さて前回ロアケースも無事組み上がりましたのでエンジン本体!と行きたいところですが、肝心のメタルガスケットが届いておりません。
て事でその前段階としての出来る範囲のみ掲載。
さて過去ブログと重複しますがシリンダヘッド周りと排気ポート。
こちらが外したてほやほやの状態。
古い割には通路の塩噛みはマシなほうかと.....
2ストゆえにピストンが真っ黒なのは仕方ない。
問題はこちらの排気ポート側のカバー。
先のブログにも記載しましたが右手前2本がぶち折れていますね。
ここがDTシリーズ最大の難関とも言えるべき場所です。
海水の冷却水が常に通るゆえ、電触でボルト設置部分がやられてしまいます。
この部分はシリンダーとピストンも近いのでバーナーで炙るのも嫌なので本当外すのが難しい.....
こんな感じで右側M6はきっちりと折れております。
シリンダ本体側の冷却水通路をゴリゴリとお掃除。
先程の残折れボルトの処置は以前にも書きましたね。
今回は上手い事行きましたが失敗するとヘリサート加工をプロに頼まないといけないので余計な出費がかかりますよ。
こちらはシリンダ下部のM8ボルト1本破断。
ここも何とか生き返った.....
で、ガスケットの除去と冷却水通路のお掃除を終えたヘッドカバー。
シリンダ&ピストン側もある程度の掃除を終えました。
排気ポート、今回は一切触りませんが掃除はバッチリです。
貴重なプレートとカバーもガッツリと洗浄。
使えるパーツは全て再利用。
どうしても冷却水の通るところは錆びやすいんですよね。
かなり錆びてボコボコです。
さて鋳型のバリの酷いヘッド部分。
このブツブツはいただけませんね。
とりあえずブツブツはそぎ落としてサンドペーパー#600、#1000と慣らしを行います。
右は慣らしたモノ、左は処置前。
両方ある程度面取りを行いますが、極端に影響出るのはまずいのでほんの少しで止めておきます。
ガタガタした部分を完全に取り除くには0.5mm程度は削り込むので確実に数値が変わるためあくまでも軽い面取り程度に。
最後は仕上げに冷却水通路に常温亜鉛メッキ塗料を塗りました。
耐寒性-60度、耐熱性170度(連続24時間)。
エンジンがオーバーヒートしたら終わりですが、通常ならギリ持つ耐熱性でしょうか?
判らんけど金属むき出しより幾分マシかもしれないので塗っておきます。

まだ乾いていませんが海水に晒される場所なので少しでも錆の進行を抑えたいと思います。
※塗料はローバル常温亜鉛メッキ塗料。
排気カバーも塗装!
さて最後にフライホイール。
当初外す予定は無かったのですが重いのと錆が所々にあるので撤去します。

何度やってもめんどくさい手作業(笑)。
さて外したフライホイールのカバーですが結構細かく錆があります。
まぁしれていますが少々気になりますね。
何らかの理由で海水が付着したんでしょう。
所々にあります。
で、今回はこちらの塗料。
サビの上からそのまま塗れる!と書いていますwww。
まさにピッタリやんか。
この塗料を何で購入したのか覚えていないんだけどうまい具合にグレーでした。
まずは裏側より。
錆の上からと書いてますが、勿論ルーターとワイヤーカップブラシで錆び落としはしてますからね。
そして表面も仕上げて行きます。
男のハケ塗り(笑)。
しっかりと乾かしたら.....
ドヤ!このリフレッシュ感!!
こう言った部分も綺麗になるとサッパリするなぁ。
とりあえずフライホイールは組付けまでしました。
これでエンジン側の準備は整いました。
あとは各種ガスケットやオイルシールにグロメット類。
Oリングやボルトなども少々。
部品は恐らく早くて来週くらいになるかな?
なんせ送料が一度に掛かりますからまとめて送ってもらった方が良い。
と言う訳でDT8のブログアップ出来うるネタは使い切りましたwww。
今週は帰省するので釣りも船外機弄りも中休みです。
それよりもいよいよ異動があるかも.....
そうなってくると赴任場所にもよりますが計画を一から見直しかも.....
ビクビクしながら今週末会議に臨みます(笑)。
まぁ一度きりの人生だから自分の思い通りにはなかなか行かんですわな。
どうなるのかは?神のみぞ知るwww。
ではでは!
Posted at 2022/03/30 18:51:57 | |
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船外機 SUZUKI | 日記