さて適当塗装を終えたDT8の部品たちですが、発注した消耗パーツについてはスズキマリンのあちこちのパーツ保管倉庫にある関係上、中々短期間には揃わないようです。
と言う訳で特に要交換となるガスケットなどが必要な箇所については組付けが出来ない状況となります。
ですので出来る箇所からザックリと組付けを開始します。
まずは胴体部分より!
クランプブラケットから、一番最初に必要なのが船外機の命ともいえる銘板の取付け。
ん?と気付かれた貴方は凄い?(笑)。
ハイ!本機はDT5として馬力ダウンを行います。
シリンダー内の加工が若干違うモノの5馬力キャブに5馬力ペラ、後はスロットルワイヤーなどで開放調整など実施する予定です。
リベット打ち込み。
プレートの取付けは完了しました。
これでようやく壊れていたクランプも蘇ります。

塗膜のバリ落としとしてタップを切り直し。
スタンドに引っ掛けておく(笑)。
クランプボルトを挿入しあとはプレートを付ければ完成。
さてこちらはスイベルブラケットのブッシュ類。
古いグリスで真っ黒に汚れています.....
パーツクリーナーのお風呂にどぶ漬け。
汚れの落ち方半端ねぇ.....
こちらも無くてはならない重要な樹脂パーツですが、供給はまだ大丈夫のようです。
まぁ使えるモノは使いますが。
それと樹脂ブッシュの上のスチール製のカバー。
ステアリングアッパーブッシュと言う金属パーツですが、こちらは絶版パーツですので壊さない様取り扱い注意ですぞ!
それとブッシングと呼ばれるデカぃゴム製ブッシュはグリスの通路があり、ここで船外機の回転を滑らかにします。
ここも腐ったグリスがベトベトしているので全て撤去。
本来グリスニップルより圧入し全ての通路にグリスを供給するのです。
お掃除完了。
こちらはスイベルのカバー。
そして本当はグリスガンでグリスを圧入する予定が.....
グリスのチューブが割れてましたwww。
仕方ないのでヘラで通路や穴にグリスを塗ります。
イメージで言うとケーキのスポンジに生クリームを塗る感じですわ(笑)。
上下ともグリス湿布完了。
カバーを合わせて4本のボルトで締め上げる。
クランプに載せて胴体部分完成。
次にロアーケースを乗せて急発進防止装置用のワイヤーなどを取付け。
ついでにティラーハンドルも組んでおきますが写真撮り忘れ。
今回は前期タイプと後期タイプの2品とも作っておきます。
今後の為に.....
ようやく船外機らしく見えますなぁ.....
そして今回最後の作業。
こちらは塗装を終えたプロップシャフトハウジング。
マスキングテープを撤去。
オイルシール2個とベアリング6003、6004全て新品を圧入。
ギアケース下部、ジンクアノードとアンダーカバー取付け。
スタッドボルトの取付け。
ここまで分解できると気持ちヨス(笑)!
純正ガスケット。
ドライブシャフトカバーハウジング、いわゆるインペラ台座の取付け。

これもレストアのたまもの。
ケチるところはケチり使うところは使うwww。
パーツ揃えば胴体とドッキング。
プロップシャフトも無事取付完了。
胴体へのドッキングとギアオイル注入はお預けです。
現状ここまでの作業となりました。
次回はエンジン本体へといよいよ突入です。
ではでは!
Posted at 2022/03/28 18:33:42 | |
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船外機 SUZUKI | 日記