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2021年09月07日 イイね!

スズキDT5 中古船外機購入は出来うる限りのチェックやメンテが必要です。もう少しで断線するとこだった.... 

中々終わりの見えない船外機のオーバーホール作業。
何故燃費が悪く排ガスに騒音の古い2ストに拘るのか?と言う話なんですけど、単純に軽くて積みやすい、ここに限ります。
加速が良いってのはあくまでも2の次で私も出来れば4ストの8馬力や9.8馬力にしたいんですよ....
燃料混合の面倒な作業もありませんしね!
ただ現状単身赴任でセダン車を乗っている私にとって2ストの5~6馬力程度のモデルが積載の限界です。
それ故に情報も少ないし部品供給も年々減って行く傾向の中、わざわ中古機(てかほぼ中古しかない)を探しては部品取り&整備をしています。
そもそもすでに現行4スト船外機の新品を購入出来るくらいの投資はオーバーしました(泣)。
でもそこは授業料と思っています(笑)。
中には船外機が不調になったらすぐに処分して新品を買うような方もいらっしゃいます。
人其々の考え方だからそれはそれでアリ!
ただ全て人任せで最低限度の知識すら学ぼうとしない方は、海に出る資格はありませんけどね....
私自身はと言うと基本人任せに出来ない性分ゆえ、ある程度自己解決できる部分は学び、プロに任せた方が良い領域はプロに任せると言う考えなんです。
なので少々大袈裟ですが、出来るだけ自分に目で色々と触ってみたいと言う気が発生しておりますwww。
具体的には船外機と言う特殊な環境下で使用する内燃機関故、塩害固着と言う自動車やオートバイには見られない劣化が見られるので、特に中古品については当然簡単なチェックが必要になります。
特に冷却水をくみ上げるインペラやその周囲、ギアオイルなんかは必須です。
また出来ればエンジンヘッドの冷却水の導通路などを掃除洗浄などすればバッチリ。
あとはキャブレター清掃、アノードの研磨もしくは交換。
その他ボルト&ナットなどを一度回しておけば言う事ありません。
構造自体は割と単純なので、船外機分解するに合った工具さえあればどなたにでも出来る作業。
とは申しましても遭難すれば大変な海上での運用。
念には念を入れて当然のモノです。

今回前置きが相当長くなりましたが、やはり中古品の経年劣化は本当恐ろしいなと思った今回のブログ....
そして基本に戻り分解整備から各種パーツ点検の重要性を目の当たりにしたことを書き認めたいと思います。
これから中古機購入を考えている方は是非ご注意ください。


まず今回事の発端は、キャブレターの交換作業に始まります。
中古船外機3個1中において現在5馬力のキャブレターを2個所有。
今回はとりあえず機能しているキャブを外し、もう一つのキャブが正常作動するのかも含め交換作業を行いました。
また今回はメインジェットのオプションである各種番手にパイロットエアーなどを新品に交換するべくパーツ発注いたしましたが.....
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赤線赤枠の純正パーツは絶版となったようです。
まぁミクニ製のキャブレターなので悲観するのはまだ早いですが、真鍮製のモノなので何とかなる余地はございます。
もう一つはキャブごと交換する手もありますが、バカ高いので今回はパス(笑)。
とりあえず今回キャブの話はどうでも良いんですwww。


とりあえず交換しながら何気に覗き込んだ際に目に映ったフライホイールより垂れ下がった2本の配線。
恐らく電気を発生させるコイルから出た2本の線ですが....
ガ━(ŎдŎ)
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赤黒ツートンの配線から銅線がむき出しに....


これにはさすがに正直背筋が凍りました.....
そしていきなり背けていた面倒な作業発生。
そりゃぁこのまま稼働させる事なんて当然出来ませんから.....
まずは急発進防止装置のワイヤーを外します。
まずはシフトを前進(F)に嵌入し次に固定ナットを緩めます。
前進状態はワイヤーが伸びて緩んでますから白い樹脂パーツのスリット部分よりワイヤーを外すだけ。
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そしてリコイルスターターの取り外し。
ボルト3本外すだけです。
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次にスターターカップの取り外し。
こちらもボルト3本。
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フライホイール取り外しは?力業の時は画像取り忘れます(笑)。
なので工具のみ、Y字型のプーリーホールド。
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大き目のフライホイールプーラー。
ボルトが合わないのでステンレスボルトを別途購入し適当に使用しています。
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何度やっても嫌いな作業....
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外れた時のショック音が毎回心臓に悪いwww。
で、問題の部分をコイル側から見てみると....
この部分はアクセル開閉の度に配線が可動するのですが、まず配線剥き出しがそもそもおかしい.....
そりゃぁ何度も擦れると被覆絶縁もすり減る罠。
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拡大画像がこちらwww!
あらためてこんなアホなトラブルでまだ死にたくないです(爆)。
接続端子の被覆まで破れかけている始末です。
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ようやく取り外した配線ですがボロボロ。
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てかそもそもこの部分に接続端子なんか噛ましてあるのか?
これ一度弄っている?
深堀りしてもまずここを弄る必要があったのか?
色々と不明な点が出て来るけど....
こちらのエンジンですが、CDI不良が確認された方のエンジン。
かなりお安く購入することが出来、結構な数の部品を流用出来ましたが、その反面色々と香ばしい臭いもwww。
まぁそこは納得済みで購入しておりますから問題はありませんが.....
本当の問題は断線寸前のこちらの配線じゃわ(笑)。


