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2022年01月21日 イイね!

スズキDTシリーズ プロップシャフトハウジング&ギアケースのベアリング オイルシール 抜き取り作業編

さてさて表題内容と少し違う前置きとなりますが.....
ボートの補修&改善を現在のメインに進めて参りますが、今年のもう一つ大きな課題としてスズキDT6 雅ファクトリー リミテッドエディション機の更なる快適化について.....

ステンレス製スタビライザー取り付けを検討しております。
以前こちらのブログにも書きましたが、試験走行より実走行を経て、プロペラのスリップ現象に悩まされていましたが、それについては6馬力ペラから8馬力ペラピッチ変更対応によりかなりの改善を図ることが出来ました。
そう言う訳でパワーと速度については現状申し分無いですし、これ以上高めようと言う気はございません。

それよりも残す課題としてボート純正着座位置(後方座板)でスタートより、アクセルを開けた場合のバウアップ現象をいかに抑えるか。
ようするにプレーニングへ如何に早く入るか?
パワーは十二分にありますので、如何に速くボートを水平状態にして推進力を簡単に得るのか?
これには『一つの方法としてスタビライザーの増設もアリだよ!』と雅工房・長松社長よりご意見をお聞きいたしました。
全てのパターンに当てはまるかは判りませんし、特に非力な船外機ではスタビはむしろ抵抗にもなりますので諸刃の刃だと思っておりますが、確かに色々な方のレビューなどを見ているとプレーニング態勢がかなり早くなるようです。
勿論現在使っているボートと船外機での完ぺきな重心位置でのプレーニング開始時間はおよそ3秒くらいと滅茶苦茶早いのですが、後方重心では中々そうはならないので今期はスタビライザーの増設により、そちらの改善そして検証をまたこちらでリポートしていきたいと思います。



そして長々の前置きをしたのは?そのスタビライザー増設にあたりまして.....
ノーマルのキャビテーション部分、所謂ギアケース部分は残しておきたいので、スタビライザー取り付けについては、現在余っている部品より新たに組上げていく予定です。
更に更にその予定となるギアケースやプロップシャフトハウジングについて、メイン機に不具合が出ると部品ごと交換して参りました。
言わば若干不具合のあるパーツが残っている訳なんですよ.....
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このギアケース右側、すでにスタビライザー用の穴開いてるのを仕上げていく予定です。


そして一番厄介なのがオイルシール不良による交換作業とベアリング交換。
で、プロ達はどんな工具でどんな作業をしているんだろう?と疑問に思いつつ、ベアリングプーラーなんかも国産品は高いぞ!!と躊躇しつつ放置しておりました。
が、いつもコメントなど頂いているsyuunさんより熱膨張率の差を利用して外す方法を聞きました。
用意するモノは、革手袋、ヒートガン、ドライアイス(私は氷でやりました)、ベアリングを引っ掛ける鍵のような工具。
これだけです。


ちなみにアルミでない融点の高い金属ならガスバーナーという荒療治もあるらしいwww。
勿論アルミ素材&バーナーで外されるプロも沢山いてるそうですが、止めどころが私のような素人には判らないうえ、室内作業ともなりますと、そもそもバーナーの火炎放射自体非常に危険を感じますwww。
この時期お外での作業なんてのも嫌ですから少し時間掛かってもヒートガンをチョイス。


さて初めての試みなので.....
こちらのプロップシャフトハウジング2個用意。
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右は以前オイルシール不良で交換しそのままにしていたもの。
※その時の様子はこちら
左は金属欠損にて使い物にならないもの。
どちらも外すのですが、右を最初の練習台として使ってみますwww。


