一番悩ましいところですが、正直今使う船外機でもあるまいのでカネ掛けたくねぇし自分で補修する能力もねぇしなぁ.....
センター部分はええ感じに腐食。
こんな感じでプロペラの先が欠けています。
もう一枚は擦って削られたような感じですね。
唯一羽先の残っているペラも周囲がガタガタです。
裏側にピッチが記載。
古いモデルはインチ表示ですね。
ダイヤ7-1/7(200mm) ピッチ7-1/2(190mm)
プロペラについてはあまり詳しく無くてお勉強中ですが、ダイヤが羽根の回転する外径だったと思う。
ピッチは1回転で進む距離?
確かな情報ではございませんが、DT8搭載ペラはピッチ180と190があるとかないとか....
ちなみにDT5や6のチューニング機に『ピッチ180は良いポテンシャル出せないよ!』と雅工房の長松社長様より事前に情報を頂いておりました。
こちらは190だったのでちと安心。
こちらは型番とでも言いましょうか?
F710と言う形式です。
ちなみに後期モデルの丸い羽根(ダイヤとピッチは同じモノ)はこの型番がF711と下1桁に1が付きます。
さて既存状態のプロペラはこの辺りで置いといて......
プロペラの処遇何て全く考えて無かったある日、たまたま燃料ホースのクリップやガスケットシートの買い出しに立ち寄りましたアストロプロダクトの溶接コーナーの棚に置いてあったDVDモニター付きプレイヤー。
よく販促のための商品デモンストレーションを延々と流しているやつなんですが.....
何とそこで薄いアルミを補修する溶接棒の動画が流されていたので思わず見入ってしまいました。
そして何と船外機のプロペラ補修もおこなっているじゃぁありませんかwww。
1本千円ちょいと溶接棒としては少しお高めではありますが、これで補修できるならと心が揺らぎますwww。
ちなみにYouTubeでその一部がありましたのでこちらに貼り付けさせて頂きました。
簡易アルミ溶接動画その1。
簡易アルミ溶接動画その2。
こちらアストロプロダクツでパッケージされて販売されておりますが、販売元は大阪にある旭エンジニアリングさんと言うところらしいです。
※関連URLに貼り付けておきます。
海外製のケミカル商品など色々と卸業販売されているようで、これも元々は海外の商品なのかな?
商品名がアルミ用ロッドAL450(商品CD:1053)
以下商品説明。
設備要らずの簡単溶接!!
はんだ付けの約5倍の強度
サイズ×容量:Φ3×450mm
荷姿:5本
作業温度(℃):379~391
抗張力(PSI):39,000
圧縮強度(PSI):60,000
せん断強度(PSI):34,000
導電率(%IACS):24.9
※こちらの商品は通常使用の場合アルミ用フラックスAFは必要ございません。
但し接合作業で濡れ(浸透)が必要な場合はアルミ用フラックスAFを使用ください。
融点約380℃ 5mm以内はガスバーナー、5mmを超える場合にはアセチレンなど強い熱源をお勧めします。
ちなみに製品サイトやネット通販は5本入り6600円ですが、アストロの店頭に行けば1本千円ちょいで購入できます。
※買ったんだからwww
作業決行日は帰省時に決定。
何故ならトーチバーナーを使う関係上屋外作業となり高松では困難ゆえ実家のガレージで実行することにしました。
そして大阪帰省した当日にまず準備したモノ.....
耐火煉瓦2個(笑)。
綺麗に盛り付けるのは耐火煉瓦などを敷くと良いと販売元の旭エンジニアリングさんに書いてましたのでBBQ煉瓦をコーナンで2個購入。
1個200数十円ってところです。
まずは母材(プロペラ側)の金属を盛り付ける周囲は磨き処理が必要となります。
ここをしっかりと処理していないと溶けだした金属はひっつかないようです。
準備は整いました。
羽根の先端を耐火煉瓦上出来るだけ平らに載せるよう角度を決めます。
適当に転がってるパーツで位置を決めてwww。
対処部分拡大!
研磨は持ち帰る前に事前に作業を進めていました。
トーチバーナーで母材を熱して380度くらいになると棒が解け始めてこのようにひっつきます。
習うより慣れろwww。
まぁダメだったらまたやり直したら良いだけなので今回は適当なところで切り上げました。
そのまま仕上げもしたかったんだけどグラインダーが四国に置きっぱなしだったので、一度持ち帰りましてそこから慣らし研磨作業に入ります。
削りすぎだけ注意しながら厚みを整えて行きます。
まぁ素人なんだから適当でええんすよ適当で。
そもそも欠けていない部分も使用による凸凹などもありますのでそう言ったところも修正。
その後目の粗いのから細かいのまでサンドペーパーで慣らし終え.....
防触亜鉛メッキ塗装。
裏面も行います。
メッキ塗装が完全に乾いた後はダイソーの110円スプレー缶ホワイトで塗装(笑)。
メッキ塗装乾いた表側。
近くで見るとまぁまぁ雑いですが、そもそも船外機のプロペラってそんなに綺麗じゃありませんwww。
よってここまで1,200円程度で修復出来れば御の字じゃないでしょうか?
まぁ世の中には便利な素材あるんですねぇ。
これで生き返ったら儲けもんですなぁwww。
ご参考になったかは判りませんが、ペラもその性能を発揮してナンボのもの。
そのうちこちらのペラでフィールドテストも実行し、強度面や性能面で問題ないかはまた検証させて頂きます。
ではでは。