さて先日グレならぬ、船外機を釣ってしまった私www
。
まぁ埃と猫の毛だらけなので毎晩倉庫で少しずつバラシを行っています。
完動なんて勿論望んでおりませんし、どのみち一度バラシてしまうと各部ガスケットやゴム類など交換しないといけない場所も沢山ございます。
ましてや8馬力自体登録出来ませんし(笑)。
※ジョイクラフトJCM305は最大搭載6馬力。
まずは一番生きていて欲しいキャブの分解洗浄。
この黒いプラスチック製のパーツは一応サイレンサーカバーだそうです。
でも正直これを付けていて違いが判りませんwww。
しかしこのしょぼいパーツもDT8の証(笑)!
こちらの燃料フィルターもDT5と比較して大型化されており、また縦に置くことにより水分の混入を防いでくれます。
まぁ中の燃料も樹脂も腐ってるので使い物になりそうに無いですが....
とりあえず燃料ホース周りは何とも言えない古い燃料臭が立ちこめるためすべて撤去し、新たなホースを仮付け。
一応燃料ポンプもバラシてダイヤフラムをパーツクリーナーでサッと優しく洗浄。
サイレンサー外しました。
リードバルブ手前にこんなザルが付いてます。
ここでこれに引っ掛かるような大きなゴミてwww。
まぁごつい目のエアクリーナーって事にしておこうwww。
いずれにしても高年式では見かけないパーツと言う事なので必要ないんかな?
さて8馬力キャブ開封の儀!
ちなみにガスケット、折れたまま取り付けられております(爆)。
メンテナンス適当過ぎやろwww。
ドレンを抜く。
思っていたよりはマシかな(笑)?
しかしやはりこうなりますね。
長期保存について燃料抜いたままも金属錆びるのでダメらしいですが、2スト燃料のガム状の固形物は本当厄介です。
メインジェットの回す部分、歪んでいますね。
金属部はYAMAHAの強力キャブクリーナーで漬け置き洗浄。
樹脂やゴムへのクリーナーは厳禁。
あくまでも金属部のみです。
何度も何度もしぶとく行いますとかなり劣化してオイルのヘドロが取れて行きますね。
フロートも見事な汚れっぷりwww。
これはキャブクリーナーとパーツクリーナーを薄く付けた綿棒などででとにかく少しずつ磨き倒します。
燃料の抜き取り口も奥にヘドロが.....
クリーナーと爪楊枝で汚れ浮きが出なくなるまで洗浄。
表側もこびりついた頑固な汚れ多数。
まぁ機能的影響はございませんが、折角のレストアなので見栄えも拘りましょうw。
メインジェット、パイロットエアー、パイロットジェットなどは比較的良好に見えます。
こちらも強力キャブクリーナーに2回漬け置きです。
メインジェットは真鍮が錆びている感じ。
まぁ穴がちゃんとした精度なら問題あるまい。
50番の刻印。
さて慎重に元の通り組上げます。
今回はあくまでもテストなのでシール類はそのまま。
次回スズキ純正パーツを依頼するときに、またまとめて買っておかないと.....
こちらもとりあえずこのまま使います(笑)。
折れた部分をなおして!
で、結論から申し上げるとキャブレター問題なく復活!
エンジンもふけ上がり良好でシリンダーにピストンも生きているようです。
また電気系も大丈夫そう!
とりあえずのチェックに付きインペラ外してエンジンを回しています。
まぁ暖気前の状態なのでまずオーバーヒートはありませんが、良い子は真似しないでください。
※インペラ付けたままでの水なしアイドリングは樹脂製の羽根が千切れますので絶対にしない事を助言申し上げます。
船外機の様子はこちら動画。
さて動くことが判りましたのでエンジンを一旦降ろします。
まずは古いタイプのリコイルスターター撤去。
この際に船外機アンダーケース下側のM8ボルト4本とM8ナット2本を外さないといけないのですが.....
左側真ん中のM8が塩害で破断!!
これが恐いんですよ。
そしてもう一か所の危険個所(笑)。
アース配線取り付け部分。
こちらはM6ボルトで赤丸はエグゾーストカバー、緑丸はケースに取付けられておりますが、危険度から言いますと赤丸NG。
ここ結構折れるパターン多いです。
緑丸も相当やばかったですが無事取り外し成功。
あとはスロットルワイヤー2本外すとエンジン外れます。
とりおあえずヘッドとエグゾーストは開けるの怖いので塩漬けしておきますwww。
さて先ほどの続き。
DTエンジンのキャブレターから見て右側のエグゾーストカバーM6ボルトやヘッドボルトなどは特に折れる可能性がございます。
理由は水路が近くに通っており、そこに錆が生じるとボルト穴にまで影響を受けやすいからです。
今回一応エンジンは掛かりましたが、船外機においてただ動く!では無く、次にメンテナンスが出来る状態!と言うのが必須となりますので、パーツの外せない船外機を使うのは危険だと言う事です。
まぁとりあえず部品取りなので当面は必要ないのであくまでも遊びとしてレストアしていこうと思います。
ではでは。
Posted at 2022/02/20 15:50:43 | |
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