さて魚探振動子取付けシリーズもこれが最後の投稿になればいいのですが.....
※過去ブログはこちら
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魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY 前編
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魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY 後編
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魚探泡噛み対策 振動子の取り付けステーの製作DIY フィールドテスト編
6月にフィールドテストにて無事泡噛み現象を克服した新魚探振動子ステーですが、約40cm近くあります船体とのホールドする為の樹脂バーが様々な障害物の影響で少し曲がり始めてきました。
特に潮目でのゴミ類、特に流れ込んきた草木や改装などが巻き付いた状態で走行するもんですから、余計に取り付け根元部分にストレスが溜まっているようです。
最初のバージョンを製作する前は、あくまでも近所のホームセンターで揃う材料縛りで製作しましたが、弱い部分が数度の釣行で判ってきたのでこちらは改善いたします。
さて今回素材として追加購入したのはこちらのみ。
送料込みでこの価格であると同時に長さも300mmと丁度のサイズ。
カットする手間も省けますしね。
まずは完成度60%?の振動子ステー1号。
早速リベットを外すと取り付けの根っこ部分これだけ曲がっています。
次に入れ替えるアルミ平板、厚みは樹脂の刺し込みと同じ5mm幅。
これだけの厚みになると少々の力加減では曲がりませんね。
本体に残ったリベットの除去作業から。
小さいキリから徐々に揉んでいきますが元穴を広げない様ここは慎重に。
最後はピンポンチで残骸を抜き取り。
振動子と水温センサー側はネジで固定しているのでこちらも外します。

電蝕でステンレスとアルミが反応してアルミの腐食した白い粉が見て取れます。
まぁ海水使用の宿命ですな.....
振動子にもかなり汚れが付着。
ネジ山も埋まり始めていますね。
ワッシャの痕などもふちゃくしているので後ほど磨きを入れます。
で、この対策として思いついたのがアノードの取り付け。
部品取りで沢山ありますが、画像のようにスの入ったもう使わないアノードを再生利用致します。
とりあえず仮置きですが、再利用するアノードのスの入り方が酷い。
少し逸れますが、このようなアノードの付いた船外機は大概どこか内部腐食が進行している可能性大です。
少なくとも3回くらい出撃したらアノードを外して磨きを入れると良いらしいですね。
あとは油脂類や塗料などアノードに付着させると効力が薄まりますが、2スト船外機の場合アノードにオイルが結構付着しますので、いずれにしてもこまめな脱脂や磨き作業が重要となります。
船外機に取り付けてある純正アノードの交換目安は2/3程度に小さくなったら交換との事ですが、まぁ部品としてもそんなに高くありませんから船外機を長持ちさせるにはここをよく触る事と小さく摩耗したら交換するのが一番ですネ。
取り付け予定部分をマーキング。
小さいキリで小穴を開けて.....
最終5mm幅のドリルは垂直かつ真円になるよう注意を払います。
10mm頭のスチールネジで固定するのでタップを切ります。
垂直を保ちながらゆっくりと切り進めます。
ボルトが丁度良い具合に入ります。
次にアノードの再生。
出来るだけ地金を出すためスチールのヤスリでゴシゴシ内職。
特に接地面である裏側は念入りに。
角も木片に固定しながらガリガリと削っていきます。
完全に磨ききる事は出来ませんでしたが、これだけ金属面を出せば効果かなりあると思います。
取り付け。
ウン、バッチリですな!
次に各アルミ素材の磨き工程としてコンパウンドの使用。
ペーパータオルでゴシゴシと。
くすみ、くもりが取れてピカピカ。
他のパーツも磨きを入れて一旦綺麗になりましたら最終リベットの打ち込み。
ずれると不細工なので慎重に合わせながらの作業となります。

裏側はこんな感じですが思いの外ガッチリと止まっていますよ。
見える表面はこんな感じ。
あとは振動子と水温センサーの取り付けですが、横着せずネジ・ボルト、ナットなどをワイヤーブラシルーターで掃除。
ネジ山は綺麗に復活です。
パーツクリーナーに浸して汚れを除去。
ピカピカに戻ったので取付作業。
さてヤマハのグリスAですが、今回新規発注したらパッケージが新しくなっていました。
しかもグリスのカラーもカラシ色からソフトタッチのクリーム色に変更されています。
ネジ山にグリスアップ。
メンテナンスを含めたアルミバーの取り換えおよびアノード取付作業完了しました。
かなり部品としてのクオリティ上がりましたでしょうか?
私的に満足度60%→80%にアップ(笑)。
とりあえず今週実装テストかな?
Posted at 2021/07/21 09:20:03 | |
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ゴムボート快適化計画 魚探 | 日記