譲って頂いたDT8ですが、バラシシリーズも大体完了し壊れた個所や壊れたパーツ、そして傷んだボディをある程度まで修復すべくいよいよレストアに突入です。
何せ海の近くで長期間にわたり適当に保管されていたブツですから本体の傷み具合は半端ありません。
おさらいしてみましょう。
ドライブシャフトハウジングのカバー部分。
特にグリスニップルの辺り海水の雫が残りやすいのか?酷い腐食です。

こちらはロワーケース内。
こちらも汚れや内部腐食が至るところに。
とにかく電触による腐食があちこち酷い。
クランプブラケットも痛みやすい場所ですね。
使用後はきっちりと洗浄しておきたいパーツです。
こちらはロアケースの外側。
こちらは錆びは勿論、埃も凄い(笑)。
あらためて絶版パーツのリバースロック。
貴重なパーツだけに出来るだけダメージを与えず分離して処置をしたいパーツですね。
とにかくどの部分もこのように内部腐食があります。
一番最初の画像にあったグリスニップル部分。
まずは傷んだ塗装皮膜や錆びをこそげおとします。
パリパリ取れる部分は全て。
並行して油脂汚れなどを丁寧に取り除いて行きます。
ある程度掃除したら一度別の場所へ。
ちなみにDT初期モデルより長年変わらなかったブルーメタリック塗装ですが、当時の技術では保護コーティングなどされておらず、パーツクリーナーでの脱脂で塗装が剥がれて行きますwww 。
下地の脱脂作業。
ロアケースの使われていないボルト穴には泥みたいなの詰まっとるしwww 。
こちらはティラーハンドルカバー。
表も裏もコテコテです。
クランプのプレート取付け部分も酷い錆びです....
ティラーハンドルエンドは完全に内部腐食。
グランプブラケットスクリュ穴部分も一部欠損が...
とにかく錆びの元になりそうな箇所は処理します。
ティラーハンドルは完全分解。
ちなみにアクセルの固さ調節するための樹脂パーツは破断してました。
新品パーツ絶賛発注中。
全て錆びた部分を削り落として行きます。
分解、洗浄を何度か繰り返します。
次は海水の電触より保護するための亜鉛メッキ塗装。
とりあえず地金の露出部分のみ対処していきます。
簡単なハケ塗り。
こちらはインペラ台座。
ドライブシャフトやギアシフトなどを繋ぐ高額かつ重要パーツ。
ベアリングやオイルシールなども挿入されています。
こちらも亜鉛メッキ塗装とクリアを噴き付けます。
さて各パーツはこちらの塗料を。
アサヒペン、高耐久ラッカースプレー。
アマゾンで46%OFFだったので3本購入。
カラーがウルトラマリンと言うソリッドブルー。
純正はメタリック系ですが、あまりそこは気にしません。
あくまでもレストアですから(笑)。
プロップシャフトハウジングから噴いてみます。
1本でパーツ一巡塗れました。
裏の隅々までとりあえず噴き付けます。
細かなパーツまでも忘れずに。
大物パーツは急ぐと塗料が垂れるので時間をかけてじっくりと。
ちなみに下地の亜鉛メッキ塗装がはけ塗りなので段差があります。
それを均すために#1000の耐水ペーパーで磨いては噴き付け、磨いては噴き付けをしています。
まあ元々の鋳型自体が結構雑いですから、ある程度のところで妥協です(笑)。
そして足りない消耗パーツを今週頭に発注いたしました。
発注の全てがDT8 のためではありませんが、積もり積もったパーツ代金やはり結構掛かります...
ドーリーの再購入も検討しているので痛いなぁ...
来月はいよいよ断食生活かもしれませんwww 。
と言う訳で組める場所からボチボチ組んで参ります。
ではでは。
Posted at 2022/03/27 10:40:46 | |
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船外機 SUZUKI | 日記