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2021年07月30日 イイね!

SUZUKI DT5 502S ギアケースレストアの試練 固着した2つのボルト&ネジ撤去作業

さてハイブリットカラー(寄せ集め)で船検登録と試験走行2回をクリアしたDT5 502S。
年内には統一カラーにしたいものです。
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このデザインは1980年代後半のモデルですが、個人的に非常に気に入っております。



ギアケースとティラーハンドル部分が本来の502モデルのカラーリングなんです。
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で、ギアケース部分を塗装する為の対処ですが、とりあえずこちらの組上げた側はオニュウのギアオイルも入れたばっかなのでバラしたくない。alt
※ちなみにこのギアケースのフラッシングボルトも絶賛固着中(爆)。



と言う訳で塩害の酷かった方のギアケースレストアを試みます。
ちなみにギアケース上のインペラ台座が酷いことになっていた方なので色々と苦戦が予想されますwww。
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※この台座は破断して撤去しました。



今回の作業で準備したもの.....
ドリルドライバー、ヒートガン。
+3インパクトドライバー、鉄工ドリル各サイズ、モンキレンチ。
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そして特殊工具としてアネックス(ANEX) なめたネジはずしビット3本組 M2.5~8ネジ・ステンレスネジ対応 ANH-S3。
こちらは新しく購入。
そして工具箱に転がっておりましたエキストラクター。
亡くなった親父が鉄工所時代に使用していたモノなので少なくとも50年くらい前のモノですwww。
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5本入りですが作業途中に1本やらかしました。
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しかしこの工具をまさか自分が使うとは、正直思わなんだなぁ.....



こちら小ねじ用ですがドリル加工オイルも付属しているので一番このオイルを使っているかも(笑)。
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さて第一関門のキャビテーション裏のアノード。
コイツがピクリとも動いてくれません。
すでにプラスのネジ穴潰れる寸前3秒前ですね。
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そしてもう一つはフラッシングドレンプラグ。
いわゆる冷却水通路洗浄用の穴。
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専用アダプターと水道ホースを取り付けると、フラッシングする時にいちいちバケツに入れずに済みます。
ただ5馬力で使ってる方は少ないですね。
ちなみにこちらのネジは特殊なピッチとなっているので確実に外したいところです。
※ネジもパッキンもオイルドレンプラグと全く一緒。
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導水口にはすでに内部腐食も発生しとりますな.....
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問題のアノードを拡大。
酷い腐食具合で膨張し円形のケースに密着しています。
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見るからに手ごわい相手.....


まずは逆ネジに挑戦。
アネックスのネジ取りで挑戦します。
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ドリルオイルを浸潤させてセンターに穴を開けていきます。
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プラスネジはセンターを出しやすいのでどんどんと掘り進めて行きます。
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しっかりと穴が開きました。
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逆ネジをはめ込んで回しますがピクリとも動きません。
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この後深く刺さるエキストラクターに変更するのですが.....
見事折れてセンターに硬質な芯が残り最悪の状況に(爆)。


こうなると今度はアノードの除去してボルト本体を回す作戦に変更。
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元々10mmのボルト周りに防触亜鉛を貼り合わせているので、柔らかい亜鉛を除去する作戦。



まずは小さいドリルで穴を。
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どんどん削り進めていきます。
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画像は簡単に進みますが、まぁまぁ時間が掛かっています。
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ドリルの径を徐々に大きくシ掘り進めます。
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ここまで来るとボルトが掴めます。
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ネジの頭を無事切る事が出来ました。
折れたエキストラクターの端材も見てとれます、。
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さてここからはネジを潰す作戦。
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3mm、3.5mm、4mmとドリルを徐々に大きくしていき穴を拡大。
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あと邪魔なアノードを少しずつマイナスドライバーでめくっていきます。
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アノードの亜鉛部分撤去成功!
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裏側は真っ白に粉が吹いてますねぇ。
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ガスケットも取り除きようやくケースのアルミが見えました。
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あとは残ったボルトを撤去するだけですね。
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とりあえずセンター出しを気を付けながら時間をかけて掘ります。
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ラスト0,5~1mm程度残していよいよ最終工程。
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一旦鉄粉を掃除。
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切削オイルの浸潤。
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5mm幅のドリルで慎重に。
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無事貫通!
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新しいタップを立てます。
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とりあえずネジ山は無事に出来ました。
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装着テスト用の中古アノード。
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無事にスルスルと装着。
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第一関門無事突破!!
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と、簡単に書いてますがここまでトータル4時間の作業(爆)。
やれやれ.....



で、次はフラッシング用のドレンプラグ。
恐らく一度も回さなかったんでしょうね....
こちらの方が楽勝と踏んでましたが、インパクトドライバーでもピクリとも動いてくれませんね。
叩いたりヒートガンで熱したりしてもダメ。
で、結局まずは逆ネジであるエキストラクターのリベンジ。
但し先ほどのM6ボルと違い幅に相当余裕がありますから。
センターを切り出して行きます。
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ダメ元でアネックスの小型逆ネジ。
全く歯が立ちません....
ちなみにこちらのドレンプラグは材質が真鍮なので穴あけ作業は割りとしやすい。
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ドリル幅をどんどん上げていきます。
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3番目のエキストラクターでも歯が立ちません。
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更に穴を拡大、もう後戻りは出来んなwwww。
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で、最終的には貫通成功!!
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2番目の太いエキストラクターをしっかりとハンマーで叩き込み
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モンキーレンチでジリジリと反時計回りに回します。
これ折れたら半分死亡の状態になるので微妙な加減を感じながら慎重に.....
例え1%の確率でも外すためにヒートガンも使用。
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かなりの力を入れていきますと、ようやくジリッ、ジリッと回り始めました.....



中々手強かったです。
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左が外したネジで右は綺麗に外れたオイルドレン。
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まぁどちらもこの際新品に替えますけどね。
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とりあえず特殊ピッチなので生きてるネジを何度も回して錆を落としていきます。
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掃除しづらいけど何とかしたいと思います。
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外したネジの食い込み穴ですがこれだけ逆スクリューが食い込んで何とか取れた感じです。
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こちらの作業時間がざっと2時間www。
トラウマレベルの作業です.....
とりあえず何とか生かされたギアケース、綺麗に蘇生させますよ!
Posted at 2021/07/30 18:39:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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