角度変えると金属の欠損が判ります。
右はまだピカピカのベアリングですね。
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さてまずは練習台としての廃棄パーツよりベアリング取り外しを開始。
どの程度ヒートガンを当てるのか全然わからないのでまずは数分ベアリングとアルミケース周囲数分間かなり近づいて温めます。
まぁ温めるとと言うよりは熱すると言った方が適切ですかね?
当然火傷するレベルですので革手袋必須。
そしてベアリングに氷の欠片を乗せますwww。
これに鍵のような工具を引っ掛けてベラリングを引き抜いて行くのですが、1回目は1mm程しか出ず。
画像は2回目のチャレンジ。
それでも少しずつ出てきますね。
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これで3回目。
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恐る恐る試した4回目のチャレンジで無事1つ目の開放型6004を撤去。
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しかしこのハウジングにはベアリングが重ねて挿入されており、奥には開放型6003が鎮座しとりますwww。
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もう慣れてくると何となくコツがわかって来て2回で外すことが出来ました。
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無事テストで取り外せたハウジングとベアリング。
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しかしこちらのベアリング、もしこのハウジングが使えているものとすれば、交換するのに適切な時期と言えるほどまぁまぁベアリングが錆びていました。
特に6004(大きい方)は回転時に少し異音もしていますしね。


そして、こいつが問題のオイルシール。
こやつも2個重なっております。
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とまぁ、これはここまでにしておいて.....


いよいよシール交換対象の生きてるプロップシャフトハウジングへの作業に。
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このオイルシール不良で練乳のようなギアオイルとなっていましたがwww、ここに取付けられているオイルシールトラブルは主に釣り糸の巻き込みによりオイルシールが破れて海水の混入となるようです。
確かにボートフィッシングにおいてラインの巻き込み何て頻繁にあります。
ギアオイル交換の目安は運転100時間もしくは半年が目安ですが、オイルドレンを少し開けて色を見るのも大切なメンテナンスですね。


まずはOリングを撤去。
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まぁここは難易度0。
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しかしベアリングまだピッカピカで異音など一切なし。
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まずは作業前のベアリング挿入位置確認。
ほぼフラットに入ってますね。
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さてヒートガン1発目。
外れませんwww。
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で、少し念入りに熱して臨んだ2回目!
スッコーンと簡単に取れまして.....
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奥のベアリングも2回目で綺麗に抜き取る事が出来ました。
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もうついでとばかりに....
ギアケースまでいっとくか!?(笑)。
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以前苦労してプーラー改造して抜いた場所。
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はい!簡単に抜けました(笑)。
たいそうな工具要らんやんwww。
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まぁ、このやり方について.....
真似をなさるのは勝手ですが、何か起きても当方では一切の責任を負えませんのでそこんとこだけは宜しくお願い申し上げます。


で、残りましたオイルシールの撤去。
まぁハウジング本体に傷をつけることなく外すことが出来れば何でも良いんです。
私は重力を利用すべくこちらの方向より引っ掛ける器具を入れて押して外します。
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このような複雑な形をした工具ですが、比較的安価で色々使えますよ。
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最後の1つは貫通式のマイナスで押しました。
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無事オイルシールも取り外し完了。
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シール圧入部分の壁はゴテゴテになっています。
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やはり浸入した海水の影響でしょうかね?
うっすらとアルミの腐食痕(白い部分)もあります。
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この壁が腐食によりガタガタになると当然気密性が弱くなるので、その際はハウジング自体の交換が必要になる時でしょうね。


ニードルでほじくるとアルミの錆と言うか塩のような粉が出てきます。
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一応2,000番のペーパーで軽く滑らかにしておきました。


オイルシールの外側もこのようにアルミ錆が見て取れます。
完全にシール機能が破綻しています。
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さて無事取り外しは完了しましたが、今度はオイルシールとベアリングの挿入が待っております。
まぁギアケース側はベアリングのみですので、同じパータンの方法を使えばストレスなく挿入出来る事は判っています。
しかしプロップシャフトハウジングについてはデリケートなオイルシールを先に挿入する関係上、がちがちにケースを熱する事も出来ませんので方法を考えていきたいと思います。
まだ作業しておりませんのでそちらについてはまた続編と言う事でお許しください。
ではでは。
Posted at 2022/01/21 10:32:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記

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