。
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最後にオマケなのですが.....
何と純正のペイントスプレーが未開封のまま付属しておりました。
これには大変驚きました!
こんなの売っていた事すら知りませんでした。
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この純正色はカリフォルニアグレーだってwww。
なんじゃそりゃ!!



Mはメタリックの略でしょうか?
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ちなみに車などで使うメタリック塗料などを安易に使うと場合によってはエライことになるそうですのでご注意を。
メタリックで金属使用のモノはアノード同様の役割を果たすので一気に錆が全体に回る場合があるらしいですwww。


折角検証とタイトルに入れたので表記を全て書いてみようか....

ペイントスプレー
カリフォルニア
グレーM


特徴

スズキペイントスプレーカリフォルニアグレーMは船外機の純正カラーにマッチした補修用塗料です。

用途

船外機の塗装の補修に。

警告は長いから割愛(笑)。

成分は石油系溶剤(20%)、アクリル樹脂と書いてますな。



スズキ純正!すげぇな、おい。
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何か勿体なくて使いたくないwww。

以上、簡単なチェック報告でした。
Posted at 2021/06/14 12:08:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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