黒赤ツートンはマイナスでしょうか?
わずか2本の銅線だけがかろうじて繋がっています......
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ちなみに少し触ってるうちに完全に断線(爆)。
本当ヤバかったです....


ステータと呼ばれるマグネト本体の台座部分ごと別エンジンのモノと交換しようか迷いましたが....
赤丸のプラスネジは#2のショックドライバーが必要。
手元になかったのでとりあえず今回は配線のみの移植を試みることに。
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ちなみに2本の配線を抑えていたプラスネジですが、ネジ山が少し潰れています。
て事は、やはり1度人の手が入っているようです.....
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さてこちらは現在眠りについているエンジン&フライホイールですが、まさかの出番がこんなに早く来るとは.....
どちらかと言うと悲しむべき事案。
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2度目の心臓に良くない作業を進めますwww。
センター17のナットは超固いのでステンレスパイプでテコの原理を活用。
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でパッカーンと蓋を開けると....
まず配線にしっかりとした黒い保護チューブがみてとれます。
それと3本の余分な配線もあり計5本の線を束ねた形に。
青丸は恐らくタイミングセンサーを取り付ける配線ですが、他の船外機と共用パーツ何でしょうね。
このDT5には必要ない配線です。
なので以前の所有者が何らかの形で整備を業者に出したのか?それともDIYしたのかは判りませんが、前者の配線は明らかに余分な配線を取っ払ったまでは良かったものの配線を保護する被覆の取り付けを忘れているため今回のような超危険な結果となっております。
本当海の上で断線せず命拾いした気分ですwww。
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コイルもこちらのほうが綺麗なのでコイルごと移植することに。
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まずは取り付け側のステータをパーツクリーナーで綺麗にお掃除。
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で、ここで取り外し側より問題発生。
黒い接続カプラーが穴から抜けない.....
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ここでまた寄り道....
カプラーから接続端子を一つずつ抜いて配線を一旦穴から外し、新しい場所に取り付けてまた接続カプラーを取り付けると言う非常に面倒くさい作業....
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ちなみにこちらのカプラは防水仕様となっており配線後部にパッキンシールが挿入されています。
取り外しは仕組みが分かれば簡単です。


接続カプラは無事取り外し、端子むき出しの状態。
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この状態までにすると取り外し取り付け可能になります。


無駄な配線ではありますが元の通りに取り付けます。
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黒い被覆部はかなり頑丈に配線を保護してくれています。
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同じ機種に同じ品番のフライホイールですが、側面にある穴の数と配列が違います。
これなんだろうね???よくわかりませーん。
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とりあえず元通りにして....



アクセル全閉。
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アクセル全開!
配線の位置が変わっているのがお判りでしょうか?
これを繰り返す度に配線の付け根が擦れます。
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と言う訳で部品取り用のエンジンは更にばらけました。
そしてまた深い眠りにwww。
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さて断線された配線ですが、とりあえず元通りに戻したいとは思いますが....
まず0.5sqの赤黒シングル配線ってのが市販品ググっても出てこない。
そして防水接続カプラーを交換するべきか端子のサイズを調べて端子のみ交換すべきなのか迷い中。
て事で、やはり中古の船外機。
しかも20年前ともなると中々ワンオーナー淡水試用で美品なんてざらにありません。
またそう言った良品はそれなりのお値段が付きます。
なので一度はありとあらゆるチェックせんとあきませんなぁ!と判っていたつもりなのでまぁまぁ良い感じにショックを受けておりますwww。
そしてこの断線寸前の状況から断線に海上でならず胸を撫でおろしている次第です。
て事で予備キャブに配線交換後のテストをまたやらなければならない.....
車やバイクみたいにすぐに出来ないのもイライラしますね。
当たり前ですが、特に船外機の中古はメンテナンス必須と言う事で宜しくです。
Posted at 2021/09/07 17:08:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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