気付けば船外機SUZUKIに関連するブログが本日の投稿で50回となりました。
自身への備忘録でもありますので、過去を掘り返す際に非常に煩雑となって参りましたので更に細分化して見やすいように整理していきたいと思います。
さて本日はようやくと言うか2022年やりたい事リストに入っておりましたスタビライザーの取付けです。
昨年の秋よりメイン船外機としてその座につきました雅工房のDT6 LIMITED EDITIONですが、まずはパワーがあり過ぎてペラのスリップ感が半端なかったのと、ボート内の重量配分などによるプレーニング開始速度の遅れが課題となっておりました。
これは船外機の問題と言うよりも使用目的によるオーナーサイドのベストセッティングの追求?とでも言いましょうか.....
稼働テストを繰り返せば良く判るのですがとにかくゴムボートでの船外機選びは非常にデリケートです。
これは船内に積み込む道具の量や1人乗船もしくは2人乗船でも相当変わってきます。
そう言った事もありまして最高速の追求よりもプレーニング開始時間に強いこだわりを求め、雅工房・長松社長にご相談させて頂いたところ....
一つはペラの交換、そしてもう一つはスタビライザーの増設。
これである程度の解決が出来るのでは!?とのご意見を頂きました。
すぐさま現在使用しているF710型式の190ピッチ(8馬力用)に交換。
最初についていたのはF611型式170ピッチ(6馬力用)。
2人乗船での170ピッチは8馬力仕様で重量のある場合に該当しますので、言わばローギアーで力強く走るって感じでしょうか?
まぁ雅工房のチューニング機なので190ピッチの2名乗船でも問題はありませんが、船内の重量バランスでの問題がどちらかと言うと大きな問題となってきました。
と言うわけで2022年度スタビライザー取り付け計画を企んでおりましたが、そこに強力な助っ人現るwww。
いつも船外機関係で沢山のコメントを頂いております
syuunn1さん。
と言う事で今回はトラックバックブログですwww。
で、LINEで寸法やら色々打合せを済ませ....
お手数でしたが思い通りのお品を製作していただき、つい先日無事着弾いたしました。
掘削オイルも付けてくれています。
流石プロ!
まずは転がっているギアケースにあてがってみる....
うんバッチリやね!
のぞき込むとこんな塩梅。
で問題は雅機本体にサッと穴開けて取り付け?と言う訳ではございません。
DTシリーズのギアケース2つ余っとるので足をレストアして1組新たに製作します。
まずはペラハウジングからレストアですが、コイツァオイルシールが破れて海水が混入してきた不良モノ。
ベアリングなども傷んでいたので全て交換です。
6004の開放型はギアケースと共用なのいで在庫多めにストック。

オイルシールはこの型番2枚重ねます。
やさしく圧入。
次に開放型6003番圧入。
最後に開放型6004番圧入。
亜鉛メッキ塗装。
最後にカラー塗装。
ギアケースはかなり以前に錆び落としと亜鉛メッキ塗装を施していました。
こちらもまずはベアリング交換。
回転させるとシャラシャラと音が鳴っているので仕方ない.....
こちらも圧入完了。
段ボールの塗装ブース(笑)。
並行してインペラ周り修復。
これは台座上のプレートです。
キャブクリーナーに浸透させてこびりついたガスケットの除去。
ストックが3枚ありますが残りの1枚は塩の塊で膨張し歪んでしまっています。
こちらは使えそうな2枚を研磨。
あらたなガスケットを敷いてインペラの取付けなど進めます。
あとはギアを組んでハウジングで蓋をすれば.....
いよいよスタビライザーの取付け作業。
ステンレス鋼1.5mm厚と非常にしっかりとしています。
何せこれだけで結構重いですwww。
マジックで大体の穴あけ位置を取り決めます。
ポンチでドリル穴を決定。
細軸の2mmから掘削オイルを刃先に付けて低速回転で慎重に掘削。
4か所進めます。
ちなみにズレないようにクランプで挟み込んでいます。
3mm→5mmと3段階に掘り進め.....
アルミ粉は本体から出たモノです。
最後はタップでネジ山切り出し。
M6ボルト止め。
こちらはステンレスと緩衝していますので、船外機部品の亜鉛メッキボルトを再利用です。
このサイスですが、ナットとスプリングワッシャはインペラカバーのモノです。
これで一連のギアケース周り完成。
この後今まで取り付けられていたギアケースを外してこちらに交換。特に組付けは嫌いな作業ですwww。
外した足は一旦お休みしてもらいますね。
その間に勿論レストアいたします。
最後にギアオイルを規定量入れて作業終了。
組み上がり画像その1。
その2。
全体像その1。
全体像その2。
これで現行使用機の一連の作業は終了。ただ貰った8馬力のレストアは進行中でして、ゴチャゴチャして倉庫大変な事になっておりますwww。
そして明日体力気力が上がれば試験走行に行く予定です。
が、今から準備がかなり憂鬱です(爆)。
結果はいかに!?(私にもわからん)
ではでは、続編をお楽しみに。
この記事は、<a href='https://minkara.carview.co.jp/userid/3321953/blog/45917391/' target='_blank'>imoちゃん用DT6スタビライザー</a>について書いています。
Posted at 2022/03/12 17:48:35 | |
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船外機 SUZUKI DT雅工房製作 | 日記